ゴールデンウィーク釣行記
富山県T川水系 2002.4.30 by けーじ@とやま
今年は、春が早く桜が2週間も早く散ってしまった。里は暖冬だったが、山は雪が多かったらしく、ユキシロはだらだらと続いている。こんな時は、富山特有の高低差が激しく一気に富山湾に流れ込む河川は釣りにならずダムが多くユキシロの影響がでにくいところを探すことになる。
実際、そういった場所は普段は渇水で魚の活性が悪くどこにいるのか見当もつかないのだが、上流のダムの放水が良いように転ぶと良い釣りができるようだ。
GW2日目、ドピーカンの快晴となるとイブニングのワンチャンスか?午後2時ごろ家内と釣り場に入る。
前日の情報と違いダムの放水は止まり30cmくらいの減水状態。ガガンボの流下とともライズがあったとのことだが、プールは流れが無くフラット。流れ込みは3分の1程度の距離。流れが無い時はヤマメは釣れないので、イワナとの知恵比べになりそうだ。
準備もそこそこに出かけてきたので、昼食を食べ昼寝をし、その後ラインにドレッシングをしたり、リーダーシステムを点検したりしながらライズを待った。すると、プールに差し込んでいた日が翳りだした午後4時過ぎくらいからガガンボが目に付きだした。視界の隅のほうで水しぶきが起こった。
ライズ!!
最初はプールの下で、そして徐々に流れのあるほうへ移っていく。家内は流れ込みへ、自分はフラットな下のライズを狙うことにする。先に始まったためか、活性は下のライズのほうが高いようだ。
#16パラシュートのガガンボ、スペントガガンボとパターンを変えていくが反応しないのでスノーシューを使った半沈の溺れた!ガガンボ#16を投入。ダウンクロス、フライ先行でうまく流れたなと思っているとライズフォームを変えずに(これが重要)フライに反応した。慎重に寄せると28cmの良型のイワナ。
自分に浸れる快心の釣りで鼻息も荒かった!のだが...、
「ヒット!」の掛け声とともに家内がファイト中。大きい。普段から魚にムリに暴れさせないのが身上の家内はうまく誘導して無事ランディング。ナント34cmもあった。昨秋産卵した思われるスキニーな魚体だったけど立派!#12アダムスーウルフで流れの真中から出たとのこと。(これって計算した結果?でも、発想は悪くないですよね。)
二人とも大満足で薄暗い谷を上がった。(夫はいつも大物を釣られてしまうのでちょっと不満でした。)