沢地サッカースポーツ少年団

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TEPCOカップ
第28回 静岡県東部少年サッカー選手権大会

Y2K(コンピュータ2000年問題)対応で正月を会社で過ごし、1月8日〜10日が本格的な休みとなり、9日の朝、子供たちが頑張って夢を見せてくれるものと期待をしながら沼津の愛鷹多目的競技場へ応援に向かった。到着した時は、既に第1試合目が始まっていた。
沢地の子供たちは、スタンドで観戦していた。子供たちの様子を見るため近寄ると『松葉杖』が目に入った。やな予感がして子供たちを見渡すと、渡ちゃんことゲームメーカの渡辺君が右足にギブスをしている。昨年暮れに学校の休み時間に転んで全治14日の剥離(はくり)骨折をしていたことを知っていたが、まだ完治していないのを知って、ガクゼンとしてしまった。
第4試合目に元吉原アゼスと戦ったが渡辺君の抜けた穴は大きかった。それでも前半には右DFに入った河原君からの長いパスがFWの上田君につながり、何度か相手のDFの裏にボールが出て、シュートのチャンスが有ったがシュートには結び着かなかった。
0対0のまま、後半に入り、元吉原アゼスの短めコーナキックのクリアができずに、簡単に合わされて失点してしまった。その後は一方的に攻められ必死に守ったが、得点のチャンスはなく、1対0で負けてしまった。

第5試合目は、大岡と元吉原アゼスの試合であった。沢地が審判であるのと監督の意向でこの試合を見て帰ることになった。大岡は今年も強いと聞いていたが、前の修善寺南との試合では、驚くほどの強さではないと思えた。しかし、元吉原アゼスとの試合では本領を発揮して、10対0の一方的な試合となった。3試合目の元吉原アゼスは疲れていたとは言え、大岡は、ボール廻しが正確で早く、必ず両サイドから持ち込み、左右どちらからでもセンタリングが上がる模範となる試合運びであった。
帰りに、この試合を見た4年生の高井君は、どうしてあんなプレーができるのかと首を傾げていた。同じ小学生だから練習をやれば、誰だってできるようになるんだと説明したが、また首を傾げて、疑いの目で私を見上げていた。
応援に来た、3年生の上田君、杉山君、宇井君は、この大岡の試合を見て何を感じたであろうか。来年の沢地は、メンバー不足からこの子供たちが6年生チームとして試合をしなければならないことを知っているだろうか............。


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