    
真東から210度西へ徐々に方向を替え日没、
朝6時に元の真東に戻ります
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250W太陽光パネルでの太陽の方位自動追尾装置を自作した。
たった1枚の限られたパネル出力で1日の最大出力を得るのは太陽光発電パネルの固定設置ではなく太陽に常に向き合っていく太陽自動追尾が最大限の発電効果が得られるとし自作してみようと追尾装置を作ってみた。
ただ傾斜角は朝夕は多少の影響があるが、日中ではそれ程の太陽光の減衰は無く手動の3段階の角度とした。
なお、この考えの出発点は台風などの停電時の緊急電源用に
インバーター発電機で行っていたが3.11以後蓄電池付き太陽光発電に代えようと考えた。
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自動追尾による効果予測
チョット最近まで太陽光発電に関するメーカー、業者のホームページには1日の最大発電時間は3時間と書かれていたのです、理由は下記の通り。 右図 日射量グラフ
例えば太陽光パネルを東向きの屋根に固定すると青色の折れ線グラフ、100%発電出力は9時から12時の3時間だけだが追尾装置を付けると黄色の折れ線グラフの通り16時まで日射量3.0MJ/u以上のフル発電時間となり7時間のパネルフル100%発電となる。 3.6MJ/u=1Kwh
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1日の日射量推移

太陽パネルを固定した時、 青グラフは東面固定、ピンクグラフは南面固定、黄グラフは西面固定
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全体図 タワー台座&パネル回転台
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40mmアングルを使用
台座寸法530×530×1600(地上部分)
回転軸を支えるために単管パイプ径48mm
駆動ユニットはウォームギヤータイプ走行ウエイ110mmを7秒で移動する
回転台ガイドウエイへ(1/2Wネジ)の伝達は自在キャスターのゴム車輪
ユニットとゴム車輪はバネ圧力で圧着させる。
ガイドウエイにナットのストッパーで強制停止
回転台東端と西端にLSを2個取り付けドッグに感知させる
制御線、電源供給直流線の各配線を地下埋没施設
パネル板よりアース線を地中へ施設
基礎は640×640×450mmコンクリート打設 自重約420kg
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パネルLP250P60H 1662×1000mm
回転軸は160kg耐荷重自在ごむキャスターを
回転台に取り付け下部を台座パイプに取り付ける
回転台ガイドウエイは長ネジW寸切りボルト1300mm
を円形に曲げる
ガイドウエイを保持するため6箇所にM4ボルトで留める
ガイドウエイ末端近くにナットをはめ回転止めをつける
LSを台の裏側に取り付けるドッグ
パネル傾斜角
a=380mm b=510mm c=525mm
一年中傾斜角43度この角度1本で。
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パネルステー&回転台
制御回路図
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12vリレー×4ヶ 100vタイマーリレー×2ヶ 各ソケット×6ヶ プログラムタイマー×2ヶ リミットスイッチ×2ヶ NFB×1ヶ ヒューズ×1ヶ 5芯ケーブル×20m パネルケーブル×20m アース線×2m アース棒×1ヶ 制御配線×4m Y端子 マークチューブ 12vブザー×1ヶ 12vLED×1ヶ
5芯ケーブルは回路図線番通り。
太陽追尾パネル停止位置
プログラムタイマー
タイマー作動と手動操作あり
LS1東停止端に朝6:00戻る
7:30西行き起動7s 更に太陽を追尾しながら
9:00、10:00、11:00、12:00、13:15、14:45にも起動7s
LS2西停止位置から東行き19:00に38s戻り(南向きで停止)
6:00、2回目の東行きでLS1へ
西行き時はブザー、
東行き時はLEDで巻き込まれ回避
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回転台

ガイドウエイと補助輪

回転軸

傾斜角決めステー

5芯ケーブル、パネルケーブル

回転軸受け止め単管

駆動伝達

LS1・東端リミット

駆動UTと伝達車・バネ

伝達車とストッパー

250Wパネル
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太陽光発電インバーター、追尾制御盤、バッテリー、B/Tガス抜きチューブ、使用電力積算計、

イメージ図
設備の推移
・太陽追尾装置は設置後600日間故障もなく作動しました。
・DC/ACインバーター(24V)は280日で故障しました。
・発電装置はチャージコントロラーは331日で故障交換になりました。
・バッテリーは421日でほぼ「スカスカ」状態。
・3年目からパネル増設505Wに。
・24時間タイマー4年と30日間で故障。
・駆動ウォームギヤユニット4年3ケ月壊れたが補修修理
・5年目で900mmの嵩上げ完了(隣家の遮蔽)
・電圧低下をセンサーで発電100V電源を自動遮断
DVB01取付け
バッテリー電圧昇降センサーリレースイッチ


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