作品名:「bloody angel」
上映時間:3分00秒 容量4.3MB 推奨環境:PentiumV1.0Ghz以上
2006年6月10日Web公開 (完成は2004年夏頃)
音楽:Thanatos
すぺしゃるさんくす:Flash職人さんとDTM職人さんと作品と(1スレ目)
〜物語〜(読まなくていいです)
長引く惑星間の戦争で、ついに繰り出された自己成長型超兵器は
敵だけでなく、見方をも壊滅状態に追いやってしまった。
惑星の地下に逃れた科学者たちは
被害拡大を阻止すべく最新鋭のアンドロイドを製造。
「bloody angel」と名付けられたそれは、超兵器の中枢核を破壊すべく単身飛び立った。
・・・とかいうストーリーです。
2004年の作品としてそれなりに頑張って作っており
一応、当時の集大成と呼べる代物かもしれない。
1500枚超えの動画枚数を、影色を黒で塗りつぶす(いわゆる影BL)をほどこし、
作画手間を減らしつつ、ムービー容量を軽減している点が売りかも。(音無しだと3MBを切ります)
とにかく手間を掛けず、それでいて安っぽく見えないように、とかそんな感じです。
2年前の作品なので色々欠点も目立つけど、あえて修正無しで晒し。
エフェクト等、更に手を加えたバージョンはコミケ等で頒布中ー。
以下は作品と関係ない駄文、Flashアニメに関しての
個人的観測らしきものです。
(無理に読む必要は全く無し。)
ええと、近年になって一部では衰退気味とも囁かれはじめたFlashですが、
これは作品の内容云々よりFlashの「質感」そのものが飽きられてしまっている点も
原因のひとつなんじゃないかと。
機械的な動きや描線、ブラシ使用の荒く太すぎる線等。
FLASHは「技術は十分上がっており、今後は内容やテーマ性を持たせる事が課題」とか
批評等でたまに言われているけど、
実際は見た目が飽きられたら、もう末期症状なんじゃないかとか。
3DCGもそんな流れで急速に減少していったはず。
コンテストやオフラインイベントへ出て行ったり、TVで放映されて
一時的に新鮮だと見られても
視聴者の目が慣れてしまったら、その先はあるのか?とか。
そこで、べつに今更珍しくもない提案なんですけど、
商業アニメ(というかセルアニメ)の資産を
もっとFlashに生かしていく事はできないだろうか?
商業アニメも粗製濫造気味で楽観視できないのが現状ですが
(80年代末期〜90年代初頭頃にも不振があったり)、
かれこれ40年以上も一定数が供給され続けているのは事実です。
個人製作の3DCGも、TVアニメに似せた
セルシェーディングの作品が大半を占めつつもありますし、
Flashもそれを追っていく需要もあるんじゃないかなあとか。
そんなわけでアニメーターの方、または経験のある方、
今だからこそFlashアニメやってみませんか(笑?
液晶タブレット(僕が使ってるのはWACOM製DTI-520)とFlashの組み合わせは
紙作画に近いニュアンスを持っており、描き易いと思います。
絶望的とも言えるコマアニメの手間も、キャラの描線を徹底的に簡略すれば
個人でもなんとか対処出来ると思います。
例えば「未来少年コナン」程度の密度のキャラならば、妥協すれば一日数十枚は描けるかと。
まあ背景、メカの類はきついかもしれませんが。
やたら描線が多く、動かしにくい最近のアニメのキャラの傾向に
辟易としている人も少なくは無いはず。
未知数の需要はあると思うんですけど、どうでしょう?
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