アニマトリックス(英題:The Animatrix)


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
SF

アクション

サスペンス
【Final Flight of the Osiris】
 サディアス:ケビン・マイケル・リチャードソン(大塚明夫)
 ジュエ:パメラ・アドロン(湯屋敦子)
 老婆:ベット・フォード
【The Second Renaissance 1】【The Second Renaissance 2】
 インストラクター:ジュリア・フレッチャー
 マシン大使:デイン・デイビス
【Kid's Story】
 キッド:クレイトン・ワトソン(緑川光)
 ネオ:キアヌ・リーブス(平田広明)
 トリニティ:キャリー・アン・モス(鶴ひろみ) 【Program】
 シズ:ヘディ・ビューレス(幸田夏穂)
 デュオ:フィル・ラマール(森川智之)
【World Record】
 ダン:ビクター・ウィリアムズ(東地宏樹)
 トム:アレックス・フェルナンデス
【Beyond】
 霧島陽子:ヘディ・ビューレス(町理恵)
 マナブ:パメラ・アドロン(小野賢章)
 雅次:キャス・スーシー(内山昴輝)
【A Detective Story】
 アッシュ:ジェームズ・アーノルド・テイラー(津嘉山正種)
 トリニティ:キャリー・アン・モス
【Matriculated】
 アレクサ:メリンダ・クラーク(本田貴子)
 カイロン:ロドニー・ソールスベリー(山野井仁)
原作

ウォシャウスキー兄弟他
監督
ウォシャウスキー兄弟
アンディ・ジョーンズ
前田真宏
渡辺信一郎
川尻善昭
小池健
森本晃司
ピーター・チョン




 マトリックスのオムニバス。ウォシャウスキー兄弟が影響を受けた日本のアニメ作家の大家達が 手掛けた、マトリックスの様々なサイドストーリー。尚、実際に劇場版で上映されたのは 「Final Flight of the Osiris」のみ。

【Final Flight of the Osiris】
 ザイオンのホバークラフト・オシリス号は、ザイオン目掛けて進軍する戦闘メカ・センチネルの 大群を発見。クルーのジュエはマトリックスに突入し、ザイオンに一刻も早くこのことを伝えようと 奔走する。オシリス号は遂に轟沈。果たして・・・?

【The Second Renaissance 1】【The Second Renaissance 2】
 機械を労働力と捉え、繁栄する人類。機械が人間を殺してしまう事件を契機に、人類は機械の大弾圧を 開始。追い立てられた機械達は、新たな故郷「01」を設立。国境を隔て、機械と人間の溝はますます 深まっていく。機械達の技術力は強大となり、力の均衡は遂に逆転する。人類は・・・?

【Kid's Story】
 不思議な夢に悩まされるキッド。ここが本当に現実か?それを確かめる術(すべ)は?ネットで自分の 問いかけに応えた謎の人物。その人物の導かれるままに彼が命を賭けた時、ついに幻想の壁は打ち 払われた・・・。

【Program】
 戦国時代の仮想プログラムを華麗に駆け巡るシズとデュオ。デュオは突如、マトリックスに戻る決心を したことをシズに伝える。デュオと共にマトリックスに帰るか、それとも知ってしまった現実を受け入れて 尚も生きていくのか?2つの白刃がぶつかり合った末、シズの迷いは断たれ、決断が下された・・・。

【World Record】
 短距離走の金メダリスト、ダンにドーピング疑惑が持ち上がり、彼はその地位を失ってしまう。新記録を 達成した時に感じるあらゆる束縛から解放されたような爽快感をもう一度味わいたい。その一途な純真さに 駆り立てられ、彼は再び競技場へ。懸命に走り続けた末、遂に彼は限界を越えて虚構の壁を打ち破る・・・。

【Beyond】
 飼い猫のユキを探しに遠出した陽子は、重力がおかしい不思議な土地に足を踏み入れる。「お化け屋敷 」と呼ばれ、立ち入り禁止の廃屋。そこで遊ぶ少年達。やがて、彼らの前にサングラスをかけたスーツ達が 現れた・・・。

【A Detective Story】
 「トリニティ」という人物を探す。探偵アッシュの元に迷い込んだ依頼。捜査を進めていくと、同じ 依頼を受けた探偵達が精神に異常をきたしたことを知る。彼の推理の行き着く先。待ち受けていたもの は・・・?

【Matriculated】
 戦闘メカを捕らえては自分達の味方に引き入れようと活動を続ける小さな反乱グループ。人間と機械の 楽しい共存の世界。魅惑された機械は、彼らの仲間になっていく。しかし、遂には敵のロボットの大群に アジトを押しかけられ・・・。



† アニメ 作品レビュー †
【Final Flight of the Osiris】
 劇場版で映画「ドリーム・キャッチャー」と同時上映された本作。アニマトリックスの一本として 収録されながら、本作だけはアニメではなく実写(+CG)。序盤の目隠ししながらの野球拳みたいな 殺陣を演じる男女と、ジャングルジムのような建築中の建物を、華麗なポーズで交わしながら落下する 女性が見所。

【The Second Renaissance 1】【The Second Renaissance 2】
 なぜマトリックスのような世界が出来てしまったのかがこの作品で判明する。マトリックスの世界に 行きつくまでの人類と機械の長き抗争。手塚治虫の漫画っぽい、末期症状の人類といった世界観が独特。 人類って本当にこんなにアホなのか?生存に対する欲求を持った機械というのが意味不明だが、突っ込んじゃ いけないかも・・・。

【Kid's Story】
 映画では突如現れた、ネオを慕う少年キッド。彼がネオによりマトリックスの外に導かれてザイオンに 来た経緯が語られる。これを観るまで、映画で「誰だこいつは!?」と思ったのは私だけではないはず。

【Program】
 個人的にアニマトリックスの中では一番好きな作品。ストーリーは大したモノではないが、視覚的に 楽しめた。竹林や城、襖(ふすま)を絡めた殺陣シーンが如何にも和風ちっくで格好いい。

【World Record】
 「JoJoの奇妙な冒険」のような誇張アクションが面白い。

【Beyond】
 一般的に受けが良いようだが、個人的には退屈だった。世界には実際不思議なことが起こる世界が あるが、案外マトリックスのバグなのだろうか・・・。

【A Detective Story】
 色調は全編モノクロームで、探偵の主人公が渋い。世の中、知らなきゃいいこともある・・・って ことかな。

【Matriculated】
 ロボットを味方につけようと活動するグループというアイディアは良いが、意味不明なCGに頼り 過ぎた中盤が退屈。
評価 執筆者 カンガルー【04/07/16掲載】


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