2002年6月分
6.1 W杯開幕!!
 いやあ、とうとう開幕しました、W杯。初戦でいきなりセネガルがフランスを破るという大波乱の幕開けでした。何度かTV画面に映し出されるジダンの顔が引きつっていく様が何とも・・・。とは言え、こうした結果もサッカーの楽しみの一つです。それにセネガルは、スピードの乗った鋭いカウンターとねばり強い守備でフランスを苦しめており、伊達にW杯に出てきたわけではない、実力のほどを見せていました。やっぱり世界はすごいです。
 本日からは日本国内でも試合スタートです。一応「ジュビロ磐田応援サイト」を自認していますが、せっかくなのでしばらくはW杯モードにシフトしていくつもりでッス。
6.5 まずは勝ち点1
 正直言ってここまでできるとは思いませんでした。体格の良いベルギー相手では正直苦しいかな?と思っていましたのでかなりの善戦だったと思います。
 まあ、あれだけできると逆に勝ち点2損したという気にもなりますが。これは審判ふざけんな(怒)ということで。(過去にも、98W杯予選でロスタイム数秒でタイムアップ、というひどい仕打ちコスタリカ主審に受けた記憶があります。)今後コーヒーは選んで買いましょう。
 とにかく次のロシア戦への期待はいやが上でも高まります。もっともこれで、トルシエの非公開主義もますます高まることでしょうが。あと森岡の怪我もやや不安ですか。跡継ぎがサイボーグ宮本というのはちょっと・・・。

2002FIFAW杯TM Hグループ
日本(勝ち点1) 2−2 ベルギー(勝ち点1)
   得点者:日本=鈴木、稲本 
         ベルギー=ウィルモッツ、ヴァンデルヘイデン
6.5 大波乱
 日本中が熱狂し、瞬間視聴率が65%を越えたベルギー戦から明け、ほっと一息、と思いきやW杯は突然波乱含みになりました。
 
 ・韓国W杯初勝利!(日本より一足お先!!)
 ・アメリカ、ポルトガルを粉砕!(韓国真っ青!!)
 ・アイルランド、ドイツとロスタイムゴールでドロー!(ロイ舌打ち!!)
 
 特にアイルランドには感動しました。最後まであきらめない勝負根性に敬服します。もっとも、比較的弱そうな方を、つい応援してしまうのは日本人にありがちな判官贔屓の最たるものでしょうが。まあ、知り合いがドイツ−カメルーン戦(11日、エコパ)を観戦に行くそうなので、消化試合じゃかわいそうだなあ、という思いもあったのですが。
 そして波乱といえば、チケット問題。ひどいもんです。とうとう今後予選各試合は6日以降販売するそうですが(詳細はいまだ未定)、日本戦も結局空席があったみたいで、全くバイロム社とやらに馬鹿にされています。結局、僕も含めてチケットが欲しい人はまだ相当数いるでしょうから混乱は続くことでしょう。でも、これでチケットが手に入れば御の字なんですが。あきらめない勝負根性発揮しますか。
6.7 休みじゃなかったの?!
 W杯時期はネタもなく、お休みモードかと思いきや、我らがジュビロ磐田は突然思いっきり最高のネタを我々に提供してくれました。

 熊林湘南に移籍!!

 !!!びっくり!「みちのくのヒデ」はJ2でしばらく己を磨く覚悟を完了した模様ですな。まあ、このまま残留していても当分トップで出場する機会は無いでしょうから、経験値稼ぎは良いことでしょう。頑張って下さいませよ。
 これでもいよいよ崖っぷちか・・・。
 因みに7日AM4:00現在、湘南オフィシャルでも発表されているこの移籍情報、JOHPでは一切出ておりません。新聞にすら速報されているのに、どういうつもりなんでしょうか?←結局7日に更新でした。
6.7 リベンジ成功
 チケットやっぱり取れませんでした。つーか、無理ですわ、こんなざま。HPだってアクセス状況は好転した、とか言いますがAM4:00でも繋がらないのに良くなったとは言えないでしょうに。日本戦計1,500枚は誰が取ったのでしょうか??そんな人、一度拝んでみたいものです。と言うわけでロシア戦はテレビの前で応援します。
 んで、4年越しのイングランドVSアルゼンチン戦。とりあえず「ベロ〜ン」やら「ゴンサ〜レス」やら聞き慣れない選手をコールをするTBSアナにはややうんざりでしたが、試合としてはまあ面白かったと思います。特に後半半ば以降の、アルゼンチン猛攻−イングランド必死の防戦は見応えがありました。試合後のベッカムの満点笑顔も印象的でした。10日には隊長の満点笑顔が見たいですな。

