ヴィナス戦記(英題:Venus Wars)


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
ファンタジー
戦記
ヒロ:植草克秀
マギー:水谷優子
スウ(スーザン・ソマーズ):原えり子
ミランダ:佐々木優子
ウィル:大塚芳忠
ガリー:納谷悟朗
カーツ:池田秀一
キャッシー:吉田古奈美
ドナー:塩沢兼人
トレル:矢尾一樹
バーテン:稲葉実
ロブ:菊池正美
将軍:藤本譲
原作
安彦良和
脚本
安彦良和
笹本祐一
監督
安彦良和




 近未来。巨大な氷の惑星P-12が金星に衝突し、地表に出来た酸性の海から水や酸素を生み出せる 環境になった金星が舞台。
 テラフォーミングされたことで、地球から金星には様々な移民者がやって来ていた。植民開始から 4世代を経たヴィナス暦72年(2083年)、北の自治州イシュタルと、赤道付近の自治州アフロディアの紛争が 激化。アフロディアの首都イオは、敵軍の奇襲攻撃であっけなく陥落し、敵軍の制圧下に置かれる。 ヒロを始めとするバイク乗りの少年少女達は瞬く間に占領民となり、活気溢れる町並みは兵が徘徊する 殺伐とした雰囲気に支配された。
 ヒロ達は次第に兵士達に対する反感を募らせていく・・・。


† アニメ 作品レビュー †
 古い作品なのだが、メカニックのデザインが緻密で、作画のクオリティが高い。実写が 織り交ぜられていることがあるのも斬新。
 いかにも全共闘世代に受けそうな、社会の事情に子供達が巻き込まれて悲憤を募らせていくという 戦記モノ。登場人物は、不良少年達やジャンク屋のおっちゃん、ジャーナリストの少女、政府の人間や 軍人の鼻持ちならないエリート成年など多彩。何でも気に入らないという姿勢の主人公には、 少々共感しにくいのが残念なポイントかな。ただ、一輪の戦闘バイクが格好良い。後半は 軍隊に戦闘バイクが主力として投入され、主人公達は軍のエリート将校の元で敵の将軍と 戦う。機銃が効かず、キャノン砲が壊れた状態でどう戦車を倒すか、地味ながら楽しむことが できた。
 見応えのある戦闘シーンが多くてだれずに最後まで観れたのだが、もう一度見たいとは どうしても思えなかった。ということは、あまり心に残るものが無かったってことだよなー。
評価 執筆者 カンガルー【05/10/24掲載】


戻る