沢地サッカースポーツ少年団

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静岡クラブ招待ジュニアサッカー大会

●2001年8月4日(土)
朝7時に沢地小学校へ集合して、静岡で開催される静岡クラブ招待ジュニアサッカー大会に向かった。
ここのところ団員が少なく、遠征にも行けない状態が続いていたが5年生と4年生でなんとか1チームが構成できるようになったため、静岡クラブ招待ジュニアサッカー大会にエントリした。
三島から国道1、清静バイパスを通って、トンネルを抜けて直ぐに左折すると井宮小学校があった。
初日は、3チームによるリーグ戦であり、沢地は地元静岡の中田サッカースポーツ少年団と奈良の白橿FCが相手である。

● 5年生 予選リーグ 井宮小学校   沢地 1 - 3 中田

FW 杉山(雄) 長谷川 黒井
MF 渡辺 宇井 高井(歩)
DF 松元 上田 榎本
     杉山(俊)  
GK   高井  

sub : (なし)

第1試合は、白橿FCに4-0で勝っている中田である。ここのところ涼しい日が続いていたが今日は湿度が高く息苦しい天候である。
やはり地元チームは強敵で、前半3分と12分にセットプレーから得点されてしまった。15分にストッパーの上田君が得意のドリブルで持ち込み1点を返した。
森山(兄)の不参加で左DFに松元君が入ったがDFの経験不足で抜かれる場面が多いため、後半から渡辺君を左DFにして守りを固めた。
しかし、後半13分にDFが抜かれて3点目を奪われてしまった。
地元チームとの初戦としては健闘できた。

● 5年生 予選リーグ 井宮小学校   沢地 4 - 4 白橿

FW 杉山(雄) 長谷川 黒井
MF 高井(歩) 宇井 松元
DF 渡辺 上田 榎本
     杉山(俊)  
GK   高井  

sub : (なし)

第2試合は、奈良の白橿FC(シロカシ)である。中田に4-0で負けているので期待が持てる。
ところが前半が始まってすぐにドリブルで抜かれて2失点しまった。沢地も長谷川君と上田君が得点して同点に追い着いたところで前半を終了した。
後半に入って10分間は、互角の戦いをしていたが12分にFKを決められてしまった。
白橿はキーパがボール取ってもキックをせずに手で投げるため沢地にチャンスがある。15分にそのボールを長谷川君がカットして同点に追い着いた。
しかし、18分にはドリブルで持ち込まれ、また1点リードされてしまう。残り1分にFKを得た沢地は上田君が直接ゴールを狙いまたも同点として、終了のホイッスルが鳴った。
これで予選リーグは3位かと思ったら得失点差で沢地が2位になっていた。

●2001年8月4日(土)
昨日の予選リーグで2位となったこともあり、父母の期待が大きいのか家族での応援が多い。
昨日は11人でベンチに誰もいない状態であったが、杉山(雄)君の代わりに、3年生の西島君と片野君、2年生の長野君と宇井さんも参加して今日はベンチがにぎやかになりそうである。
6時30分に沢地小学校へ集合して昨日と同じルートで静岡へ向かう。今日の会場は清静バイパスのトンネルを抜けて、右折してすぐの井宮北小学校である。
ところが右折して探しても井宮北小学校が見つからない。近所の人に聞いてやっとたどり着いた。井宮北小学校のグランドはそんなに広くはないが遊具や小動物小屋があり恵まれた環境である。
三島の山田5年生も2位リーグに来ていた。沢地の決勝リーグの相手は、岐阜の長良西サッカースポーツ少年団と地元の伝馬FCである。

● 5年生 決勝リーグ 井宮北小学校   沢地 2 - 0 長良西

FW 片野 長谷川 黒井
MF 高井(歩) 宇井(泰) 松元
DF 渡辺 上田 榎本
    杉山  
GK   高井  

sub : 西島、長野、宇井(沙)

決勝リーグの初戦は、長良西が相手である。前半14分は互角の戦いであったがゴール前の攻防でこぼれたボールを長谷川君がスライディングで押し込み先取点である。
後半7分には、長谷川君がドリブルで相手ディフェンスとキーパーを交わして2点目を入れ2-0で勝った。
昨日は、6時ごろに帰宅したが、光が丘のお祭りに参加した子供たちに疲れが見え、元気の無い子供が多かった。
3年生の片野君はFWの動きが分からず固まった状態で前半が終了してしまった。後半に交代した3年生の西島君はボールには触れなかったが一生懸命にボールを追いかけていた。

● 5年生 決勝リーグ 井宮北小学校  沢地 9-0 伝馬FC

FW 長野 長谷川 黒井
MF 高井(歩) 宇井(泰) 松元
DF 渡辺 上田 榎本
    杉山  
GK   高井  

sub : 片野、西島、宇井(沙)

2試合目は、地元の伝馬FCである。試合前に4点差になったら2年生を出場させるので、みんなで頑張ろうと話し合ったが長浜監督とポジションを決めるときに左FWに誰を入れるかで悩んだ。
ここは、ヤンチャ坊主の長野君を出そうと決まった。試合が始まると長野君は予想どおりに動き廻っていた。
前半で5-0と大差で勝っているため、後半は2年生の宇井さんを出場させた。ボールには触れなかったが、攻めも守りを理解した動きができていた。
後半に4点を追加して、9-0で勝ち、決勝戦へ進出することができた。

● 5年生 決勝戦  井宮北小学校   沢地 1-0 城内FC

FW 片野 長谷川 黒井
MF 高井(歩) 宇井(泰) 松元
DF 渡辺 上田 榎本
    杉山  
GK   高井  

sub : 西島、長野、宇井(沙)

城内FCはクラブチームであり、決勝リーグの山田との試合を見ると、正確なバスでつないで攻め上がる訓練されたチームである。
沢地と同じように3年生と4年生も出場しているのか体は小さいが動きが良い子供が多い。沢地の子供たちがどこまで付いて行けるかが気になる。
ところが試合がはじまると沢地は互角の試合を展開したのである。早いパス廻しに振り回されながらも食らい付いていく子供たちに、応援していた親から大きな声援が飛んだ。
沢地は相手に合わせた試合を行うと言っても、こんなに正確にパス廻しをするチームは初めてであり、前半を0-0で終了するのは快挙であった。
前の試合で動けなかった片野君が一生懸命にボールを追いかけていた。
後半に入っても激しい攻防が続き、ベンチも応援席の親もすばらしい試合に興奮していた。
19分が過ぎ、コーナーキックを得た沢地は、上田君がコーナーキックに走った。ベンチから黒井君に『外からヘッドで狙え』と指示を出した。
ところが上田君のコーナーキックは、コール前に居た宇井君にピンポイントでコントロールされ、見事にヘッドで決めた。応援席は割れんばかりの騒ぎであったがベンチは固まってしまい声が出なかった。
すぐに終了のホイッスルが鳴り優勝が決まった。
沢地の子供たちはなんと言う試合をするのだろうと唖然とするばかりであった。これだからサッカーは止められない。


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