<ティアサガ・カップリング語り>

<セネト×エストファーネ>
 私的には、グエンカオスを倒した地点では、セネトはティーエが好きなんだって思います(セネティーエもむちゃ好きだったり…)。レダの唯一の後継者(ということになっている)ティーエとセネトが結ばれるのは現状では不可能でしょう。例え好き合っていたとしても……二人とも私心を殺して国のために生きそうな不器用さんっぽいもの。でもね、セネトが(ティーエも)結婚しないことはないと思うの。立場から言って。そこで登場するお妃候補者が、父方の従妹姫エストちゃんなのです(んでもって、ティーエにはリチャードね)。
  この二人の婚姻は、身分的にも釣り合うし、王位継承権を考えると、後の火種を絶つためにもここで高位の継承位を一つにしておく必要があるでしょう! てな感じで、政略的な意味が十分にあります。でもセネトにとってエストは妹みたいな存在で、大切な存在。だから、政略として結婚することに抵抗がありそうです。セネトは優しいから、大切な人を道具として扱いたくないし、エストやネイファには好きな人と幸せになって欲しいって思っていそう。エストファーネが政略結婚しても構わない、と言ってもね。
  勿論、エストにとっても、セネトは大切な人。家族的な意味で。戦争で身内を一気に失った彼女にとって、数少ない無条件に好きになれる相手だと思うんです、セネト……それからネイファも。だから、結婚することが必要だと言われれば、力になりたいという気持ちだけでも承諾しそうです。この二人の愛情が兄妹としての者から男女のそれになるのは、結婚することが決まってから、って言うのはどうでしょうか。外的環境の変化によって、二人の気持ちも状況に相応しいものになっていくって感じ。エストファーネのほうは出会った当初からはっきりとした恋愛感情を抱いているもいいし、結婚してからも気持ちの上では兄妹のような関係、も捨てがたいかな。
 因みにこのカップリング、いいなーって最初に思ったのは……従兄妹同士って気がついた時だけど、これだーーーってなったのは『はい、セネト兄さまと……』ってエストちゃんの一言があったから。ネイファの『マルジュさま……』といい、呼び方のインパクトって大きいね。


 <セネト×ティーエ>
 これも好きだー。やっぱね、EDの「一つ言っておきたいことがある。僕は……」の続きは、愛の告白めいたことだったと思うのですよ。 まあ、好きだったんだよ……って過去形での告白かもしれないけど。
 この二人……ゲームで、具体的な関係の記述がないんですよね。知人めいた発言はあるけれど、んでもって支援はあるけれど……でも、関係ははっきりしない。 無難に幼馴染とかかな。互いの正体を知らぬままに過ごした幼き日……いいねぇ。私的には、もっと衝撃的な出会いをして、数日だけをともにした……ってのが好みだけど。って、それだとリュナエンちっくか……? 因みにMYセネティエ出逢いエピソード第一候補としては、ティーエ自害を食い止めるセネト! なんですが(待て)。
 因みに私、この二人は結ばれなくてぜんっぜんOKです。むしろそっち希望。男女の友情スキーとしては、お互いに恋愛感情があっても、恋人でなく同志として時間を過ごし、互いの状況に相応しい伴侶を経たことで、男女を越えた絆になっていく……てのがいいな。その絆は伴侶との関係と較べられないくらい大切で深いもの……って感じで。
  カナンとレダ、国を背負っていなければ結ばれた二人かもしれない。彼らの想いは、国を第一に考えるために深い友情として昇華せざる得なかったものなのです。切なっ。彼ら自身には生涯に渡ってさわやかな友情関係を築いて欲しい。……んだけど、周りにはずーっとやきもきして欲しいなー。リチャード嫉妬メラメラ。ネイファは寂しく、エストは複雑ってな感じに。本人たちはとっくに吹っ切っても、仲良くするだけで、周りは心配するのです。それは彼らが仲睦まじくお似合いな証拠でもあるのです。


