◆藤崎詩織名台詞集◆   「ときめきメモリアル」のスーパーアイドル、 藤崎詩織ちゃんの名台詞を独断で集めてみました

「おはよう」

スーパーファミコン版の時、データを起動させると、一番親密度の高い女の子が声で挨拶をしてくれた。 詩織の挨拶が聞けただけでも嬉しかったものだが、金月さんの少し鼻に掛かったはにかみボイスが更にたまらなかった。 CDドラマでも何度か聞けたセリフだが、必ずこれに被って詩織のテーマが流れる。心ときめく一瞬である。  

「もう、公人くん知らない、プン!」

  CDドラマではお馴染みのセリフ。詩織とちょっといい雰囲気になると、必ずといっていい程他の女の子からの 邪魔が入り、その度に詩織がこう言い残して去っていく。まだ「彼女」でもないのに、ヤキモチだけはきちんと妬くのだ。 打てば響く様に「し、詩織ぃぃ〜!!」と、公人役の小野坂昌也氏の情けないボイスが飛ぶ。  

「みなさん初めまして。名前は、藤崎詩織です」

言うまでもなく、「ときメモ」オープニングの記念すべき詩織第一声。入学式初日、クラスでの自己紹介。 「藤崎詩織です」の「です」の発音がとても初々しくて可愛らしいのだ。 ちなみに、金月さんの声優第一声でもある。  

「いや!公人くん、死んじゃいや!」

ステレオドラマ「もっと!ときめきメモリアル」第4話にて、修学旅行先の北海道でクマに襲われそうになった詩織を 公人が庇い、「詩織は命に換えても俺が守る!」と乱闘になった際に詩織が叫んだ言葉。 この後、クマは伊集院私設部隊マタギ班によって麻酔銃で捕獲される。  

「おかしい?」

これもステレオドラマ「もっと!ときめきメモリアル」より。「はい、プレゼント。メリークリスマス」と 詩織から差し出されたプレゼントが、偶然自分が詩織に渡そうとしているプレゼントとお揃いの腕時計だったのを 見て、思わず笑い出してしまった公人に、いかにも不思議そうな声でこう呼びかける。 プレゼントをあげた相手がいきなり笑い出したら普通「失敬な!」とか思いそうなものだが、まるっきりそうでない 辺りが詩織の人柄の良さを現していると言えよう。この後、ひとしきり笑った公人から「はい」とプレゼントを 渡され「あ…同じ!ペアウォッチだったんだ」と続くのである。  

「公人くん…うん!」

月刊ときめきメモリアル13号のドラマにて、クリスマスも近いのに受験勉強が大変だとぼやく公人に向かって館林見晴が言った、 「大事な人と一緒に頑張れるなんて幸せじゃない!」に対する公人の「そうだな…!詩織、俺もっと頑張るよ」への答え。 告白もまだなんだし、こんな時少しは「やあだ」とか「もう…」とか言いそうなものだが、「うん!」と素直に (しかも嬉しそうに)答えちゃう詩織はまことに可愛い。   

「あ、風…春の風だね。でも…まだ、寒い…」

テレオドラマ「もっと!ときめきメモリアル」最終話「卒業」にて、卒業式を間近に公人と心の行き違いが続き、 それでも何時も通りに振る舞い続ける詩織だったが、優美ちゃんの計らいで公人と二人きりになった伝説の木の下、 ふと垣間見せた寂しげな瞳。この言葉で公人は詩織の「何時も通り」が嘘だという事に気付く。  

「公人くん…そうだよ」

同じく最終話、卒業式を前日に控え、公人が書いた手紙を読む詩織が、公人の言葉に相槌を打つ。 公人に告白したら、公人はそれで満足して消えてしまうのではないかと詩織は不安になっていた。 先の事を考えると怖いから、ずっとこのままでいたいと願う余り、詩織は殊更いつも通りに振る舞おうとしていたのだ。 「そうだよ」の「よ」の発音がが潤んでて可愛い。  

「そうしたら…時が止められるんじゃないかって思ったの…」

ほとんど涙声のまま、皆の前で心の中を吐露する詩織。 非の打ち所のないスーパーアイドル。その心の中は、恋するハートを持つ不安な少女に他ならなかった。 これに対する紐緒さんの「そんな事出来るわけないじゃない」は至極シビアだが、彼女なりの気の使い方か。 そして…  

「公人くん…あのね…」

そして伝説の木の下で…。     戻る