15年間続いていた我が家の夏の恒例キャンプも、子供が社会人となり、休みが合わなくなったりで、昨年度は、ついに途絶えてしまった。
少し寂しい気もしていたら、今年は、子供の方から、うれしいことに、「キャンプでも行こうか」と声をかけてきた。
オトナの親子旅行もいいかもと、キャンプ場ではなく、温泉保養所を片瀬白田に取ることにした。
そろそろ、オトナらしく、温泉と海の幸とお酒が似合う、「のんびりてくてく旅」を始めてみましょうか、といったところか。
参加者は、私と息子とその友達2名を加えて、都合4名のこじんまりした陣容で、愛車カローラフィールダー号での出発です。
当日に我が家に集合した息子の友達と挨拶を交わしたら、ビックリ。
一人は、何度か我が家のキャンプにも参加したことのある、すっかり大人びた相磯君だが、もう一人は、どう見ても女の子だ。
後で、聞いたら21歳の奈央さんというらしい。
明るい声で「よろしくお願いしますーう」と言われたって、今までは、オトコだけで、ワイルドなバーベーキューを持ち味にしていた
イベントなのに、勝手が違って、ちょっと困ってしまった。宿は、4人部屋で予約してあるし、
息子の智哉からもこんな大事なコト、事前申告無しだし...。
どうやら、うかつにも、息子の陰謀にはめられてしまったようだ。
まあ、仕方ない。せっかく来た奈央さんに帰ってもらうわけにもいかず、内心ドーシヨーと思いつつ、ここは、うろたえてはいけないと
ポーカーフェイスを維持しつつ、「どうぞ、よろしくね」と挨拶を交わして、4人分の荷物をトランクにのせて、いざ出発進行。
智哉には、重要な事前申告が無かったことに、ペナルティーとして、最初の運転手を命ずることにしてやった。
しっかり運転、たのむよ。
まずは、熱海から、伊豆半島の東海岸を南下して、下田方面を目指すことにする。
旅の計画は、行き当たりばったりで、現地で決めことにする。
まあ、伊豆半島は、裏庭みたいなところだから、何とかなるだろう。
ドライブのBGMは、智哉お気に入りのサザンのヒットソングメドレー。
どうやら、昨夜は、朝の6時まで、オリジナルのドライブ用BGM・MD作りにいそしんだらしい。
すっかり大人びた相磯君に、「小学生の遠足じゃーあるまいに」と智哉は、すっかりからかわれていたな。
9月の中旬の平日ともなると、国道135号線の交通量も平常に戻り、スイスイと順調に宿泊宿のある片瀬白田をやり過ごし
お昼前には、下田に到着。

下田鍋田浜 とんかつの暁亭
昼に何を食べるかで、議論の末、夜はどーせ海の幸刺身三昧だろうからということで
若人の意見から、うまいとんかつ屋、下田鍋田浜の暁亭で、サクサクカツをいただくことにする。
「休みは、昼間からビールが飲みたいねー」ということで、意見が一致したが、
ドライバーだけは、断酒しなくてはならない。
誰が犠牲者かで、議論の末、気持ちよく、
相磯君が、断酒役を買って出てくれた。
君は、非常に偉い、ご立派です。見上げたものです。
その分、他の3人は、おいしいとんかつとおいしい生ビールを心ゆくまで、いただくことにする。
感謝、感謝の相磯君! なのであります。

