Sakuraのプリント基板製作も終わりに近づいてきましたので、ハンダ付け遊びと並行して
ケース加工をボチボチと始める事にしました。
さて、今までは全てのプリント基板を製作した後、それに見合うケースを購入していました。
今回のSakuraについては、最初に気に入ったケースを購入してしまったので、その限られたスペースへ
全ての基板を組み込む工夫をしなければなりません。
そこで、すぐに思いつく方法として2つあります。1つは、サブシャーシを平らに2段あるいは3段にして
サンドイッチ状に組む方法。もう1つは、サブシャーシを縦にして基盤を立て、何列かならべて
組み込む方法です。どちらを選ぶかは好みの問題ですね。しばらく悩んで後者にしました。
この場合、注意しなければならない事があります。それは全ての基板をガッチリと組み込んでしまうと
通電しながらの調整(TX LPFのトリマーコンデンサーなど)が困難になります。
なぜ? って。調整用のドライバーが入らないのです。hi hi
対策として、調整時に基板のついたサブシャーシをそのまま上へ引き上げて、半固定出来るように考えました。
左はシャーシ上面の配置予定です。
一番左が、VFO(B)と送受切替
その右が、TX LPF
中央が、VFO(A)とバンド切替
その右が、RX BPF
一番右が、RX基板
今日はバリコンを固定するための
アルミアングルを作って終了です。
(写真左上の2個です)
私のHPをご覧になったOMさんから、使用している工具等について、お尋ねがありましたので
下に工作机の写真を掲載します。
机は近所のDIY店で、パイン材を購入し、加工・組立して作りました。
使用している電動工具ですが、左側は小型のボール盤(テーブル・ドリル)
右側は電動糸鋸盤(コッピング・ソー)です。両方とも、プロクソン製です。
机の真中に写っているのは
加工途中のSakuraのサブシャーシ
下の写真はフロント・パネルのレイアウト予定です。
左上から右へ、 Sメーター、周波数表示部(液晶部分の大きさ)、VFO切替、RFアンプon/off
中央左から右へ、 VFO(B)サブTUNE、VFO(A)メインTUNE、BAND切替
左下から右へ、 電源SW、RF GAIN、AF GAIN
ツマミの数と機器の操作性は反比例します。極力少なくする必要がありますね。
理想は電源スイッチ、TUNE、AF GAINの3個のみにすることですが
今回はオールバンド機ですから、そうもいきません。
現在の所、8個の予定ですが、これ以上増えたら後ろのパネルにツマミを付けようかと
思っています。hi hi
Sメーター自体は1mA計です。
目盛は白紙に手書きした
ものですが、イマイチですね。hi
サブシャーシにメインVFO基板とバンド切替基板を
乗せてみました。
接続端子の位置確認、配線の引き回しなどに
不具合が生じないかどうか確認します。
サブシャーシにTX LPF基板を組み込んでみた所。
送信しながら調整する時は
このように、上へ引き上げた状態で行います。
上の状態を横から見た所。
コイルとコイルの間にあるのが
フィルプスのトリマーコンデンサーです。
サブシャーシの加工も終わりに近づいてきましたので、今日は基板を並べて写真を撮ってみました。
斜め左上から
VFO(B)、送受切替
送信部LPF
VFO(A)、バンド切替
受信部BPF
受信部
前後のパネルの加工は
まだです。
シャーシの裏側には
プリミックスVFOの混合部と
TX Mixerの基板を配置します。
フロントパネルの加工がようやく終わりました。
左の写真は穴あけが終わった所です。
次に240番のサンドペーパーでパネル表面を磨きます。
この時、一方方向にコスルのがコツです。
左の写真は磨き終わった所です。
サンドペーパーでコスッタあとが付いていますが
だいじょうぶ。この後のラッカー処理で分からなくなります。
全体が白っぽくなったら流水できれいに洗い
しっかり乾燥させます。
次にインスタントレタリングで文字入れします。
この時、ツマミで文字が隠れないか確認しながら
作業を進めましょうね。
最後にアルミ用のクリア・ラッカーを吹き付けて終了です。
ラッカーの吹き付けは屋外で作業するほうが良いのですが
今日は風が強く、ラッカーが乾燥する前に飛んできたゴミが
パネルに付着して慌てました。こんなドジは私だけ、hi
正月休み最後の日。ようやく組立を開始しました。
今回は狭い所へ多くの基板を組み込むため
組立てる順番に非常に悩みます。
まづ最初にフロントパネルに付けるパーツ類への
配線をハンダ付けします。
そしてサブシャーシを組み込んで・・・と思ったら
ボールドライブとバリコン間に入れたアルミ丸棒の
ネジの締め忘れを発見・・・アララララ。
結局、今日一日何回もサブシャーシを付けたり
外したりの繰り返し。普段使わない頭を酷使したため
夕方にはグッタリ疲れてしまいました。 hi hi
フロントパネルの液晶表示部のエスカッションとして
透明アクリル板とアルミパネルの間に
青色の画用紙を挟んでみましたが
ウーーームちょっとダサイ。
透明アクリル板を黒色の塗料で塗装したほうが
引き締まるかも。
今日はエスカッション部分を変更しました。
最初に透明アクリル板とアルミパネルの間に
黒色の折紙を挟んでみたのですが、黒一色だと
少しキツイ印象を受けるので、右側部分に
赤色の折紙を追加してみました。
たったこれだけの事ですが、上の写真と比べると
かなり印象が違いますね。
今日はリアパネルの加工をしました。
基板は左から、送信PA部、電源部、バンドデータ部です。
右上の空いているスペースには、受信RF AMP部を
組み込む予定です。
ただRF AMPについては、考えがまとまっていません。
ハイバンド用に高利得のAMPにするか、それとも
利得は少なくても、IMD特性の良いものにするか
悩んでしまいます。
とりあえず、RF AMP無しで完成として
何種類かのRF AMPを試作して組み込み
実際の運用で試してみたいと思います。
ようやく組込みが終わりました。
左はシャーシ上から見た所。
シャーシ下側の様子。
正面から見た所。