行動記録


 前掲の”緑の桜”博士からのまた質問があった。
「なんじゃもんじゃ、を知っているかい?」
「えっ、なんじゃもんじゃ?、何か聞いたことはあ
るが…」と口ごもらしていると、「それもこの近く
にあるんだよなぁ」と、またもや興味のある話。
「この近くに?、ぜ、ぜひ、教えてくださいよ」
そう言って改めて”緑の桜”博士の顔を眺めてみる
と今度は”なんじゃもんじゃ”博士の顔に見える。
ーーそれからこの博士と早速ひとっ走り、着いた所
は静岡市の城北公園だった。
「うわーっ、きれい、真っ白だ!」思わずそう叫ぶ。
同じ白でもソメイヨシノの桜などと違って、樹木の
葉に雪がどっさりと積もっている感じだからだ。
「奥へ行くともっと素晴らしいものがありますよ」
そう言われて更に奥へ進むともう白、白、白…。
慌ててデジカメで撮影したのがこの写真、というわ
け。(この項エッセイ欄にて)2001年5月記。
「緑の桜を知っているかい」
「えっ、ミドリの桜ですか、知りません」
「それがあるんだよな、この近くに」
「ホントですか、この近くにですか」
「じゃ、案内してあげるよ、車で5〜6分だ」
ーーある偉い方との会話の中でそんな弾みとなり、即
刻、ドライブとなった。着いた所は静岡県立美術館。
「これがそうだよ、正式にはウコン桜っていうんだ」
見れば、周囲がソメイヨシノ等が満開なのにこの樹は
まだ蕾で一杯。「ホントに緑の花が咲くんですか?」
「当たり前だよ、あちらにあるのがギョイコウと言っ
てな、これまたきれーいな緑なんだ」
ーーそれから約10日後、ついに緑満開の桜を目前に
しデジカメ撮影となった。(この項エッセイ欄にて)
     2001年4月記 
  ファッションショーを見る機会があった。モデルは全員が専門学校の学生達である。
スタスタ、パッパ、クルッ、スタスターーと、どこで覚えたのかステージを歩く姿は結構堂に入っている。目線が真っ直ぐで、背筋はピンと伸ばし、ストッフする時などは手を腰の横辺りに置き、ポーズをとるからだ。肝心な作品の方も「ホホウ、こりゃいい」というのが案外揃っている。若者達の作品らしく大胆なデザインが次々と紹介されるからだ。昔だったら校内の体育館あたりでそんな真似事があったかも知れないが、今や静岡を代表する会場での堂々たる展開だ。音楽も照明もそれに会場の雰囲気もいい。
そこでついつい学生達の実力をホメながらも余計なことを言いたくなってしまったので、それをわが感想文としてエッセイ欄で述べてみた。
(エッセイ欄で啓上)
 海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が清水港に入った。全長134m、幅28m、満載排水量19,000トン、最大速力19ノット、という代物であった。
砕氷艦というだけあって南極などでは氷厚1.5mまでならバリバリと氷を砕いて前進、それ以上の厚さの場合には200−300mバックして、更に最大馬力で前進、体当たり的に氷を砕いていく進む船だ。「南極で活躍する船に乗れるなんて」−と思わぬ機会に恵まれ、早速乗船し、艦内見学を行ってみた
 乗船の際の配布資料には、南極は地球上で一番寒い大陸で1983年にはー89.2度を記録、大陸を覆っている氷床は厚さ4,000mにも及ぶ所があると書いてある。まさに富士山よりも高い氷厚だ。
 船上では、南極から持参の氷の一かたまりが展示され、子供達がそれを嬉しそうにさすったりしていた。そして圧巻は、南極に落下した隕石だった。空気抵抗で焦げた石や金属部分が熔けた石が展示してあった。驚くなかれ、サッカーボール大の物もあったのだ。今回の船上体験は、一種の南極上陸体験でもあった。   (この項エッセイ欄でも一筆啓上)


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