下田海中水族館
午後は、何するかで、話が弾んだが、「下田には、海の深いところに潜って行く水族館がある」と
うそをかましたら、ノリの良い奈央さんが、「そこ、いきたーい!」とのってきたので、
童心に返り、いざ、下田海中水族館を目指すことにする。
入り口には、カメ池があり、大きな海ガメが何匹も泳いでいる。
どうやら、これに、各々が乗り込んで、竜宮城に連れて行ってもらうらしい。
そこに海中水族館があるということか。
なコト無いです。悪しからず。.
水族館がある敷地の海岸の入り江には、アクアドームペリー号という、浮島の水族館があり、
海上ステージでは、イルカのダイナミックショーを観る事ができる。
水中から勢いをつけたイルカの大ジャンプは、迫力満点ですが、
デジカメだと、なかなかシャッターチャンスが捉えにくく、怠惰な寝そべりイルカしか
写真に収められずに、残念でした。
アクアドームペリー号の中央には、円柱形の大型水槽(アクアホール)があり
伊豆の海に生息する50種類、3000匹の魚たちが、楽しそうに泳いでいた。
アクアホールで群れる魚たち
魚の泳ぐ生態系を観察することは、次回の釣行の釣果向上にも
つながるかもしれないと、じっくり観察することにする。
大きなエイの泳ぐ姿は、ダイナミックで、
白い顔の表情が、ユーモアを誘う。
海の生物館シーパレス
伊豆の海に住む250種類の生物をわかりやすく解説付きで展示してある。
中でも、「ドクターフィッシュ体験コーナー」は、平日にも関らず、人だかりの人気でありました。
ためしに「ドクターフィッシュー」を体験
ドクターフィッシュの水槽に手をいれると、魚たちが見る見る手に吸い付いてきて
とてもむずがゆい。
ドクターフィッシュ君たちが、手から人の体内の毒素を吸い出してくれるそうだ。
んなわけ、無いような気がしてなりませんが.....
ミノカサゴ
美しい魚ではありますが、背びれには、毒があるのでご用心。
美しいバラには、トゲがある。
美しい女性には、○○がある。
深追いせぬように、ご用心、ご用心。
なのであります。
戸田名物のタカアシガニ
世界一の大きさを誇るタカアシガニ。
西伊豆の戸田へ行くと季節限定で、おいしくいただけます。
ファインディング・ニモ
ディズニーアニメですっかり有名になった
ニモ君がこんなところで、かくれんぼをしているとは....
ペンギンプールのペンギン達
ペンギンプールには、写真のキングペンギンと
フンボルトペンギンが、ユーモラスに餌を与えられて
いる姿を見ることが出来ます。
ペンギンは、餌を食べる前後に首を横に振る習性があり
イヤイヤをしているようで、大いにオチャメですね。
マリンスタジアムのイルカショー
マリンスタジアムでは、アシカショーとイルカショーが行なわれており、
至近距離で、ダイナミックに水しぶきを上げてジャンプするイルカ君には
感動いたしますね。
今回唯一のジャンプ写真。露出オーバーが悔やまれる。
イルカショーのジャンプ開始の一枚
この後、天高くジャンプして、上空のボールを見事につく事に
成功するのだか....
そのほか、ラッコやアザラシのユーモアあるショーも見ることが出来て、4名大満足の時間を過ごせました。
いくつになっても、動物達を無心で見るだけで、ココロを和ませる不思議な癒し効果に浸れますね。
南伊豆弓ヶ浜での記念撮影
宿に入る前に、少し時間があったので、南伊豆の私のお気に入りポイント
弓ヶ浜海岸に寄って、夏が終わった浜で、メランコリーな気分に
浸りました。
左から、息子の智哉、相磯君、奈央さん、そして私です。
若人3人による遠景のスリーショット
童心に帰って、砂遊び、水遊び、水切り石投げなどを
なかなかやめない、3人でありました。

今夜のお宿 白田の湯
東伊豆の片瀬白田には、以前から気になっていた、埼玉県戸田市の保養所で
あります「白田の湯」がそびえていたのですが、戸田市在住でなくても
廉価で宿泊可能と聞き、今回の宿に決めました。
1泊2食で一人6550円は、リーズナブルで良心的でありました。
もちろん温泉大浴場もあり、和室の部屋も広々として、食事もまあまあで
すこぶる満足ですね。
夕食では、昼には断酒して、運転手役を買って出た相磯君も心置きなく
ビールを飲めて、良かった、良かった。
食堂での楽しい夕食の後は、部屋に戻って、焼酎とつまみを宿の向かいのコンビニで買い付けして、
楽しい団欒の始まり、始まり。
酔いが回った奈央さんが、活発に本領発揮で、喋りだす。
智哉と奈央さんがお奨めの
連ドラ「花ざかりの君たちへイケメンパラダイス・最終回スペシャル」を
2時間たっぷり、4人で観る羽目になる。最終回までのストーリーもしっかり、奈央さんから伝授される。
大塚愛がエンディングに「ピーチ」を歌っていた。この曲は、もしかして、OCさんの娘さんの
カラオケ十八番ソングかもと、ふと思った。
この頃から、すっかり打ち解けた私と奈央さんは、お互いを「パパ」「奈央ちゃん」と
呼び合う仲となり、智哉が、「それだけは、よしてくれ」と、なぜかご機嫌ナナメ?
そのとき、気がついたのだが、よくみると智哉と奈央ちゃんの右手薬指には、ペアリングが......
ガーン!!! これは、一体どういうことなのか。父親として、怖くて、二人の関係を聞くことが出来ぬまま、
消灯時刻となりました。
奈央ちゃん曰く、「奈央は、ハパの隣のおふとんがイイ、でも、いびきかいちゃったら恥ずかしいなー」
智哉は、多少不機嫌気味。
「ハイハイ、明日は、ハードな一日が控えているから、早くおやすみなさいね。」と私が言って、
12時過ぎに、
ようやく、強制消灯となりました。

ルネッサ稲取高原でのテニス大会
「白田の湯」で、朝風呂を浴びて、おいしい朝食を
いただいた後に、「そうだ、4人でテニスをやろう」と
いうことになり、フロントで、近くのテニスコートを尋ねたら
ルネッサ稲取高原を勧められた。
ルネッサ稲取高原は、20年近く前に、テニス合宿をしたことがあり
そこで、テニスを楽しむことにする。