 <セネト×ネイファ>
 どうのこーの言って、まあちさん近親スキーだよねー。ってワケで、基本ですか? な、セネト×ネイファです。
 ええ、近親のとこには大抵書いている気がするけど、プラトニック希望です。私の中ではネイファの本気な片想い(創作の基本はこれだし…っつことで細かくは語りません)なんですが……超両想いも捨てがたい。
 ブラコン、シスコン的には、FE名物とはいえここまでやる!? ってくらいスゴイ二人でしたよね。ネイファ、ネイファ、ネイファーーーー!! な兄王子と、お兄さま……以外のセリフが殆どない妹姫。カナンの未来が、本気で心配になったものです。そして、未だにちよっと心配(笑)。互いが全てだった環境がそうさせたってのもあるだろうけど、多分、離れて生きることを想像だにできないのではないかと思う。妹を護ることが何よりの使命としていたセネトと、兄の傍にいることだけが望みのネイファ。平和になって、ネイファを脅かすものはなくなって嬉しいはずなんだけど。少し二人とも複雑なの。立場があって、四六時中一緒にいられなくなるでしょう? 互いの配偶者問題も出てくると思うし。……だからね、二人で話す機会があれば、どちらからともなく洩れるの。カナン奪回前のことをが。んで、不幸だけではなかったねっ感じで見詰め合う。恋愛でなく、単に二人ともドを越えたシスコン・ブラコン、でも同じような感じかもしれませんがー。
 恋愛感情的に両想いでも、身体的に結ばれることはないだろーなっとは思います。兄妹プラトニックらぶ万歳。でもね、身体とか社会的にはともかくね、魂の結びつき的には、配偶者を含む誰とのものより強いのではないかな……ずうっと。そのことを認めてくれる相手でないと、家庭はあっという間に崩壊しそうです。ま、身内のマルジュやエストなら、大丈夫ではないかと……多分。彼らも内心では複雑でしょうけど。


<アトロム×メリエル>
 義理の従兄妹……となるのでしょうか?
 レネとアトロムが義理の姉弟だから、んでもって、メリエルとレネが従姉妹……だから。
 この二人、一つ屋根の下で住んでいたんですよね。
 んでもってんでもって、メリエルがリシュエルを探すために家出したから、レネも家を出て、んでもってあんな目にあって……と、絶対、アトロムってメリエルのこと憎んでいたと思うんだな。あいつが家を出なければ……みたいな台詞もあったもんね。二人が仲間になる時に同じ軍にいることはありえないワケですが、合流時にはひと悶着あってもよかったかなー……なんて思ってた。実際には支援どころか会話の一つもなかったワケですがね(涙)。ま、そこはそれ、妄想でカバー。軍でメリエルを見かけた途端、ブラードの勇者アトロム君、もとより太そうな眉をぐぐっと吊り上げて彼女にくってかかったに違いない。
「お前のせいで姉さんは……姉さんは……っ」
 メリエルは素直に謝るタイプじゃない……とはいえ、自分のせいもあって死んでるって聞いたらさすがにショックだろうし、後悔もするでしょう。兄のためとはいえ、自分が許せないんじゃないでしょうか。己を責めるメリエル、彼女のせいだけじゃないと思いつつ許せないアトロム……。お互いを気にしつつも、打ち解けることができなくて。そんな状態もレネさん生存の報(MYプレイでは永遠にありませんでしたがなー)で少しづつよくなるのですよ。
 生きていてくれたはいいけどレネさんとレオンハートが結ばれたことによって落ち込むアトロムを、自分の持っている兄への想いを語りつつ励ますメリエル……なんてどーよ。
 ブラコン、シスコンってこともあって、性格的にも似ている部分があって、とってもお似合いだと思うんですよねー。二人とも直情型だから、喧嘩は絶えないだろーけどねっ。


<シロウ×プラム>
 騎士×姫……ただし、むっちゃ地味〜(ごめんなさい)。
 いや、もうだって……姫騎士カップリングとは思えない地味っぷりでしょう。
 カラーリングもだけど、存在感とか、顔立ちの華やかさとか。不細工ってんじゃなくて、むしろ整った顔立ちなのになんとなーく地味なのよね……そこがまた素敵な組み合わせ。
 プラムはね、レオンハートのお嬢様なワケですから、シロウにとっては無条件で大切な方でしょう。
 最初から大切ってんじゃなくて、ある日突然大切な方になった……ってところもまた、色々なシチュエーションを想像させてくれていい感じです。
 なんとなく可愛いなって気になっていて、親しくもしていた踊り子シスターが、ある日突然主の娘……高根の花と知るか。はたまた、顔もよく知らない娘をレオンハートが連れてきて、この娘は私の子だ……と言われて、そうとなればわが主も同然と、騎士として仕えるか……。私的には後者かな。
 普通の田舎娘だったプラムにとっては、最初にお嬢さんとして扱ってくれたシロウに、きゅん(死語)とくるものがあったのではないでしょうか。白馬に乗った王子さまーならぬ、栗毛に馬に乗った弓騎士さまー。といっても、彼女が好きなのは兄バーツなんでしょうけどね、その地点では。でもまあ、徐々に、うん。そのうち、シロウの純愛や優しさにほだされるというか……。シロウのことがよくなるんですよ!  仮に戦争中に互いに関心がなくても、バーツが他の女性と結ばれたりしてプラムが泣き暮らしていたりしたら、レオンハートが薦めてきそうです。シロウとの結婚話。
 姫騎士って立場の差はあれど、レオンハートってシロウ可愛がっているイメージあるし、レオンハート自身、身分差に悩んだ過去があるから、かなりあっさり認めてくれそうです。ほんわかーと幸せになって欲しい二人ですv

 

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