藤沢秀行名誉棋聖に学ぶ

名言抄(「秀行の創造」より)

 

18.不断の努力

 

子どもの碁には夢があります。天衣無縫とでもいうのでしょうか。勝負をべつにして才能の芽が感じられるのが楽しい。

 

プロを目指す院生時代の碁にも夢があります。一流棋士の型をハミ出すような碁を打つことができます。しかし、ハミ出した型、着手が、本物の手として通用するとは限りません。むしろ悪手となることが多いでしょう。夢のある手を ”匹夫の勇”にしないためには苦しい勉強が必要です。

 

そして、プロの修行となれば、才能の芽だけではいけません。たくましい成長がなければ取り残されていきます。不断の努力と、なんでも吸収してしまう大きな器が必要です。

 

 

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