東宝エリザベート 3/20
ほうぅぅぅぅう……(ドリームモード) 。 いってきちゃいました、東宝エリザベート。内野さんトートの日。
すんげー急に決めたので、財布の中身が心もとないことったら。十八切符使って、鈍行の旅ですよ、あなた。しかも傘をどこかに忘れて雨の中走ったり、帝劇に行きたいのに(因みに駅から見える場所だった)、近くにいた人に聞いたら帝国ホテルの場所を教えられ、帝国ホテルに行ってしまって近いのにタクシーに乗ったり、まあ、どたばたもしました。それより何より……さすがにみっともなくて言えないよーな間抜けをしたんですが。あうあう。ほんと、これで大したことなかったら救われなーーーいって感じでしたが、いやー、内容には超満足! 行って来てよかったです。 舞台ってほんと総合芸術だなぁと改めて思ったよ。メインの役者さんの巧さもさることながら、アンサンブルもすばらしかった。あとね音響! それから舞台装置!! 現代の芸術と古典と融合ってこういうことかなって思いました。本当は電光掲示板みたいなのは好みでなかったんだけど、まあ……ああいうのもありかなぁ。死に見初められた皇后っていうと暗い作品をイメージするでしょうが、いや実際暗いといえば暗いんですが、舞台の印象としては煌びやかでしたよ! 演出も勿論よかった。3時間あっという間だった。題材もテーマもめちゃ好みだった。私はこう解釈するけど実際はどうなのかな? と考えられる適度な隙間もよいね。 エリザベートは自分しか真の意味では愛せないし、でも人からは愛して欲しいし愛したい、基本的に自分にないものを求めてしまう人なのだと思うわ。そういうのって不幸を呼び込むよねぇ。自由っていうのは彼女が持っていないものの代表にすぎないんじゃないかな。私はそう感じました。 いやしかし、ほんとよかった。内野さんは歌はものすごい巧ってワケでもないけど下手でもないような気がした。でも、すんげー色っぽかったし、雰囲気出てたし、役にあってた。雰囲気美人?(違っ) 全体的なことで欲を言えばラストがもう一声……かな。あれ? え? って感じてしまったので(それもいいんだけどさ)。帰りにはプログラムのみならず手持ちの金叩いてCDと原作本とオペラグラスを買ってしまいました。しばらくエリザベートの世界に酔わせてください。



安倍なっちな初主演ミュージカル「おかえり」(TV放映)

癒されました……。やっぱなっちは可愛いなあなんて改めて思ったのです。ウエイトレス姿に萌え。お盆持って歌い踊る姿の可愛いこと。前にドラマ観た時にも思ったけど、ちょっと孤独な女の子の役が似合うんだよねぇ。モー娘卒業後のソロアルバムのタイトルの「ひとりぼっち」はハマリすぎというか、狙いすぎというか、こーの確信犯! と思ったものです。
  テレビ放送だからっていうのもあるけど、ばっちり座長としての存在感はあったと思います。目が自然に引かれていきます。まあ私はモー娘。でテレビに出ていた時からそうだったんだけどね。ようはなっちの顔が好み。笑った顔が可愛いー。しぐさが可愛いー。彼女には、イメージに合う無理ない役をこなしつつ、役者方面で生き残って欲しいと思っています。歌は……いや、げふげふ。次クールは、確か連ドラ主役だよね。盲目少女で仔犬な……。狙いすぎですってば!(でも多分観る)  まあ、今回のは、ぶっちゃけ作品自体にはちゃっちい……なんて思ったりはしたんだけど。TVだし、東宝ミュージカルの興奮冷めてないし(笑)。でもちっとも不満じゃなかったです。アイドルミュージカルってこういうのなのねー!  なっちの魅力を満喫しましたデスことよ。相手役のおっさん(笑)は結構いい演技してるなと思いましたが、ほっとんど歌わないのですね。ソロは半フレーズくらいしかなかった気が。さすがなっちとそれなりにメロン記念日を魅せるミュージカル!! しっかしおっさん×なっちとは、なかなか斬新ね。そういえばひとつ不満があったんだ、記者会見の時にしていたウエディングドレス姿が実際にはなかったこと!!来月放映の「リアルオーディション」のあややは、特攻服姿? あるよね……どきどき。
 因みに私、モー娘。とかハロプロとか、よくわかりません。今何人? 誰がいるの?? って感じです。現代人失格です。しかしなっちとあややは好きです。確信犯アイドルに弱いのかもしれません。



蜷川&藤原な「ハムレット」(TV放映)

