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Mac'n roll stories その3

対決! MAC  VS. 95  96/May 記述



 「対決」なんて大袈裟な題を付けてしまった、マックンロールストーリーズ 第三回ですが、
マックを使って四か月、95なんて見たこともない(本当は見た事くらいは有ります)私が、
偉そうな事を言える筈もなく、じゃあ、何を書くかと言うと、
第一回では割愛してしまった、マック購入までの紆余曲折をお話ししてみたいと思います。

 昨年(94年)何度かこんな事を聞かれ、返答に困ったことが有ります。それは、
「コンピューター使ってる?」

 この質問にどう答えたら良いのでしょう。そもそも質問の真意は何だったのでしょうか。
よく考えてみると三段階に分けられると思います。

1 限られた目的の為(給与計算とか)だけに、ソフト会社がセットアップしたものを使う(企業など)
2 一般的なアプリケーションを使う
3 DOSを操り、インストールから何から自分でやってしまう
 (この当時まだDOSも多かった)

 お読みのあなたはどう考えますか。答えは、どれでもいいと思います。
つまり、使う人によって、その目的によって変わる事ではないでしょうか。
そして、プライベートでコンピューターを使うなら「3」ですよね当然。
とすると、「DOS」よりも もっと使いやすい方が良いですよね。

 「95」か「MAC」か、より使いやすいOSを・・・でも、決定的違いが有ります。
それは「同じソフトが動かない」ということです。だから、悩んじゃうんですよねぇ。
この問題を解決する為に、
「コンピューターを何に使うのか。どんな事をしたいのか。」
を考えなくっちゃならなくなった訳です。

 さて、やりたい事って湧いてくるんですよね、雑誌とか見ていると。

ミュージックソフト・ペイントソフト・スキャナで取り込んで絵はがき作りたい・・・

とすると Macか。
しかし、ログ管理はどうする。
(アマチュア無線のログ管理にもパソコンを使いたかった。)
データベースソフトでつくるか。面倒だ。
ターボハムログなら皆が使ってるし便利だぜ。なんたって「ただ」だし。
(ターボハムログ:Windows用のログ管理ソフト・フリーウェア)

Mac鈴木と95鈴木が 私の なかで主張し合うのです。毎晩、遅くまで。

 ならば使い易さはどうだってえと、
OSの取っ付きやすさは、Macの方が上だろうってえのが、大方の見方。
ただ、機能に関しては95の方が進んでるし、システムも 安定しているようだ。との情報を得た。

だが、コンピュータ全体の使い易さはOSだけじゃない。アプリケーションも含めた扱い易さは格段にMacが上。だって、どんなソフトでも終り方は同じ。

終り方だけじゃない。画面一番上にメニューバーがあって、左から、

  アップルメニュー・ファイル・編集・・・・と並ぶのも同じ。
各々の中にはファイルを開いたり、保存したり、印刷したりの基本操作がはいっている。
つまり、どのソフトも基本操作は同じ。
一つのソフトをマスターすれば、他のソフトも同じように使えるって訳。
ソフトとハードが一体のMacは
アプリケーションにまで注文をつけてその使いやすさを確保しているのだ。(そうだ)

 他にも画面で見たままを出力しようという考え方が早くからありました。

大きさはもちろん、色までも見たままで、というのが
「Macはアーチスト系のコンピュータ」
と印象づけるきっかけになったようです。
そして、この考え方はワープロでも、大正解。ワープロ専用機を使ったときに、
何故画面で作ったように印刷できないのかっ
て苦々しく思ったことがあるのは、私だけでは無いでしょう。

 ならば、Macの将来性はどうだ。

時代はまさにDOS/V。98だってどうなるか分からない時代にMacなんて・・・

 これは難しい。コンピュータは皆、ウインドウズ95になってしまうのでしょうか。

 ウインドウズ95が登場するまで、長いDOS時代があり、
あまり使えないと言われた(らしい)3.0があって、そして3.1。

Macに遅れること約十年。
やっと完全なGUI環境になったわけですが、
OSのグレードアップの度に、ハードもグレードアップ。
そして、95もいつか次のOSに。

自分もそれを追いかけるのか。コンピュータを使う上で仕方が無い事なのか。
考えるとまるで、底無し沼か蟻地獄。

でも、特定の使い方をしているかぎりは、
OSもハードもグレードアップしなくても大丈夫なんですよね。
今仕事で使っているパソコンはパソピアTS1600 DOS2.1 ATOK3.0
もう10年近く前になるでしょうか。
特定のソフトしか使わないから、まったく問題無し。処理速度は遅いけど。

ところで、家庭でコンピュータを必要とする程のデータ処理って、何があるでしょう。

住所録・家計簿・手紙書き・そんなところでしょうか。

これにパソコン通信を加えても、統合ソフト一本あればだいたい足りてしまう。

とすると・・・もしかして将来性って、自己満足と背中合わせかなって気がしたら、
壊れるまで使えるじゃんって気になった。
新しいソフトが欲しくなったら、きっとオンラインで手にはいるだろうし。
このことは、Macに限らずどんなコンピュータでも同じなんだけど。

 

Mac開発の考え方に
「その他の人のコンピュータ」
と言った意味合いの言葉が有るそうです。
この言葉の意味は、「DOSを扱えなかった人の為の・・」と解釈してよいようです。

そして、その扱いやすさとコンピュータとしての便利さに早くから目をつけたのが、
いわゆるアーチストと呼ばれる人達だったのでしょう。
コンピュータをカスタマイズして使う事に、道具としての魅力も感じたのだと思います。
道具としての扱いやすさ、これがMacのMacたる所以ではないのでしょうか。

 てなわけで、どちらかっていうと、以前からの憧れになんとか理由付けをして、
Mac購入に踏み切った感が無くもありませんが、
不思議なもので、95が出てもMacの売上げが落ちるどころか、
売上げ比率は変わっていないと言います。

私と同じ様な人が他にもたくさん居るってことですねぇ。

 Mac購入後も、Macと95に関する雑誌は結構読んでますが、
取っ付きやすさはMac、
使いこなせば95ということだそうです。
別な表現では、機械っぽい95と、機械っぽくないMacというのもありました。

いづれにせよ、デザインや価格、教えてくれる人がいるかなども含めて、
自分の気に入った一台を買うのがベストでしょう。
あとは徹底的にいじくりまわすことです。

もっとも、私の回りにはMac使いが居らず苦労しました。

「使わずくずにするより、使ってこわせ」の合い言葉で、
夜中にコンセントを恐る恐る抜いた話は、次回「年の終のためしとて」にて。

これにて mac ’n’roll stories 第3話の終了 


今思うとほとんど雑誌の受け売りで、マックへの思いを募らせていた様な気がします。

その上、[グレードアップしない」どころか、
ハードの追加・OSのアップグレードと、今読むと、恥ずかしくなるようなことばかり・・・。
まぁ初心者のたわごと、と思って、かる〜く読み流して下さい。

しかしG3欲しい・・・


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