沢地サッカースポーツ少年団

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第12回  三島市ランオンズカップ   少年・少女サッカー大会   (2000年11月23日)                      試合結果

11月も終わりに近づいた勤労感謝日に静岡県立三島南高等学校に三島市の12チームが集まり、恒例のライオンズカップが行われた。予選は3チームのリーグ戦で1位チームによる準決勝・決勝が行われる。沢地サッカースポーツ少年団の4年生チームは、4年生が6人、3年生が4人、1年生が2人の12人で今年はなんとか単独チームで参加することができた。
1年生は、やんちゃ坊主の長野君と4年生の宇井君の妹の沙織ちゃんである。長野君は、家族が町内旅行に出かけたが『ぼくは絶対にサッカー行く』と1人で参加した。
試合前のあいさつで、ジュビロ磐田の高原選手、北上中学校の3年生で女子の全日本代表になっている佐藤さんもこの大会で活躍したことが紹介された。

三島東 1-4 沢地
三島東は、既に三島南に2-1で勝って気合が入っている。沢地が決勝トーナメントに行くためには、どうしても勝たなければならない。
前半7分に3年生の長谷川君が華麗なドリブルで持ち込み先取点を上げた。11分には、その長谷川君が倒されフリーキックを得ると上田君の強烈なキックが炸裂して2点目が入った。
後半に入って1分に上田君がドリブルで持ち込んで3点目となったが、その後は攻防が続き無得点が続く。10分には、ゴール前でもたもたしている所を押し込まれ、1点を失った。その直後に上田君がハーフラインから豪快なロングシュートが決まり、4-1で勝った。
この試合の前半に出場した1年生の長野君は、盛んにボールを追い、スライディングをしてボールを狙うが4年生には歯が立たない。それでも何度も挑戦する姿に観客席は大喝采であった。
後半は宇井さんが登場したがボールは追いかけるが4年生相手ではボールにも触れない。5分経過した時点で再び長野君が出場してさかんに動きまわっていた。

三島南 0-4 沢地
三島南が三島東に1-2で負けているため、三島南は必死になっているのが伺える。沢地は引き分けでも決勝トーナメントに進める余裕がある。
前半4分に長谷川君がゴール前のもつれから押し込み先取点を取ったが、その後は五分五分の試合であった。
後半にも2得点して、3-1で勝ち予選1位が決まった。
この試合の開始直前に宇井さんがベンチに入りたく無いと言って来た。1年生では無理もないと思い何も言わずにいた。
ところが後半に入って長野君が疲れて動かなくなってしまった。宇井さんに『長野君が動けなくなってしまったので助けて上げて』と言うとスネアテをしながらベンチに入ってくれ、交代してくれた。
試合に出たくないのは、途中で交代するときに注目されるのが嫌なようである。

山田 4-3 沢地 (順決勝)
沢地はCブロック予選1位となり、Dブロック1位の山田と準決勝となった。山田は全員が4年生で全員がほぼ同じレベルでバランスの取れたチームである。
開始2分にコーナーキックを得て、上田君のコーナーキックがゴール前でもつれているところを長谷川君が決めて先取点を取った。8分に追い付かれたものの11分には、宇井君が華麗なドリブルで持ち込みシュートを決めて2点となり前半戦を終了した。
後半戦に入って、山田の攻撃は凄まじく、1分、8分、10分と得点をして、あっと言う間に4-2になってしまった。この時点で沢地は声も出なくなってしまった。
DFに入っている杉山君がクリアされたボールを盛んにハーフライン付近からシュートをするがゴールを外していた。しかし、13分にまたチャンスがあり、今度は豪快に決まって観客からどよめきが上がった。
しかし、沢地の力もここまでで、4-3で負けてしまった。昨年は三島北の現4年生の助っ人で3位となったが今年は、沢地単独チームで3位の好成績を納めることができた。本当は密かに優勝を狙っていたのだが残念である。


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