† アニメ 作品紹介 † |
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ジャンル | 登場キャラクタ :声優 | |
SF アクション |
バビル2世(浩一):草尾毅 ヨミ:大塚明夫 ジュジュ:三石琴乃 ユカ:折笠愛 山崎:沢木郁也 ウォン:石原慎一 ハマー:辻谷耕史 バビル1世:中博史 ニコラ:関俊彦 ラシェル:渡辺久美子 レア:西原久美子 グリフィン:森川智之 |
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原作 | ||
横山光輝 | ||
監督 | ||
まつもと よしひさ |
ス ト | リ | |
横山光輝の生み出した不朽の名作がOVAで復活。 強力な超能力を誇るサイキスト「バビル二世」に、悪の帝王ヨミが目を付けた。ヨミはバビル2世を 懐柔し、幕下に加えようと部下のジュジュという少女を差し向ける。自分がサイキストだという自覚が 無かった浩一は、彼女の言われるがままにヨミの元へ案内される。ヨミの配下に加わるか、それとも 拒むか、決断を下したバビル2世の元に、異形の3つのしもべが馳せ参じた...。 |
† アニメ 作品レビュー † |
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1 |
横山光輝漫画の最高傑作の1つなので、知っている人も多いでしょう。昭和版バビル2世からは
格段に作画が向上し、3つのしもべのデザインも格好良いものに一新。思わず期待してしまった。
しかし大き過ぎる期待に対して悲しいかな、苛立ちと共に多くの不満がこみ上げてくる改悪作
だった。 原作の名場面である、バベルの塔の探検やヨミVSバビル2世の砂漠の決闘などはパワーアップして 再現されていたが、それ以外のオリジナル要素が実につまらない。ひたすらバビル2世に敵が 立ちはだかり、ひたすら超能力で倒していくだけ。3つのしもべも全然活躍の場がない。 ジュジュとバビル2世の絡みも、2人の台詞や心情表現が少な過ぎるし、唐突に2人の 距離が縮まったりするので呆然とするばかり。 原作のような読者を唸らせるアイディアが大して無いのだったら、最初から原作通りに やれば良い。バビル2世の宿敵ヨミなんて原作では悪役でありながら部下の人望があつく、上に 立つ立場をわきまえた行動を取るのが魅力だったのに、本作のヨミはただの小悪党。何の 得も無いのに部下を多く殺して笑っていられる単細胞馬鹿に成り下がってしまって 落胆しました。 あ、エンディングの曲はどれも非常に良かったです。曲の使い方も。砂漠でヨミを倒した バビル2世が砂嵐に包まれて去っていくシーンや、ジュジュとバビル2世の心が通じ合った 瞬間、猛烈な濁流がやってきてジュジュは流され、2人は離れ離れに・・・などのシーンで スタッフロールになり、次巻に繋がっていく。あの演出ぐらいは褒められるかな。バビル2世 という作品の雰囲気に合った儚げないい歌が多かったが、こんな駄作に使われてしまって 非常に勿体ない。 | |||
評価 | D | 執筆者 | カンガルー【04/06/21掲載】 |