オムニサンドコート
ルネッサ稲取高原に行ってみると、昔と比べて、設備が充実しており、びっくり。
昔は、静電気に苦しめられたプラスチックのサーフェスである「ネフレックスコート」
しかなかったのだが、
今では、オムニサンドコート(人工芝+砂)もあり、そちらを選択することにする。
2時間の真剣勝負は、白熱を極め、パパ・相磯ペアに智哉・奈央ちゃんペアが
果敢にチャレンジするも、勝利を収めることは出来なかった。
まだまだ、パパを脅かす若者が、現れないのが、少し残念で仕方ない。
敗者は、本日も断酒での運転役というペナルティーが科せられた最終真剣勝負も
もちろん、パパ・相磯君ペアの完全勝利に終わる。
最後には、負けたペアの智哉と奈央ちゃんが、どちらが運転手となるかの壮絶なデスマッチとなったが、
サービスコートのみの奈央ちゃんとダブルスのフルコートの智哉というハンディキャップもあり、見事に奈央ちゃんの勝利で
終了。
結果、智哉の運転手役が決定して、昼食時の断酒が確定した。仕方ないね。
それにしても、奈央ちゃんは恐るべし。学生時代に卓球をやっていたとはいえ、初めてのテニスで、上達が目覚しいことに
恐れ入りました。将来が楽しみですね。
南伊豆波勝崎
動物好きの奈央ちゃんのリクエストもあり、テニスのあとは、下田から南伊豆石廊崎経由で
波勝崎にサルを見学に行くことにする。
昔は、観光客の財布を盗んだりと、野生味にあふれる印象が強かった波勝崎のサルたちだが
プールに浸かったり、親子の蚤取り風景が、そこかしこで見られたりと、だいぶ、人に慣れて
ほのぼの集団に変わりつつある印象だった。
ボスザルと若人3人の記念撮影。
サルのプール
いじめっ子のサルが、仲間をプールに沈めようと
喧嘩をしている風景を写真に収めることに成功した。
なんか、子供の兄弟喧嘩のようで、かなり笑えましたね。
ほのぼのと蚤取り
サルの蚤取りは、いつ見ても、平和で、ホノボノしますね。

松崎 さくら
奥南伊豆を海岸線に沿って北上して、ひなびた妻良(めら)等を通りながら
風光明媚なマーガレットラインから松崎町に入る。
セカチューのロケ地のあった川沿いの風情あるなまこ壁の建物を通過して
長八美術館前の「さくら」に到着。
智哉曰く、「前に来たときには、営業してなかったからつぶれたかと思った」
奈央ちゃんも「そうよね」と相槌を打つ。
おぬしら、いつの間にか、こんなところまで、遠征していたとは...
なかなか、やるね...
「さくら」は、ちゃんと健在、営業しておりました。
こんなに繁盛している食堂が、簡単につぶれるわけがないですよ。
それぞれが、思い思いの定食を注文して、明日葉と掻き揚げてんぷらやところてんもサービスで頂き、
もちろん、智哉以外は、生ビールを満喫いたしました。
智哉クン、帰りの運転頼んだぞ。
帰りは、松崎から北上して、仁科川コース、宇久須コースをパスして、オーソドックスな
土肥・船原コースで帰宅の途につく。
帰りのBGMは、ようやく、サザンオールスターズから開放されて、
私の用意した、徳永英明のVOCALIST、VOCALIST2、VOCALIST3の3枚のアルバムを聴く事が出来た。
4人でしんみりと、JPOPのスタンダードバラードに、しばし、聴き入る。
智哉の好きな曲 石川ひとみの「まちぶせ」
相磯君の好きな曲 高橋真梨子の「桃色吐息」
奈央ちゃんの好きな曲 一青 窈の「ハナミズキ」
そして、パパの好きな曲 竹内まりやの「駅」
人それぞれですね。良きスタンダードは、世代を超えて、ずっと引き継がれて行くのです。
最後にブレッド&バターの新譜「海岸へおいでよ」を聴こうとしたら、家に到着してしまいました。
みんなにブレッド&バターを聴かせることが出来ずに残念。
次回には、是非、聴いてほしいものだ。
智哉は、飲みが足りなかったせいで、不満が残り、さらに夜の飲み会に繰り出す手はずを整えている。
私も誘われたが、少々お疲れモードであり、「後は、若者だけで盛り上がってくれ」と、オイトマを請うことにする。
奈央ちゃんの「とても楽しかったです。ありがとうございました。」の挨拶ににんまり。
「パパ・相磯君ペアは、王者として、智哉・奈央ちゃんペアのテニスリベンジをいつでも受けて立つ用意があるよ。
せいぜい、智哉とテニスの腕を磨いておくのだよ。また、いつか、この4人で別のところに旅行しようね」と約束して
楽しい1泊2日の小旅行はフィナーレを迎えました。
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