投稿作品「焼額山のパンプキン」
(GO! to the ophthalmology)
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【セブ島の子供達を学校へ】


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    杉森さんの投稿作品 ・・・・・ 【焼額山のパンプキン

    ◎このお話は、「行き当たりキャンプ97」をお読みになってからですと、
    一層美味しくお召しあがりになれます。

    それは志賀高原へスキーにいったときのお話です。
    場所は志賀高原の「焼額山」(こんな字だっけ?)のプリンスホテル(高かった、もちろん宿泊代が)第1日目のディナー(夕食ではなくディナーです)のときの話です。その日のメニューはコースだったんです、だから夕食ではなくディナーなんです。

    日頃、私たちが行ってる「定食屋」とは、 なにかが根本的にちがうプリンスホテルのレストラン。まず、入り口で靴を脱ぎたくなるようなフカフカの絨毯がすごい!。おもわず、入り口にいたお姉さんに「そ、そのまま 入っていいですか?」と聞いてしまった私は自分の田舎育ちを呪いました。しかし、「そのままどうぞ。」と言ってくれたお姉さんが、ジモティ(地元のひと)と後から聞いて、志賀高原と私の住む町は、どちらが田舎なのか考えてしまいました。 そのジモティのお姉さんが次に言ったセリフは「何名様ですか?」。おもわず「4名様です!」と言ってしまい、心の中で[しまった!」と思ったが後の祭り、おねえさんの口元がニヤリっと笑うのが見えました。(くやしい!)

    いつも行く定食屋は、 入ると汗臭そうなおばさんが、元気よく「いらっしゃい!」と言ってくれるのに、ここは蚊の鳴くような声で「いらしゃいませ」です。しかも汗臭さはフィリピンの匂い(?)に変わっていました(??)。 中に入ってテーブルにつこうとするとディスコの黒服みたいなおにいさんが、椅子を引いてくれました。こんなあつかいを受けたのは友人の結婚式以来でなのです(ちょっと感激!)。

    さて、いよいよ「ディナー」のはじまりです。
    先程の黒服さんがまた現れて、「お飲み物はいかがなさいますか?」ときかれました。一応、前もってテーブルマナーみたいなものを勉強していたので「今日のメ、メイン・ディッシュは、なんですか?」と聞き返しました。ご承知のとうり、食前酒は肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインと相場は決まっています。 黒服さんの「本日のメインディッシュは牛フィレのステーキです」のお言葉に、ドリンク類のわけのわからん名前がたくさん載っているメニューを見ながら、いつものクセで「それじゃ、生ビール中ください!」と言ってしまいました。(実は赤ワインがあまり好きじゃない)しかし、黒服はにこりともしませんでした。(腹の中では笑っていたのかも知れません)

    事件はそのあとすぐに起こりました。
    黒服さんが4枚のスープ皿を器用に持って軽やかににおどりながスープを持ってきました。黒服さんは言いました「ぱんぷきんスープでございます」。外国生活の長かった私は、パンプキンの意味がすぐに理解できず、しばらくしてから「パンプキンスープ」とは「かぼちゃ汁」であるということが解ると、急いで「口に合わないから下げてください!」と言いました。黒服さんは変な顔をしてこちらを睨みました。ご承知のとうり宗教上、かぼちゃを口にできない私は、「な、なんか文句あるの」と、心の中でつぶやきました(実は小心者なの)。見るに見かねた同伴の女性が「杉ちゃん、恥ずかしいからやめてや!きらいなら私がたべるからそこにおいといて!」と叫ぶ言葉に、黒服さんは私の宗教が「ただの偏食」であるとわかり、はじめて笑いました。

    しかし・・・、「偏食なので下げてほしい」といった私を「恥ずかしい!」と言った同伴の女性ですが。人の残した料理を食べる方が、もっと恥ずかしいと思うのは、私だけでしょうか?



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