 2002W杯TM”死の”Fグループ
 アルゼンチン(勝ち点3) 0−1 イングランド(勝ち点4)
         得点者:イングランド=ベッカム(PK) 
6.10 そしてW杯初勝利!!
 勝ちましたなあ、日本!とうとうW杯初勝利。そして決勝トーナメント進出へ一歩前進の勝ち点3をゲットです。勝った瞬間は自分の中で時が止まっていました。そして絶叫!さぞ近所迷惑だったことでしょう。
 とにかく宮本擁するDFラインは思ったより安定しており、後半押し込まれましたが、全体的にはベルギー戦よりも落ち着いた試合運びができたのではないでしょうか。 まあ、得点シーンはややオフサイド気味でしたが、それでも確変中の稲本が良くやった、ということで。前の試合の分もありますし、ね。
 ジュビロトリオもようやくW杯出場を果たし、これでいよいよ日本中が乗ってくることでしょう。
 次はチュニジア戦。僕個人は仕事の都合で観戦できそうにありませんが(全く腹立たしい)、是非この勢いで突っ走ってもらいたいものです。

 2002W杯TM Hグループ
 日本(勝ち点) 1−0 ロシア(勝ち点3)
    得点者:日本=”確変中”稲本
    交代 :72分 鈴木→ゴン中山隊長(黄紙1ゲット)
         75分 小野→服部(祝!4年越しW杯初出場)
         85分 稲本→福西(とりあえず顔見せ)
6.13 波乱は続く
 ・・・何と言いますか、もうめちゃくちゃですな。(嘆息)おフランス1次リーグ敗退(前回優勝チームの、1次リーグ敗退は36年ぶり3度目のこと。無得点敗退は史上初の栄誉)に続き、優勝候補筆頭と目されたアルゼンチンまでもが沈没。両チームとも監督ピンチ!(特に南米アルゼンチン、レストランでは壁際にお座り下さい)そういえば何かと話題だったカメルーンもひっそりエコパで憤死しましたし、大荒れの模様です。
 まだイタリアでさえも消えてしまう可能性もあるわけで、日本もうかうかしていられません。くわばらくわばら。
 
 2002FIFAW杯TM Aグループ
 デンマーク(勝ち点7,1抜け) 2−0 おフランス(勝ち点1,どべ)
        得点者:デンマーク=ロンメダール、トマソン

 2002FIFAW杯TM ”死の”Fグループ
 スウェーデン(勝ち点5,1抜け) 1−1 アルゼンチン(勝ち点4)
         得点者:スウェーデン=スベンソン
              アルゼンチン=クレスポ(PKくずれ)
         退場者:アルゼンチン=カニージャ(ベンチより退去)
6.15 祝!!
日本代表ベスト16入り

 いやあ、とうとうやりました日本代表チーム。堂々の決勝トーナメント進出です。Hグループ1位通過というのも大したものです。ブラジルを避けてトルコが相手というのもミソです。こうjなりゃ行けるとこまで行ってもらいましょう!

 2002FIFAW杯TM Hグループ
 日本(勝ち点7,1抜け) 2−0 チュニジア(勝ち点1)
        得点者:日本=森島、中田英
 
 一方、エコパで行われたHグループ裏試合はベルギーの勝ちで2位通過決定。でもどれだけの日本人が眼前の試合に集中していたのでしょうか?

 ベルギー(勝ち点5,2抜け) 3−2 ロシア(勝ち点3)
       得点者:たくさん
6.16 真剣勝負の幕開け
 日本人(含む俺)が決勝トーナメント進出に浮かれている間に、世間じゃあもう決勝トーナメントが始まっています。
 KO方式はJリーグでも見慣れた方式ですが、(何せゴールデンボールゴール=Vゴールがあります)真剣さはJリーグのそれをはるかに上回るものです。果たして6月30日に横浜国際競技場もピッチに立っているのはどのチームでしょうか?
 ・・・もっともミーハーファン皆さんは、試合前半にしおれたのに、後半になって復活したベッカムのとさかの方が気になるかもしれません。もしかしたら彼は試合より、己の髪型に対して真剣なのかもしれません(んなわけないでしょうが)
6.19
その1
それでも歴史は築かれた
 ・・・はあああ。
 日本代表は良くやったと思います。トルシエ監督も何だかんだ言って結果を残したとも思います。ご苦労さんと言ってやりたいです。しかし、トルコ戦はかなり不完全燃焼で終わってしまいました。こんな形で日本の2002W杯が終わってしまうとは思ってもいませんでした。試合内容は4戦中最低(負けたので当然ですが)、どうも絶対勝つという気合が今ひとつ発揮されていなかった様な気がします。コリーナ主審ももう少しおまけしてくれたっていいじゃん、と終いには泣き言まで・・・。
 まあ、NHK解説の岡ちゃんが「悔しさが次への糧になる。」と言っていましたし、この想いを次につなげられるよう一から出直しですな。また悲喜こもごもの4年の始まりです。

