2001-2002シーズン 雪上日記

昨シーズン、子供が生まれ１シーズンご無沙汰なため久々のゲレンデ復帰です。
当初、１歳になる子供達のゲレンデデビューを考えて晴天率の高い中央高速沿線のゲレンデを考えていたのですが子供もカミサンも体調がいまいちすぐれず結局私一人のスキー行きとなりました。
と、いうことはどんなに寒くても遠くても雪質にこだわることができるのでゲレンデの最高地点が2000mとなる群馬県片品村の丸沼高原スキー場に決定しました。
前日までの寒波のため沼田からスキー場までの約40kmの一般道は全て雪道。愛車リバティ＆今シーズン購入のスタッドレスにとっては初めての雪道でした。途中峠越えもありましたがトラブルもなく到着しました。
ゴンドラが動き出したころは雪が舞って頬を刺すような寒さでしたが日中は天気も回復しました。雪質は申し分のない粉雪。むしろ雪温が低すぎて塗ってきたワックスと合わないぐらいでした。
久々のゲレンデでしたがやはり体力と技術の衰えを痛感しました。以前なら何でもなく滑り降りることの出来た程度の斜面でコケまくり。半日で足がパンパンに張ってしまいました。
スキー後にはセンターハウスの温泉に浸かってきました。久々のスキーはもーう最高でした。
正月休みの混雑を覚悟していましたが全体的に空いていました。（帰りの関越道は激混みでしたが・・）

<2002/01/04撮影> 丸沼高原スキー場より尾瀬岩鞍・武尊山方向

<2002/01/04撮影> 朝一の上部ゲレンデ。積雪十分最高のコンディション

カミサンと子供は先方の実家に帰省中なので今シーズン２回目の単独スキー行です。といっても今回の目的は一つ。「スノーボードに挑戦！」であります。６年前のシーズンにようやく一般化してきたスノボに１回だけ挑戦しました。その時は無謀にもスクールにも入らず独学で友人と挑戦したのですが敢え無く撃沈。それ以来遠ざかっていたスノボにリベンジです。
今回の目的地チャオ御岳スノーリゾートでは１日ボードレンタル＋２時間初心者スクール＋リフト回数券＋レンタルウエアで\5,800という格安のエンジョイパックがあります。
更にこのスキー場、小学生まではリフト券が無料と気前がいいのが特徴。それもそのはず経営母体はJR東海、しかし御岳エリアの中では最奥。アクセス道路は険しく途中２つの峠越えがあり、ゲレンデもゴンドラはかかっているけど標高差がたった300m代と安売りせざる得ない状況にあるようです。
と酷評しましたが前回の丸沼高原と同様、標高は2000mあり雪質は最高でした。
さてスノボの話に戻りましょう。
スクールは準備体操の後、用具、用語の説明が行われいよいよレッスンです。まず基本姿勢の練習のあと平地でスケーティング、極緩斜面で片足だけ固定して真っ直ぐ滑る練習をしました。とにかくリフトに乗るための最低限の練習です。
その他方向転換の練習など１時間ほど行った後、いよいよリフトに搭乗です。何とか無事乗ることが出来ました。降りるときも平静を装って降りたのですが実は緊張しまくりでした。スキー場で一番緩やかなゲレンデの上に立ったのですが慣れたスキーと違いボードに両足固定された状態で下を見れば結構な距離と斜度に感じられます。
最初はバックサイド（かかと側）のエッジを立てボード全体で制動をかけながら下りる練習。スキーでエッジの理論については体感しているので何も難しくありません。それからバックサイドの斜滑降。これも楽勝。
次にいよいよ最大の難所フロントサイド側での滑り。山側に体が向くため立っているのがやっとです。しかもつま先に体重を乗せる必要があります。極緩斜面よりやや斜度のある方が逆エッジ転倒を防ぐことが出来るらしいのですが結構な恐怖です。ほとんどの講習者がこけていました。私も例外ではありません。
バック、フロントの斜滑降をつなぎ連続ターンの練習でスクールは時間切れとなり解散となりました。
昼食をとり午後は一人コソ練となりました。リフト回数券もたくさん残っているので２本リフトを乗り継いでスキー場の２／３ぐらいの高さのところから下りてみました。気温が低く雪がふかふかなので転んでもさほどダメージがなくまたペタンと座り込んでもあまり濡れません。初心者には最高の雪でした。
初めはフロントサイド側で毎回転んでいましたがじきにスムーズに回ることができました。こうなると左右のターンが完成するので長い距離を滑ることが出来ます。俄然面白くなってきました。
リフトも最後の１本となったときには緩斜面なら問題なく滑れるようになっていました。
コソ練の成果は大成功でした。スキー場は雪も良くとっても楽しい１日でした。また機会があったらボードで滑ってみたいです。
やはり物事の基本はきちんと教わらないと上達は望めないことが分かりました。

<2002/01/12撮影> 富士山？の様な秀峰、木曽御嶽山

<2002/01/12撮影> 朝日に照らされる乗鞍岳