《チャタテ虫の生態》

  世界に1,300種(日本では70種)が知られている。
その9割以上が野外に棲息し、樹皮上・鳥の巣・葉上・石面・地表などに生活し苔類・地衣類・カビ等の植物または腐敗有機物を食べ、人間と無縁の生活を送ってる。種によっては主として家屋内に棲息し、穀物・乾燥・冷蔵食品・菓子・医薬品・書籍・動植物標本・わら製品・その他カビのはえた物の上などで生活し、活発に運動する。
ヒラチャタテ虫で27℃、湿度70〜90%の好条件下では、卵期間9〜13日、幼虫期間9〜13日、成虫は少なくとも150日は生きることができ、しばしば大発生することがある。
 室内害虫となったものは1年間に数世代、多いものでは12世代も繰返すものが有る。
成虫:体長1.0〜1.5mmの微少な昆虫で、頭部は塊状で大きく、有翅と無翅の種類がある。 無翅の種では複眼の発達が悪く、単眼を欠く。触角はきわめて細く糸状で13〜50節からなる。口器はよく発達して噛むのに適している。腹部は丸味をおび9節。幼虫は成虫とよく似た形をしており漸変態である。群棲するものが多い。
チャタテ虫類は自由生活性で、他の動物に寄生するものはなく、両性生殖、ときに単性生殖を営み、まれに胎生するものもある。変態は、漸進的であるが、ときに全く変態しないといってもよいものがある。
卵は0.3mm内外て鶏卵様、真珠色わしている。1日に1個ずつ産みつけられ、卵期間は10日内外。最近のブロック造りの住宅は通気性が悪く、チャタテ虫の繁殖に適し、その駆除相談も増加している。チャタテ虫は乾燥食品・菓子類・書類・昆虫や植物標本の中にも普通に見られ、家屋内で繁殖すると、枕・布団などの寝具類や家具類にも付着して不快感を与える。
 人間に咬みつくということはない。
しかし、チャタテ虫が繁殖すると、これを補食するツメダニ類が増えて皮疹が起こる。

     アース製薬・害虫図鑑

     吉澤和徳のお部屋


環境ホルモンとは

 環境ホルモンとは、生物の内分泌機能に影響を及ぼす化学物質であり、簡単に言うと、環境中に放出された化学物質が、体の中に入り我々がもつホルモンと同じような働きをしたり、ホルモンの働きをじゃましたりするものである。
 環境ホルモンは、非常に微量で作用し、体内に蓄積するものがあったり(生物濃縮)、母親から子供に移行したり次世代に亙って影響すること、他の有害物質のように急性毒性がある訳ではなく子供が大人になってから発現するなど、影響が分かりにくく、因果関係の解明が難しくなっている。
 また、現在、内分泌撹乱作用が疑われている化学物質は約70物質ある。しかし、我々の身の回りには約5万〜8万種という多くの化学物質が存在しており、たまたま文献があったものが約70ということにすぎない。影響が不明なものがまだ多く、さらにリストに追加されていくことになろう。
 環境ホルモンは、多種類あり、影響を及ぼす機構・作用、体内蓄積度合い、分解されやすさ等は様々である。雄と雌で感受性に違いがあるものもある。また、細胞レベルで観測した現象と実際の人間への影響の関係、及び野生動物におこっている現象が同様に人間にもおこるかどうかについても不明確な部分がある。

環境ホルモンとは  資料提供: 武田尚志さん



  
紙の分類   花王ケミカルだより




商業デザイン業界における取引慣行は

発注者からデザイン製作者に対し、発注者の売込先の製品に関するデザインの制作依頼があり、これに応じてデザイン製作者がデザインを製作し、デザインカンプといわれる見本を発注者へ引き渡してデザイン提案を行う。デザインカンプはカラーコピー、絵の具による手書き、シルク印刷などで製作される。
この段階で発注者は、デザイン製作者に対してデザイン提案料を支払う。
発注者は、デザインカンプを売込み先へ持ち込んでその採用交渉を行い、売込み先の意向を聞き修正を重ねるなどして、売込み先が採用決定をした場合、発注者はデザインを印刷に付すが、この際発注者は、デザイン製作者に対して提案料とは別料金を支払って、デザイン原画又は反射原稿、版下、パーツ、色指示レイアウトなどの引渡しを受ける。デザイン製作者は、デザイン原画又は反射原稿を相手方に引き渡すことによりそのデザインの使用許諾を与える。


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