アップルシード(英題:APPLESEED)
上映時間:103分


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
SF デュナン・ナッツ:小林愛
ブリアレオス:小杉十郎太
ヒトミ:松岡由貴
アテナ:小山茉美
ウラノス:藤本譲
ハデス:子安武人
義経:森川智之
七賢老エレ:クトリュオン仲木隆司
七賢老ヘスティア:西川幾雄
ギリアム:篠原恵美
デュナン幼少:川上とも子
原作
士郎正宗
「アップルシード」より
監督
荒牧伸志




 西暦2131年の未来。世界は非核大戦により壊滅的状態に陥っていた。伝説の女兵士デュナン・ナッツは、 大戦の余韻が残る荒廃した街を生き抜いていたが、突然現れたサイボーグ部隊に捕獲される。そのまま 人類最後の理想郷・オリュンポスへ連行されるた彼女は、そこで体の大半が機械化された昔の恋人 ブリアレオスと再開する。彼女をオリュンポスへ招聘したのは、世界各地から優秀な人材を集める 任務を持ったヒトミという女性であった。オリュンポスは戦後の世界を治めており、住人の半数が 優良種クローン人間バイオロイドだとヒトミより説明を受ける。
 立法院を訪れたデュナンは、オリュンポスを運営する老人達・七賢老と出会う。老人達と巨大 コンピューター・ガイアの対話によってこの国は運営されていると言う。しかし、実際に政治を 司るのはバイオロイド達であり、一部の過激な人間達は密かにこの事態に苛立ちを募らせていく。 その内、デュナンは何者かの襲撃を受け始める。いったい何者が・・・?


† アニメ 作品レビュー †
 この映画より少し前に同原作者「イノセンス」もあったが、本作の方が分かり易くて良い。世界観が 複雑そうだが、それを簡潔明瞭に訴えようとするスタッフの意図に好感が持てる。何よりこれでもかと 駆使しているCG技術が効果的に使われており、サイバネティックで派手なアクションシーンを強力に 盛り上げる。やはり映画におけるCG技術は、技術力よりもそれを如何に駆使するセンスが重要だと 改めて思う。ただ、フェイスモーション(実際の人の顔面のモーションをコンピュータにキャプチャー してアニメの顔に流用する表現手法)の技術はマイナスに感じる。妙に顔アップが多い気がするし、 頻繁な多用に見合っただけの効果が得られているとも思えない。
 音楽も良いものが多く、二転三転するストーリーもなかなか。名作。続編「アップルシード2」も 製作中ということなので、こちらも期待。
評価 執筆者 カンガルー【04/12/26掲載】


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