5.アデン
まずは前ページの回答から。
ホテルの壁に貼ってある矢印マークは、メッカの方向を示している。イスラム教では、1日に5回の礼拝をしなければいけないが、メッカの方角がわからないと、どこに向かって祈りを捧げればいいのかわからない。おちおち旅行もできない、というわけだろう。
シバームパノラマ
今日は海岸の町アデンに移動するが、午前中にまずサユーンの市内観光をする。その前に、シバームのパノラマ観光に再挑戦。昨日と同じ山の斜面を100mほど登っていく。途中でネコがいたので、思わず記念撮影。
今日も昨日と同様、空気が澄んでおらず、きれいなパノラマは拝めなかった。諦めてサユーンに向かう。代わりに地元の子供たちの写真を撮る。
| イエメンネコ2 | シバームっ子 |
サユーン
一昨日サユーンの空港に降りながら、サユーンの市内観光は最後になった。
サユーンでは外観の美しい博物館(旧王宮)が見所。旅行社のパンフレットでこの博物館の写真を見て心を動かされた。なかなかきれいでしょ、遠目には・・・(?)。
博物館内部を見学して、市内のスークに向かう。
サユーン博物館 窓外の街並み
スークには雑貨、野菜、果物、お菓子、乳香、蜂蜜等が並び、とてもにぎわっている。ここでガイドさんがまん丸い直径3cmほどのゴマクッキーを買ってみんなに食べさせてくれた。かなり硬く、噛むのが大変だったが、1袋に50個ほど入っていそうで、会社の土産にいいかも・・・。2袋購入。1袋150リアル(90円)だった。
また岩塩が直径10cm、長さ60cmほどの細長い袋に入れられて売られていた。2kg以上はあるだろうか。アラビア語習字の女性がこの塩を買おうとしていたが、一人じゃ多すぎるというので共同購入することに。結局10人で分けることになったが、一人当たりの金額は5リアルでした。日本円で3円。私の分はおまけして多くしてくれたようでした。シュクラン(ありがとう)。
この重い塩をバックパックに入れて、スークを回り、買いたいと思っていたターバンを購入。そして、サユーンでは地元の男性が身につけている巻きスカートを探していると、同じツアーの女性が一つの店で巻きスカートを買おうと値切っていた。渋い店員でなかなか負けてくれないので、自分も同じものを買って、2つでディスカウントしてもらった。(でもあとでガイドさんに「ちょっと高い」と言われたそうな・・・)
イエメン衣装を揃え始める。
| スーク | |
車でレストランに移動し、昼食。スークで買ったターバンをドライバーさんに巻いてもらった。ヒゲが伸びているのに加えて、どんどん怪しくなっていく・・・。この後この格好で、しかもでっかい塩を抱えて飛行機にまで乗ってしまいました。
怪しい男
サユーンからは飛行機に乗ってアデンに向かう。空港でアラビア語習字の女性が塩の袋に書いてあるアラビア文字の解読をする。2002年という年代とスーダンという文字が判別できるそうな。スーダン産の塩なのだろうか?これ以上はわからないとのことで、あとはガイドさんに読んでもらう。ガイドさんはこれはフェルティライゼルの袋だと言っている。フェルティライゼル?なに?植物が育つ、とか言っているが意味がわからないので、添乗員さんにヘルプ。「フェルティライゼル(fertilizer)」は肥料のことだそうだ。さすが!添乗員さんの英語はブロークンだが、非常に実用的で尊敬しました。(^^)
というわけで、これは単に肥料の袋に塩を入れて売っていただけで、中身とは関係なかったようです。
アデン
アデン行きの飛行機は、今度は正真正銘の自由席であった。まるで新幹線感覚。でも、自由席だとセキュリティ上問題ありそうだし、墜落したときに誰が乗ってたか判らなくて、困るんじゃないの?機内ではハエが何匹か飛んでいる。飛行機の中でハエが飛んでいるのを見たのは初めてだ。
窓際の席を取って、雄大なテーブルマウンテンとワディを見下ろしながらアデンに向かう。
地元の女性の隣に座った女性は、腕輪をもらった、と言っていた。羨ましい。というか、イスラムの女性も外国人でも女性には心を開いてくれるのが羨ましい。男に対しては目も合わせてくれないし・・・・。ターバン巻いてると、胡散臭そうにジロジロ見られることはあったが・・・。女性には顔を覆っているヒジャーブ(ベール)を取って、素顔を見せてくれる女性もいたそうな・・・。私は一度も見せてもらえませんでした。(ToT)
| テーブルマウンテン |
アデンはイエメン南西部の海(アデン湾)に面した港町である。低地であり、海に近いことから、暑いだけでなく湿度も高い。この日は天気も曇りで、アデンに着いたのは夕方であったため、心配していたほど気温は高くないようである。
空港を出ると、サナアの時のランドクルーザーと運転手が勢ぞろいしており、口々に挨拶してくれる。ここからサナアまでまた一緒である。
アデンでは、まずアイダルース・モスクに向かう。ここには14世紀の聖人、アイダルースとその家族の墓がある。
次にアデン・タンクと呼ばれる紀元1世紀に造られたダム観光。風が非常に強い。このダムは3層になっていて、上の層から下の層へと上澄みが流れてくることにより、ろ過作用がある。古代にこのようなものが作られていたとは驚きである。と同時に、その頃の日本はどうだったのだろうとまたまた考えてしまう。
| モスク | アデンタンク |
次にフランスの天才放浪詩人ランボーが働いていた、ランボーハウスと呼ばれる建物に入る。実はランボーって知らないのだけど・・・、みなみらんぼうくらいしか・・・(古すぎ)。
アデンにはこの3箇所くらいしか観光場所はないみたい。
| ランボーと記念撮影 | 夜景 |
アデンホテルにチェックイン。このホテルは「地球の歩き方」では「モーベンピック・アデンホテル」と紹介されているが、ホテルのどこにも「モーベンピック」という言葉は見つからなかった。「地球の・・・」によると、イエメンでもっとも宿泊料が高いホテルとのこと。
確かにロビーはきれいで、バーやケーキ屋などもあり、豪華な感じである。しかし、部屋に入ってみると、照明が3箇所点かないは、TVのリモコンは2つに割れているは、バスルームの照明は天井の穴の奥に付いていて傘がないため薄暗いは、見た目の豪華さに反してボロい印象を受けた。身体がべとべとしていたので、とりあえずシャワーを浴びたが、その後部屋を替えてもらった。
さて、アデンホテルではなぜかアルコールOKとのこと。ホテルレストランの夕食では、禁酒生活を強いられていた我々は(実は部屋では日本からのワインを飲んでいたが)久々に本物のビールを注文。口もなめらかになり、女性陣の間ではイエメン男性の品評が始まった。(詳しくは番外編で・・・・^^v)
酒好きの男性は、夕食前にバーでビール、夕食でワイン(分け前ありがとうごさいました)、夕食後にバーと酒に浸っていました。
夕食はビュッフェスタイルであったが、まだ準備が終わっていなくて、終わり頃にやっとバーベキューやシーフードが出てきた。しかもシーフードは生煮えで、一口食べて出してしまった。これでまたこのホテルの印象が悪くなった。