電子メールで配信される情報をメールマガジン、略して「MM(メルマガ)」というらしい。そして「メル友」「メルフレ」というのがメールフレンドの略らしいが、メル友なんてベル友(ポケットベル友達)かと勘違いしてしまう。しかしメルマガもメル友も、なんてカッコ悪い呼び方なんだろう、短くすれば良いというものでも無いだろうに。でも募集するメッセージなどは面白いものがあるので、時々読みに行ってしまう。 以前、知り合いの女性がメールフレンド募集のメッセージをその筋の専用掲示板に書いたところ、二日間で300通以上のメールが届き、メールボックスが溢れてしまったというからすごい。中には、いきなり携帯電話の番号が書いてあったメールも何通かあったそうで、砂糖に群がる蟻の様であったという。 インターネット白書の調査で、日本のインターネット人口が1,000万人を突破し、年末には1,385万人になると予想しているといっても、女性の数は男性に比べればまだまだ少ないのだから仕方がない。それだけに男性が出す募集の場合はあまり反応が無いという。なので数少ない女性との出会いを求めて「何とか女性の気を引きたい」という気持ちや工夫がタイトルやメッセージに満ちあふれている。 中には「暇な方メールください」なんていう安易なタイトルで、後ろから思いっきりキーボードで後頭部を殴り倒してやりたくなる様なものもあるが、ほとんどは「女の子とメール交換したい」「お話したい」「女性とお付き合いしたい」という、略して「したい」気持ち(略すな!)が切々と伝わって来るメッセージが多い。先日見たメッセージを要約してみると、たとえば・・・ 「海に何を感じますか?」 というタイトル。問いかけに答えずにはいられない人はメールをくれるかもしれない(居ればの話だが)。本文も詩的に「海を見ていた午後。私の中の記憶の1シーンに、いつも静かな海が輝いています。海は一面の鏡になり、空を蒼く映して波の音だけが永遠を象徴するかのように反復しています。あなたは今、海に何を感じますか?。。。メール待っています」。よくわからんが、なかなかポエムしてるのでメールが来るかもしれない。ただし女性とは限らない。 かと思えば 「最近彼女と別れました、こんな僕をなぐさめて」。本文は「最近彼女と別れて何だか生きる気力が無くなっちやって。都内の女の子で僕をなぐさめてくれる方、メールください、必ず返事します」というメッセージ。「別れた男」というのも常套手段みたいだが、いまどき「なぐさめて」と書いた時点で「ふられた」と言っている様なもので、フラレた男に合いの手、もとい、愛の手を差し伸べてくれるのは母性本能型ヒューマノイドくらいしかいないだろう。 どうせ母性本能をくすぐるなら率直に「フラレちゃいましたっ!女性って難しいですねぇ〜」とかいうタイトルにして、本文は切々とそのフラレた経緯なんか書いて「どうしたら女性の気持ちが判る様になるんでしょうか」などと、軽く問いかけてみた方がレスポンスが期待できよう。(あまいか) タイトル「寂しいアナタへ」 本文−「街では早くもクリスマス気分。盛り上がってますね。それなのに心は寂しいという女性はいませんか?。僕と一緒に聖夜を過ごしましょう。その前にとりあえず一度会いませんか?当方28歳、横浜辺りで会える方を希望します」。・・・勝手に希望してください。しかし女性にこだわってる人には、なかなかメールなんて来ないと思うのだが。こんなメッセージにメールを出す女性って、いるのだろうか?。 「最近、出会いあります?」 。というタイトルで本文が「25才で転勤になり知らない土地(東京)に来ました。7年間、知人も居ない中で仕事をして頑張ってます。じっとしていても、女性との出会いは少ないですね。真面目な女性でしたら他に希望はありません。まずはメール交換しませんか?」。マジメなのは判るけど、暗いのもいけません。現在25才なのか32才なのか、よく判りませんし、メールフレンドを募集してパソコンの前でじっとしているよりも、外で出会いを求める方法を考えた方が良い気がする。 そういえば昔、パソコン通信のメールフレンド募集コーナーにおいて、女性名で「少しHなメールを希望しま〜す。感じさせてくれた人とお付き合いしちゃいまぁ〜す」などという内容のメッセージが掲載され、後日、送られてきた男性からのメールをすべて掲示板に公開してしまったという事件があった。これはもう犯罪だが、すごい数と内容のメールばかりで、到底ここでは書けない口説き文句が並べられていた。 読むだけで恥ずかしくなるものから、下手なアダルト小説顔負けの作品性のあるもの、全て公開されていた。文章力を身につけるにはラブレターを書くのが良いと誰かが言っていたが、まさに持てる文章力を絞り出す様に必死に考えた作品(メール)ばかりで、哀しい男のサガを垣間見た気がした。(応募しなくて良かった・笑) 中学生の頃、 私も「中一時代」という雑誌の「文通コーナー」に載っていた女の子と文通していた。文通友達の事を「ペンパル」と言って「今度ペンパルが家へ遊びに来るんだ」なんて話しも聞いたりする程、私の周囲では「文通」が流行していた。 Eメールだと、早ければ何秒かで相手に届くので、地球の裏側でも距離感が無いが、私が文通していた頃は、けっこう時間がかかったので、封筒の下に「郵便屋さんご苦労様です」なんて、書いたりしていたものだ。 当時、北海道は室蘭に住む女の子と一年近く文通していて、相手から返事が来る迄に二週間くらい。便箋なので誤字があると書き直し、字がキタナイので書き直したりして便箋2枚書くのに1週間くらい掛かった。のんびりしていたものである。 なので月に1〜2回程度しか手紙を出すことは出来なかったが、待っている間「そろそろ関門海峡かな?」とか「今日投函すると4日後くらいだな、郵便屋さん間違えてどっかへ無くしたりはしないだろうか」とか「どんな返事が返ってくるかな」などと、いろいろ考えて楽みだった。しかし(やっぱり)自分の字の汚さが苦痛になり、長続きしなかったのである。 そのてんEメールは紙に一発勝負で書かなくても良いので楽だし、字がヘタクソでも大丈夫。ネットで知り合ったというカップル(夫婦)も何人か知っているし、私のように恥ずかしがり屋のオクテな男(おいおい)には、じっくりと考えて気持ちや意志を伝える事の出来るEメールは、とても素敵なツールかもしれない。 メールマガジンの様な不特定多数への単なる情報と違って、「あなただけへのプライベートメッセージ」であるEメールは、内容はどうであれ、受け取った時にはドキドキワクワクするものだ。仮想恋愛のチャンスかもしれないと思っているアナタ。・・・女性なら下記のアドレスまで・・・(笑)。
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