* 藤城清治「銀河鉄道の夜」 *


白樺湖 藤城清治影絵美術館

ケース付で全8枚。

右には宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」の一文、左はそのシーンの美しい影絵。

めくるめく、きらびやかな賢治ワールドの具現です‥。

  今晩は銀河のお祭りの日。
ケンタウスル祭の夜です。
     

  するとどこかでふしぎな声が、
銀河ステーション、銀河ステーション
という声がしました。
     

  気がついてみると、
ごとごとごとごとジョバンニの乗っている小さな列車が
走り続けていたのでした。
     

  青や橙やもうあらゆる光でちりばめられた
十字架がまるで一本の木というふうに
川の中でかがやいていました。
     

  ごとごとごとと
汽車はきらびやかな燐光の
川の岸を進みました。
     

  低い丘の上に
小さな水晶ででもこさえたような二つのお宮が
ならんで立っていました。
     

  「さあもう支度はいいんですか。
 じきサウザンクロスです。」
     

  「僕たちと一緒に行こう。
 僕たちどこまでだって行ける
 切符持ってるんだ。」

こちらは、新入社員の時の社員旅行で、上諏訪を訪れた際に購入しました。

余談ですが、その後不況のため社員旅行は取り止めとなり、
いまだ復活の兆しはみえてなかったりします‥。

     

 

「銀河鉄道の夜」といえば、
私にとっては小学生の時に初めて観た、
ますむらひろし版アニメ映画。

←左は、その朝日ソノラマで発行された、
映画優待割引券兼しおりです。

内容を理解できたとはとてもいえませんでしたが、
美しい映像世界に引き込まれたのを憶えています。
客船の沈没のシーンは特に印象に残りました。
あれがタイタニック号のことだと
知ったのは何年か後のこと‥。

ところで、ますむらひろし版といえば「猫」。
中学1年の夏休みの読書感想文で本書を選んだ時に、
ジョバンニもカムパネルラも猫型でなかったことに
かなりショックを受けた大バカ者はこの私です。。(^_^;)

<朝日ソノラマ>