ごあいさつ
公演前の暇つぶしのために
やおやの三浦です。今年は、2月の演劇祭から始まり、4月の劇団DANさんと、6月末のいず夢さんの客演をさせていただき、そして、今回の当劇団の自主公演と役者人生まっしぐら!! 婚活しなければ!! と毎年誓うのですが、時間がどんどん無くなってしまう。もういい年頃だし、何とかしなければと思っているのですが・・・
かなり昔に、役者をやっているとモテるよと言われ、喜んでやっていましたが、誰だ!そんな事を言ったのは! はっきり言ってモテません。それは、きっと私がイイ男じゃないからなのかもしれません(――゛)
さて、くだらない前置きは置いといて、今回の芝居でございます。今回も前回演出した「地獄でございます」の作者、劇団MONO主宰、土田英生氏の作品です。
前回の「地獄でございます」の時に、年配の方々も多く観劇して下さいました。本番当日、袖から客席を見て、「おいおい、地獄の話をやって、かつハッピーエンドではない芝居って、受け入れてもらえるのかよよよよ」とビビっていましたが、ふたを開けてみれば、笑う笑う笑う門には福来たる状態! おまけにアンケートには、「私もすぐに。そちら側に行きます」と書いて下さった年配の方もおられました。恐れ入りました。きっとこういう方々は、どんなに辛くても、絶望の中にあっても、希望を持ち続け、自分の意志で人生の選択をして生き抜いてきているんだろうなと感じました。そんな思いが心の奥底にあったのかも知れませんが、今回の「燕のいる駅」を選んだんだと思います。
この作品は10年以上前に書かれたのですが、今、現在上演する方が妙なリアリティがあって、いろいろ考えさせられました。皆さんはこの芝居を見て、どう感じてくれるのでしょうか。楽しみです。
先の話と重なりますが、舞台は観に来ていただいたお客様とともに、作り上げていくものだなあと、演出や役者をやっていて最近、特に感じます。この舞台も今日来てくださったお客様とともに、良い舞台にしていくよう、劇団員一同、頑張りたいと思います。
本日は、お忙しい中、ご来場頂きまして本当にありがとうございます。
それでは、まもなく終点、日本村4番駅に到着です。
演出 三浦祐一
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