12V・96V配線テスト(1999/03/06)

 前回作業でボンネット内12Vは終了。今日はキー周り配線をして96V系の配線をします。
モーターとコントローラー/コントローラーから客室を通って後部座席へ線を延ばします。
最終チェック後いよいよ96Vバッテリーをつないでテストを行います。まだバッテリーは車外においたまま、テスト配線します。
ばちばちっ!!
突然大きな音と共に火花が散りました。96V配線中に誤ってショートさせてしまったのでした。
幸い、事なきを得ましたが、一同再度気を引き締めなおしです。
 いよいよブレーカーを入れます。 配線に間違いは無いはず・・・と入っても素人集団。
緊張の一瞬です。
パチン!(ブレーカーを入れる音)
96V電圧計の針が動きました。続いてイグニッション回り12V配線のテストです。
こちらはすでに確かめてあるので問題はないはず。
スイッチをひねり、アクセルをゆっくり踏んでみます。
ウィ〜ン!
モーターの回転音、『やった!!!』
安堵と歓喜の瞬間。今までの色々なことが吹っ飛んでいきました。
しかし、安心するのはまだ早かった。
 
その後、ボンネット内の不要と思いつつも、切断出来ず残してあった線を一つずつ処理していったのですが、処理後、再度テストすると、動かない。目を、耳を疑いました。
なぜだ?!って、切った線の中に何か問題があったのでしょう。一本ずつ確認していきます。
その結果、バッテリーからセルモーターにつながっていた太いケーブルに行き当たりました。これしかない。切り取った方のビニールテープをはがしてみると・・・なんと、先端がショートしています。つまり、切った線は二本別々になっていたのではなく、先端でつながっていたのでした。残っている線をつないで確認すると何事もなく動くではありませんか。
安心すると同時に『何であんな配線になっているんだ』と文句を言い出すコンバート隊でした。