行動記録


静岡市にはその昔徳川家康の居城「駿府城」があ
ったが江戸時代に焼失、その後何度か再建案も持ち
あがったりはしているが多額な費用がかかることか
ら見送られ、今や当時を偲ぶお堀端に加え、数年前
に築かれた巽櫓や紅葉山庭園があるぐらいで、後は
公園として市民に開放されているのが現状。
 とはいえ、巽櫓の中には当時の歴史を語るものが
多々展示されており、その中の一つがご覧の城下町
模型。これを他愛もないものとして見過ごすか、じ
っくりと眺めて当時のまちづくりを偲ぶかどうかは
その人次第だが、生涯に一度ぐらいは後者であって
もおかしくはない。一説によれば通りの正面には富
士山が見えるようにとの家康の配慮があったとか。
           2003年9月 記
 JR静岡東駅には静岡県コンベンションアーツセン
ター「グランシップ」というビッグな施設があり、そ
の一角に「静岡芸術劇場」がある。世界で名高い舞台
芸術が次々と繰り広げられているところだ。年に数度
ではあってもここでの演劇などを観ていると精神的な
リッチ感を覚えることは多い。幼少時とはいえ戦中を
生き抜いた者にとっては隔世の感に浸ることができる
からだ。しかも、今回は観劇席ではなくステージ横の
ディレクター席に立つことが出来た。バックステージ
ツアーと言い、休館日に会場裏のリハーサル室や衣装
ルームなどを見学するツアーだ。舞台に堪能する立場
から今度は舞台を演出する立場へ。ーーたまには舞台
監督になったような気分を味わうのもいいものだ。
              2003−9月 記
  一昨年の秋だったか、セスナ機で伊豆大島へ飛ん
だ時に、帰り際に農園へ立ち寄り「大島ツバキ」を
買い求めた。種類は薦められるままに買ったのでそ
の良さはよくわからないが、「香紫」のメモが今だ
にぶら下がっている。他にも2鉢買っていた。
 玄関先に置いておいたところ、白いような黄色い
ような花が咲き、「大島生まれの清水育ち」だなん
て言っていたりした。
 そして先日、久し振りにその鉢を眺めると大きな
実というかタネがついていた。数日後、固い殻がパ
ックリと割れ種子も見えてきたりした。
「どうしたものだろう」−−ここから先はよくわか
らないが、とにかくこのタネを取り出し、近く別の
鉢に埋め込もうと思っている。植物の命にも大切さ
を気付きながら、である。2003年10月 記
  科学の発達は人間生活をラクにさせていくことが
多いが、それに浸りきっているといつの間にか自然
界の素晴らしさを忘れさせられる場合が多い。
 この写真はヒノキを切り倒し20cm位に刻んだ
ものの一つで、直径は15cm程度、これにチェン
ソーで切り口面から4方向に10cm位の深さで溝
掘りをし、その中央に簡単な着火材を入れて火をつ
けたものである。こうすると次第に燃え上がり中央
だけが約40分間は小型火鉢のようになってくる。
 これを持ち抱えて夕刻の山中を下ってくると周囲
が明るく、暖かく、それでいて火事の惧れも殆どな
く獣に襲われる心配もない。北欧の樵(きこり)仲
間がよく使っている方法だそうだ。
 この実演は私が受講中の環境道場師範養成講座の
現場研修の一端として体験したものであり、人間と
自然との共存、融合ぶりを知るよい機会であった。
           2003年10月 記 

この写真は何だと思われますか?そうです、たん
なる氷、氷柱の一種です。でも、この氷のあったと
ころが富士山麓の洞窟の中、まだ残暑厳しい9月の
ことでしたから大変珍しいものだといえましょう。
 ここは田貫湖の「ふれあい自然塾」から樹海の方
へ車で20〜30分、周囲は鬱蒼とした森林となっ
ておりその一角に地面がごっそり陥没した部分があ
り、地底が洞窟の入り口となっていたところです。
 ただでさえ薄暗い樹海の中の地底はもう真っ暗、
薄気味悪いとしか言いようがありませんでした。
 でも、我々はこの地底に下り、さらに洞窟の中へ
と懐中電灯を頼りに入って行きました。岩がゴツゴ
ツした部分を通り越したら、やがて足元は氷板のよ
うになってきました。地底潜りは2回目でしたがこ
の氷穴は初めてでした。思わずこの場面をパチリ。
             2003年9月 記
 草薙神社の近くをウオーキングしていたら思わぬ場
面に出会った。歩道の頭上に大人のアタマほどのもの
が幾つもぶら下がっているのである。ヘチマでもない
しメロンでもないし、さりとてカボチャにしては色が
白っぽ過ぎるし…、そう思いつつ一瞬立ち止まって眺
めているとちょうど近所のおばさんが通りがかった。
 そこで、「あれ、何ですか?」と声をかけてみると
「あれかい、カボチャだよ」とのこと。「それにして
は黒くないですね」と言うと、「ありゃ鑑賞用だよ、
食べて食べれんことはないけどね」との返事だった。
 この地区では農産物の盗難などは耳にしない。     
 静岡県の行なっている「まちづくりリーダー養成講
座」に参加、その一環として三島市の「街中せせらぎ
事業」を現地視察することになった。
8月30日の現地研修会でのことである。
幸い、当日は快晴で鎌倉古道や白滝公園を巡ったが水
辺が中心であったためか炎暑であったにもかかわらず
結構涼しいひと時が続いた。
 特に市中を流れる源兵衛川の中を歩く時は童心に帰
るような気分であった。もはや現代の人々はこのよう
な快適性を見失っているのではなかろうか。我々は今
後のまちづくりのあり方を再発見する思いであった。
      
  国際的なフラワーアーチストとして名高い静岡市在
住の村松さんのお話を聞く機会があった。若き頃の海
外体験談や花への認識のあり方を知るためだった。
 そして、おまけ程度ではあったが我々もフラワーア
レンジメントをその場で実体験することになった。
まずは黒の花器に吸水性スポンジをセット、そこへコ
スモスやヒマワリ、マドリカリア、トルコキキョウ、
アルケミラモーリス、レザーファンを挿していく方法
だった。自分で作っていくと花の美しさが一段とよく
わかる。人生と自然の調和、楽しさを改めて知った。
      


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