機械でできるちょっと変わった貼箱

、 自動貼箱機でできる函(ストークスニュースNo.9) 
、 自動貼箱機でできる函(ストークスニュースNo.10) 
※上記リンク先にも詳しく掲載されています。
1.折り込みの深い箱

上貼機の折り込み部分は、通常10〜15mm位までが一般的ですが、図のように30mmまで深く折り込むことができます。
このようにすると、たとえばゲスをおさめた際に、上貼紙との境が見えず、美観を損ないません。

2.側壁の厚い箱

省資源の動きには逆行しますが側壁を厚くして重厚感を出す「額縁」というスタイルも高級和菓子などの貼箱にはよく用いられます。

3.テーパー箱

直方体でなく、トレイ型の形状のため、積み重ねた時に、かさばらないのが大きな特徴です。蓋は浅いかぶせ蓋か、落とし蓋が一般的です。

4.側壁が斜めの箱

向かい合う側壁の片方を20mmまで短く(低く)
することができます。

5.平行五角形の箱

図のように相対するAB,CDの辺が平行な五角形ならば、機械で貼ることが可能です。

6.幅が狭くて背の高い貼箱

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貼箱は通常、平型のかぶせ蓋式が主流となっていますが、この箱は「幅が狭くて背の高い」のを特長としており、身蓋共寸の印篭形式にしてフロッピーケースとしてもちいられてきました。

7.ワンピース貼箱

ワンピースボックスの作り方

通常の貼箱が蓋と身からなるツーピース式であるのに対し、この箱は身蓋一体型なのでワンピースボックスと呼ばれています。

8.ボトムラップボックス

アメリカで売られている低価格のジグソウパズルにこのタイプのものがみられます。テープ止めしただけの身蓋の箱に中身をつめて、一体として上貼紙でボトムまでラッピングします。
貼箱の欠点である封緘性の悪さは改良され、完全密封型で、シュリンク包装も不要です。

9.チリトリ式の蓋

箱の一辺がオープンなため、チリトリ式と俗称されています。蝶番式の箱の蓋として使われることが多いようです。

10.ルースラップボックス(小包風貼箱)

これもアメリカやヨーロッパのチョコレートの箱などに散見されますが、上貼紙に全面糊付けせず、周辺だけに糊を付け「浮かし貼」とし、包装紙でラッピングしたように見えるのが特長です。

11.エクステンションエッジボックス(台紙付きの箱)

5〜6mm突き出したツバのついた箱で、豪華な感じがします。アメリカでは、いまだにチョコレートの箱などに使われています。テープ止めをした箱に台紙を糊付け、その上から一枚の上貼紙でラッピングします。


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