 2002FIFAW杯TM ラウンド16(決勝トーナメント一回戦)
 日本 0−1 トルコ
    得点者:トルコ=ウミトダバラ
6.19
その2
んで韓国は次へ
 そんなこんなでかなり多くの日本人がへこんだ4時間あまり後に、今度は共催国韓国がイタリアと対戦しました。
 ・・・勝ってるやん!!!すげーっす。先制されてからの後半終わり頃に同点。延長後半にゴールデンゴールと、まるでシナリオがあったかのようなすさまじい逆転劇でした。とにかく韓国の追いつけ追い越せの気迫と必死さは画面からも十分伝わってきました。別に精神論を至上とする気はありませんが、時にはそれが実力をフルに発揮させる起爆剤になるということは再認識できました。本日(もう翌日ですが)の日本代表にはこれが足りなかった様な気がします。うらやましいぞ、韓国代表&サポーター。ジュビロも、こんな感じ「も」出せるチームになればいいですね。
 でも、真のMVPはB・モレノ主審(エクアドル)。彼はホームの何たるかを心得ていました。コリーナさんとは大違い(笑)

 2002FIFAW杯TM ラウンド16(決勝トーナメント一回戦)
 大韓民国 2−1 イタリア
       得点者:韓国=ソルギヒョン、アンジョンファン
            アズーリ=ビエリ
       退場者:王子様
6.23
その1
2002FIFAW杯韓国大会
 さて、W杯ですが・・・えらいことになってますな。韓国とうとうベスト4へ進出です。あーすげーなあ、やるなあ、うらやましいなあ、とか本気で言えますか!?
 いや、確かに選手は良くやっていると思います。勝ちたいという想いが全面に出ていて好感も持てます。しかしながら、その勝利に関しては果たして真に実力から来ているものか?と言われれば疑問があります。韓国が意図的に判定をどうこうしているとは思いませんが、確かに審判の判定は明らかにミスが見られます。しかも韓国有利な。3戦連続で相手チームから判定に不満が出るのはどうかと思います。
 もう負けてしまった日本の人間が、勝っている国にケチをつけるのはただのひがみ根性なのかもしれません。でもやっぱりこの流れは、W杯の権威に若干の傷が入ってしまっている気がします。せめて次の試合は公平と思われるジャッジの下で行われることを切に願います。(でもまた韓国ホームなんだよね・・・。)

 2002FIFAW杯TM 準々決勝戦
 大韓民国 0−0 スペイン
      (PK5−3) 
       得点者:スペイン=バラハ(でもファール、取消)
                   モリエンテス(でもライン割った、取消)
6.23
その2
こっそり練習試合
 韓国が熱戦を展開している最中に、ジュビロも赤いチームと対戦していました。しかも見学者たくさん。試合内容は・・・、まあ結果を参考にしていただければだいたい理解していただけるのではないかと。サテ中心の後半はかなりひどい事になっていました。試合はホンダに押されまくりだし(若手の皆さん、もっとプロらしく頑張りましょう。それじゃいつまで経ってもトップに行けないよ(含む鳴尾))、見学者はかなりの数が帰ったり、サイン所へ移動してしまったりと、少し悲しくなりました。ああ、どいつもこいつもいったい何やってんだ・・・(怒)
 ま、何はともあれW杯が終わればまもなくJリーグ再開です。4年後、歓喜の大騒ぎするためにはJリーグが盛り上がらないと。にわかサッカーファンをそのままサッカーに釘付けにするためにも、みんなでジュビロ磐田を、Jリーグを応援しましょう!

