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Mac'n roll stories その5

年の終の試しとて・・・其の二  96/May 記述


 そんな訳でやって来ました、マッキントッシュが。
その日の事は、第二話でお話しした通りですが、年内に確実にやらなければならないことがあったのです。

それは、第4話で4つ目の項目にあげた、「家計簿」の件です。

何しろマック購入にあたって「来年の家計簿は買わないから。」と釘を刺されていたのでした。
つまり年内に

1)マックの基本操作を覚える。
2)ソフトのインストール方法をマスターする。
3)家計簿ソフトの基本操作を勉強する。
4)妻に教える。

以上を越なさなければならなかったのでした。

今となっては何でもないことが、大きなプレッシャーとなって、のしかかってきたのです。
と言う程でもないか。

 「習うより慣れろ」と言いますが、まさにその通りで 連夜の特訓の結果、
アット・イーズ(ランチャー)、ファインダー(マックの本来の操作画面)
をそこそこ使えるようになった。

といっても、ドスの操作から比べたら 月とすっぽん。
なぜもっと早くマックにしなかったのかと思うことしきり。
でも、マックってずっと高かったんだよね。
ウインドウズ95の発売が近づいて安くなったことを考えると、ウインドウズ様様だね。

 で、次はいよいよインストール。
でも、インストールってちょっとためらっていた。何か難しそう。
とりあえず、勇気を出して、マックと一緒に買った家計簿ソフト
「らくらく家計簿ゆとりちゃん」のパッケージを開ける。
フロッピー一枚と取扱説明書一冊、それに葉書が入っていた。
取り説に従って作業を始める。

1) アットイーズ(ランチャー)をはずしてファインダー画面にする。インストールの際の鉄則。
2) フロッピーをマックに入れると画面にアイコンが現れる。これをダブルクリック。
3) フロッピーの中にインストーラーってのがある。
4) インストールをする物が、インストーラーか、などと考えながら、クリックする。
5) 何か聞いてきても、「はい」 をクリック。しばらくして終了。

「もう終わりなの。」不安が広がる。どうしたらいいか、考える。

そしておもむろに ハードディスクのアイコンをクリックして、
「ゆとりちゃん」のフォルダーを見つけると、ズリズリとドラッグ。ごみ箱へ捨ててしまった。
「いいのか。」と自分に問いかけたあと、思い切って「ごみ箱を空に」を選択。

もう一度、インストールを行う。

 今度は、一回目よりも慎重に、一つ一つしっかり確認しながら行う。
一回目のインストールに間違いはなかったようだ。こんどもあっと言う間に終了。
半信半疑で、フロッピーを取り出す。
ほんとにこれで使えるのだろうか。
考えていても仕方がないので、「ゆとり」アイコンをダブルクリック。

この瞬間に不安は消えた。
なーんだ、インストールなんて簡単じゃん。
きっとこの時の僕は、大得意な顔をしていたことだろう。
難なく、第二段階終了。

 大変気をよくした僕は、「ゆとりちゃん」の使い方を探り始めた。
でも、同時にこんな事も考えた。
「家計簿ソフトは、僕が使う訳じゃない。基本だけ教えてあとは、妻に自分でやらせよう。
それじゃないと、なかなか覚えないし、第一めんどくさいや。」

こうして12月半ば、「らくらく家計簿ゆとりちゃん」は無事僕の手を放れた。
でもその日からしばらくは、妻が使わないのを見計らって、マックを使うことになってしまうのでした。


 このほかにも雑誌のCD−ROMからいくつかのソフトをインストールしました。
フリーソフトやシェアウエアソフトは、ドラッグ&ドロップでインストールできることも知りました。
妻は、私が仕事に行っている昼間にマックをいじくり、
分からないところを夜、聞きに来る、というパターンがほとんどでしたが、
前の晩に日本語変換方法を(ローマ字漢)から、(かな漢)に変えてしまったりしたときは、
勝手が分からず、何も出来ずじまいだったようです。

 また、CD−ROMから、フリーのゲームソフト「まきがめ」を入れておいたのですが、
単純なゲームだけに、いままでコンピュータに触れたことのなかった妻の、
いい息抜きになったようでした。


こうして、95年の「年の終わりの試しとて」は無事終了のはずだったのですが、ちょっとした出来心で買った、H系CD−ROMが動かない、と言うお話は、ほかにもある、CD−ROMのお話と共に、

次回 「CD−ROMで大騒ぎ」のこころなのだ。(最後の所、小沢昭一風に読んで下さい)
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マックではアプリケーションもゴミ箱へ捨ててしまえばそれでおしまい。
アプリケーションのインストール先もマウスでズリズリ変えてしまうことが出来ます。

そんな感覚でWindowsを使ったらとんでもない!!!
会社でトラブルを起こしているのは何を隠そう私です。
この場を借りて、「ごめんなさい(でもめんどくさいんだもん・・・)」

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