 生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ……。
 ってなワケで、蜷川&藤原なハムレット観ました、wowow放送。
 入会金無料と話題の舞台放送ラッシュに釣られて三ヶ月だけ契約〜。舞台の映像可はカメラに視界が制限されちゃうし、臨場感とかそりゃあ生にはかなわないポイントもいっぱいある。だけど、繰り返し観れるし、観るべきポイントを抑えて映してくれるし、表情もはっきり見えるし、これはこれでなかなか楽しい〜。
 今回の放送は音声が聞き取りにくいってのもあって、期待していたほどじゃない……と前半はちょっとだけ拍子抜けした感じでした。でもでも、中盤、終盤といくにつれて、聞き取りにくいのは仕方ないけど、のめり込んで観てましたよ。演出のよさ(バランスがいいように思った! 1シーンごとの長さの加減とか、謎は謎として残しつつわかりやすくしているあたりとか)や藤原ハム(あの難しい役、台詞をよくまあ…)の巧さが見えてきた。序盤ううーん……と特に思っちゃったのがオフィーリアの鈴木杏ちゃんで、錯乱シーンとかどーなるよと気を揉んでいたんですが、その彼女も苦悩が始まるあたりからだんだんよい感じになって、錯乱シーンはいい演技に見えました。声の演技はもう一声欲しいけど、動きや表情はいいね! まあ序盤もそうだったんだけどさ。んでも、成長途中って感じで瑞々しくていいなぁ。頑張ってる! って感じがする。よい女優さんになりそう。可愛いし、ファンになりそーだ。
  可愛いといえば、昨日は「草原の人&ミニライブ」の放映観ました。あやや可愛い〜。可愛い〜。相手役の男の子が女の子だってのがまたちまっこくて可愛い〜。役柄なっちのミュージカルと似てたけど(禁句? 順番的に逆か…)、こっちも可愛い〜。無理せずあややの魅力を引き出してる感じがしました。個人的にはもっとだいこんっぽくべたべたでもOKよん。むしろあややはそうであって欲しい!(ぐっ) あ、リアルオーディションにはちゃんと特攻服ありました。あれはべたべたっつやそうでしたが、正直、よくわかんなかった。どたばたしてただけって気が。ま、色んなかっこのあややがいて面白かったですが。


東宝「屋根の上のヴァイオリン弾き」 4/25
 はあ、想像以上によかった。大筋は暗いのに(ユダヤ人一家の話…)、笑えるところが多くて(市村さんの演技がまた絶妙で!)、いい舞台でした。市村さん、暗い面とお笑い面の切り替えが上手すぎます。ひきずりこまれました。芝居も音楽もほんわかーって感じで、全体的にバランスがいい印象だったな。次女役の知念ちゃんってミュージカル初めて日が浅いみたいだけど、歌は上手だし、小柄で顔も声も思っていたよりずっと可愛いらしい……私は結構好みかも。役は気が強くて聡明ってイメージで、それとは確かに外れてたけど、可愛いのもいいやん。ただ歌声がか細いってことと容姿が、やや薄幸そう。シレジアで生き残れるかなぁ、と心配になる次女でした。三女の玲奈ちゃんも◎。若いのに演技巧っ。こちらは役のイメージともぴったり。可愛い。ダンスがいいね。ラストで、お父さんに手紙書くって喜ぶシーンにしんみり。ああ、よかったねーと思いました。もっと歌って欲しかったな。長女カップルもよかったし、テディエ夫婦もお似合い。全体的にしっくり来る配役だったなぁ。ホントよかったよ。まだ歌が頭の中でぐるぐるしてる。家族やカップルで行ってもよさそな万人向けな作品だと思います。
 それはそーと役者の一人、駒田一さん。観てたら唐突に思い出しました。むかーし、グインサーガのミュージカルでヴァレリウスやった人だ! と。なつかしー。その頃は観劇とかそれほど興味なかったけど、グイン好きでねー。まあ舞台はレベル高めの学芸会くらいの印象しかないのですが(酷っ)、ヴァレリウスと、あとイシュトはいい味出してるなーと思った覚えがあります(って、イシュト岡さんじゃーん…)。もう9年も前になるのか……。グインサーガ50巻記念のミュージカルだったらしい。そのグインも今や97巻まで出ています。グインサーガ、昔はすんごく好きだったけど各月間になったあたりからいろんな意味でついていけなくなったんだよね。折角50冊以上読んだのだからラストまで付き合いたいよーな、外伝含め50冊以上読んでいないのだからこのまま忘れ去ったほうが身のためのよーな。

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