ヨハンと♪ |
ヨハン |
「おお、ラナではないか。偶然だな」 |
ラナ |
「何が、偶然だな、よ。どうせまた、ライブが必要なのでしょう?」 |
ヨハン |
「さすがはわが天使。私のことは、何でも分かってしまうのだな」 |
ラナ |
「分かるわよ。そのくらい、私じゃなくったって、誰でも」 |
ヨハン |
「いいや。私の全てを理解できる女は、この世でただ一人、君だけだ」 |
ラナ |
「そ、そうなのかしら」 |
ヨハン |
「そうなのだ。そして、君のその魅力、全てを知るのも、私一人」 |
ラナ |
「そ、そうなの……?」 |
ヨハン |
「そうなのだ。さあ、ラナ。君の優しさ、強さを杖に込めて、ライブをしておくれ」 |
ラナ |
「はあ……。回りくどい言い方しなくても、ライブくらいかけてあげるわよ……」 |