 練習試合(45分ハーフ)
 ジュビロ磐田 3−2 ホンダFC
         得点者:ジュビロ=藤田、信男、原
              ホンダ=新田(PK)、古橋(両得点とも後半・・・)
6.26 まあ良くやったとは思ますけど
 あー終わった終わった、W杯・・・、って韓国が負けただけですか。
 まあ別に、ひたすら韓国の負けを祈っていたわけではありませんが、普通に試合してすっきりしっかり負けたという感じです。
 前にも言いましたが、韓国選手は欧州勢相手に良く戦っていると思います。韓国中が勝利で大騒ぎするのも問題ないでしょう。気にくわないのは不可解きわまりない判定と、韓国の勝利を手放しで我が事のように喜び賞賛するマスコミ&一部の変わり者日本人の存在です。
 特に韓国に対する賞賛の嵐は、はっきり言って試合中の判定以上に不可解でなりません。一部変わり者に関しては個人の自由なので放っておくとして(ただひたすら騒ぎたいだけじゃないの?!と勘ぐったりしていますが)、横並びで韓国躍進を褒め称えるマスコミは本当にどうかと思います。
 ベスト4入りしたとはいえ、韓国のサッカーが日本のサッカーのあり方を変えるとは考えられません。今出ている結果の差による多少の精神的ショックや悔しさを受けるとは思いますが、素人目から見て韓国代表は「良くやっている」程度であって「最高に素晴らしい」サッカーをしているわけではないと思います。
 共催国だから応援しなくてはならないと言う道理もないでしょう。結局マスコミは、韓国のサッカー自体を褒めているんじゃなくて、結果だけを褒めることによって(政治的に)韓国に対する親近感を無理矢理生み出そうとしているようにしか見えません。もっと中立的に、冷静に報道していただきたいものです。

 2002FIFAW杯 準決勝
 ゲルマンの勇者達 1−0 ”日本のライバル”大韓民国
             得点者:ドイツ=バラック
6.26 ああ鳴尾よ、移籍してしまうとは
 ・・・何事だ。
 と、言うわけで我らがアイドル、J2の星鳴尾直軌選手(27)がサンフレッチェ広島へレンタル移籍です。これでまた一人、ネタを作ることのできる漢の移籍ですな。(関連記事
 彼の場合、J2日本人得点王として、大いに期待されながら(今年なぞは背番号『19』=高原の後がま)結局サイン会では活躍したものの、試合ではトップ出場を果たせず、まったくもって実力未知数のままでの移籍と相成ってしまいました。思えば先日のホンダFCとの練習試合(後半サテの部)での勇姿が磐田で見た最後となってしまいました。
 まあ現状、サテライト戦ですら途中出場させられているようではお先真っ暗です。広島ではオランダNACへ移籍濃厚の藤本の代役として期待している様子。念願のJ1出場に近づきそうですし、ここらで心機一転する事も本人にとっていい事かもしれません。
 なお「最後」とか言っていると完全移籍のようですが、あくまでレンタルです。でも本人のコメントを読むと、二度と会えないような気がするのはどうなんでしょうか。
6.27 情けなくて泣けてくる
 ここ最近、W杯のどさくさに紛れて熊林・鳴尾を相次いで移籍させるなど、話題づくりに事欠かないジュビロ磐田。服部のフェイエノールト移籍話やトルシエ監督の磐田顧問就任説、果てはドゥンガTAの日本代表監督就任話など、裏主役街道を驀進中です。
 そんな中、今度は清野が移籍・・・いやか、解雇お〜!?どうも前代未聞の金銭トラブルが解雇理由らしいですが・・・(『多重債務』って、お前は何してたんだ!!)
 チーム側も何とか更正を、と考えたようですが、結局解雇処分ということは、よっぽどひどくて、もうどうにもならない所まで来てしまっていたんでしょうな。せっかく若手FWの成長株として注目されつつあったのに、こんなつまらんことで選手生命を失うとは。悲しくなってきます・・・・。
 清野君、これに懲りて早く真人間になってくださいよ。
6.29 鎮静化
 一部では鄭夢準杯とかウリナラ杯とかまあ色々言われてしまったW杯ですが、本日3位決定戦が行われ韓国狂想曲もひとまず収まることでしょう。
 試合としてはトルコに巧い試合運びをされてしまった韓国が反撃及ばず敗れてしまいました。3決に回った段階でこの結果はある程度予想できましたが、ここまで予想通りとはかえって拍子抜けです。審判も意外と冷静な判定を下しており、あまりにまっとうな結末だったと思います。
 韓国は開催国の一方として良くやったと言えるでしょう。ベスト4という結果は判定に大いに助けられたとはいえ、韓国としては誇ってもよいものだと思います。でもそれは「韓国は」であって日本がわざわざ褒めてやることもないでしょう。日本としては、もっと日本と韓国の結果の差を悔しがった方が、よっぽど健全に見えると思いますがねえ。
 僕はとにかく、韓国国内の大騒ぎが収まることよりも、今後日本国内マスコミの寝ぼけた一方的韓国賞賛の言葉を聞かなくて済むかと思うとほっとします。
 ただ試合後、トルコ代表選手と韓国代表選手が抱き合って場内一周し、(多分)ほとんどのサポーターが(おそらく)両チームに惜しみない拍手を送っていた姿だけは感動的でした。

 2002FIFAウリナラW杯 3位決定戦
 トルコ 3−2 大韓民国
    得点者:トルコ=ハカン・シュクル、イルハン2
         韓国=李乙容、宋鐘國