ちょっと昔のバリ島事件簿

私達夫婦は、1999年1月23日から29日の6泊7日(機中1泊)でバリ島に新婚旅行に行ってきました。
その時に遭遇した(本人達は事件だったと思っている)事件を紹介します。


その壱 アンケートには気をつけろ
 その日は、ホテルから出て、ギャレリア・ヌサドゥアでショッピング。
 「衣類も安い、バッグも安い」何とちょっとした手織のバッグが30円程度、Tシャツは300円から500円、やっぱり日本とは違うな〜と感心しているうちにランチタイム。ちょいとレストランに立ち寄り、ビール2本とナシゴレン、ミーゴレンなどを食し2人で1200円足らず。食べ物の安さにも感心。
 会計後、スタッフから懸賞付きのアンケートをお願いされ、お答えしたところ、滞在ホテルを聞かれる。ちょっと怪しげとは思いつつ、まさか当たることはないだろうとホテルに帰った。
そして、翌日、1等当選の連絡が・・・。1等賞品は5つ星ホテル何泊分かの無料宿泊券。ただし、タンジュン・ミノワのホテルに連れて行かれて、「ビデオを1時間見てもらいます。1日開けてください」と・・・。ちょっとこの辺から怪しくなってきた。キャンセルは自由、当選の連絡は日本人だったが、その電話番号にかけても、出てくるのは日本語の分からぬ方ばかり・・・。海外旅行初挑戦だった私(夫)は、妻に「中学生の英語みたい」と笑われたが、何とか2日後、日本人スタッフを電話口まで呼ぶことができ、キャンセルを告げられた。
 現地のJTBによると、このようなことは時折あるみたいだが、特にそれによるトラブルは生じてはいない。しかし、折角の海外旅行の1日をなんだか判らない人たちと過ごすのは・・・というコメントだった。
 私の頭をよぎったのは「新興宗教みたい」って感じだった。


その弐 バリ島の主要道路は横断困難
 バリ島はもちろん車も走っているが、バイクも多い。ガイドさんの話によると、バイクは定員というものがなく、乗れるだけ乗って良いとのこと・・?。そして信号のない道をそれぞれがかなり熱い走りを見せている。JTBの大型バスでは安心だったが、ワゴン車に乗ってる時でもかなり怖い思いをした。ましてや主要幹線を横断しようなどとは、チャレンジしたものの、中央分離帯で5分ぐらい立ち止まってしまうわ、通り過ぎるドライバー達から「何やってんだ、バカ野郎」らしき現地の言葉が降り注がれるはで、2人で冷や冷やものだった。
 信号ぐらいもっと増やせよ〜っていうのは日本人のわがままだと判っているのですが・・・。





その参 「ミツアミ〜」おばさんには気をつけろ
 クタやレギャン地区では、物売りや三つ編みおばさんがしきりに声をかけてくるという情報を得ていたので、うっとうしいからヌサ・ドゥアに滞在した。しかし、妻は三つ編みがしてみたいという。それでは、ということでギャレリア・ヌサドゥアでなら安心かと思い、誘ってくるおばさんにのってみた。妻は三つ編みだけと頼むつもりだったが、手を取られ、足を取られ、断り切れない日本人、マニキュア、ペディキュア、しめて1万円以上とられた。それも支払う頃になると若いお兄ちゃん達が寄ってきて、囲まれてしまったのでちょっと怖かった。


その四 ギャレリア・ヌサドゥアのバス貸し切り〜 
 ギャレリア・ヌサドゥアに2度3度と足を運び、シャトルバスに乗っていると、運転手のお兄さま方に顔を覚えられてしまう。バス停で待ち、どのホテルに向かうのか尋ねてもなかなか目的のバスは来ない。そのうち何故かお兄さんが寄ってきて、「私は、(今出発時刻ではないけど)あなた達を乗せたい」とバスに引っ張っていく。「OK?」と聞かれ、すごすご乗り込むと、バスの出入り口を塞ぐように、運転者さんとは別のもう一人のお兄さんが乗り込んでくる。「おいおい、バリまで来てこのまま拉致監禁かい?」って不安もよぎったが、ギャレリアのバスはど派手だから大丈夫と自分を言い聞かせ、黙って乗っていた。しかし、心配する必要もなく、ホテルまで直行、かえってお兄さん方の方がホテル前では(定期の時刻ではないため)こそこそしていた。2人分で2000Rp.手渡し、バスを降りたが、日本円で60円あまり、もっと払っておけば良かった〜。



その五 ビーチクラブクルーズは中高生のたまり場?
 「ビーチクラブクルーズに参加し、スタッフでナイナイの岡村君似のお兄さんに島に着くまでの船中楽しませてもらい、ちょっとうきうき気分だったが、「今日はインドネシアのこども達が多いな〜」の言葉に、周りを見渡すと確かに多い。こっちは1人85USドル払っているのに、みんな同じ金額なのだろうか?。まさかね。やっぱり日本人の価格設定は高いんだろうな。と思いつつ現地に到着。そしてインドネシアの少年達のパワーはそこで全開。砂まみれの身体でプールには飛び込むわ・・・、海水パンツではなく、綿のパンツでうろうろするわで・・・ゆったりリゾート気分を味わおうと思った私達はげんなり・・・。当時、泳ぎは全くだめだった私(夫)は、さらに気分を沈めていった(今は、シュノーケルさえあれば500m位なら沖にでられると、自信過剰になっている)。



おまけ バリ人は愛想がいい

 バリの人、仕事熱心とはお世辞にも言えない。空港のスタッフですら、「それなんていうタバコ?1本くれない」と寄ってくる。ホテルのスタッフは別にしても、みんな仕事はそっちのけで楽しむという術を知っている。ちょっと立ち寄った旅行者としては、かえって気分を優雅にさせてくれ、「あ〜ここは日本じゃないんだ」と、自分の住む国の忙しなさをあらためて実感することができた。


最後に でもやっぱりバリ島はいい
 ここまでバリ島であった、いろいろな体験を紹介してきたが、ここまで来ると私達がバリ島にすごく不愉快な思いだけを持っているのと勘違いされるかもしれない。でも、宿泊したバリヒルトンホテルのアイオディアクラブでは、とても優雅に時間を過ごすことができたし、昼間、クラブの専用プールでゆったりしていると、日本人にもそれほど会わず、欧米の人やオーストラリアの人々と互いに干渉しあわない優雅な時間を楽しめた。もちろんバリ島での滞在にはそれほどお金もかからず、ちょっと時間を贅沢に使った休日だったような気がする。だから、そのうち又行こうかな。