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2002年度のジャイアンツを率いる原辰徳・新監督と、鹿取ヘッド、篠塚総合コーチら計11人の一軍首脳陣
☆原・新監督の挨拶、
「(9月27日の)広島戦終了後、長嶋・前監督に『来季は監督をやってくれ』と言われたときは不安なスタートでしたが、(コーチ陣に)これだけのメンバーが集まり、不安はまったくなく、今の気持ちの中では期待という言葉しかありません。みなさんとスクラムを組んで強いジャイアンツを作りあげたい」と、歯切れよく話しました。
原・新監督は新しい背番号「83」について、「8は現役時代の背番号で愛着のある数字。3は長嶋監督の野球を継承する意味で頂きたいと思いました」と説明しました。また、首脳陣が平均年齢41歳と大幅に若返ったことについては、「年齢を意識したわけではなく、最高のメンバーを集めた結果、こうなったと受け止めています」と話しました。さらに、来季の方針について、「我々に課せられた責任、義務は勝つことであり、優勝です。そのために個々の選手たちには責任を持って、いいジャッジメントプレーをしてほしい。そして結果オーライではなく、プロセスを重視し、厳しさを追求して強いチームを作り上げたい」
☆鹿取義隆・ヘッドコーチの挨拶
「監督の意思を全うし、選手に伝える仕事に徹したい」、篠塚和典・総合コーチは「選手とのコミュニケーションを図って野手をまとめながら、監督、ヘッドともよく話し合って、いつでもコミュニケーションを取れるようにしたい」と、それぞれ抱負を語りました。
各コーチの就任あいさつは次の通りです。
★斎藤雅樹・投手コーチ
「初めての経験でもあり、教えられるのは自分の19年の経験だけですが、押し付けるのではなく、コミュニケーションを図りながら選手のため、チームのために頑張りたい」
★吉村禎章・打撃コーチ
「3年ぶりに巨人のユニホームを着られて光栄です。特に若手を指導できることが嬉しい。ファンに喜んでもらえる選手を育てたい」
★内田順三・打撃コーチ
「吉村コーチと協力しあって、チームに貢献したい」
★鈴木康友・内野守備走塁コーチ
「17年ぶりに巨人のユニホームを着て身が引き締まる思いです。原新監督で11人目の監督に仕えることになるが、経験を生かしてサポートしたい」
★西岡良洋・外野守備走塁コーチ
「攻撃的走塁を前面に押し出して行きたい」
★村田真一・バッテリーコーチ
「阿部一人に頼るのではなく、次のキャッチャーも育てるつもりで頑張りたい」
★水沢薫・トレーニングコーチ
「チームのために自分ができることを精一杯やりたい」
★杉山茂・トレーニングコーチ
「選手の土台作りに努力したい」
1年目に打率.268、22本塁打と期待通りの活躍で新人王。83年には打点王を獲得、リーグ優勝に貢献してMVPに選ばれた。その後も毎年30本塁打前後と、安定した成績を残す。「チャンスに弱い」とも批判されたが、83年には勝利打点20と、四番としての役割を十分果たした。
4番として1066試合に出場。4番で打った本塁打255本は川上を上回る。通算本塁打382本は、巨人の選手としては王、長嶋に次ぎ歴代3位。
選手生活晩年は怪我にも悩まされ、95年限りで引退。野球解説者を務めていたが、98年秋から野手総合コーチとして巨人に復帰。そして来年からは監督としてどのような手腕を見せるか、注目されている。
通算成績
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
1697 | 6012 | 1675 | .279 | 1093 | 382 | 82 |