† アニメ 作品紹介 † |
---|
ジャンル | 登場キャラクタ :声優 | |
SF アクション |
橋沢育朗(バオー):掘秀行 スミレ:日高のり子 霞の目博士:永井一郎 ドルド中佐:池田秀一 ソフィーヌ:井上遥 ウォーケン:屋良有作 |
|
原作 | ||
荒木飛呂彦 | ||
脚本 | ||
寺田憲史 | ||
監督 | ||
鳥海永行 |
ス ト | リ | |
「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦が「ジョジョ」以前に連載していた
漫画「バオー来訪者」のOVA化。 秘密結社ドレスの手で寄生虫"バオー"を埋め込まれてしまった主人公・橋沢育郎は、 バオーの力により怪物に変身できるようになる。ドレスの貨物船から脱出した育郎は、 同様にドレスに囚われていた少女スミレと共に逃走生活に入る。2人に、容赦のない 秘密結社の刺客達が迫ろうとしていた。 本OVA版は高い人気から、後に劇場公開もされた。 |
† アニメ 作品レビュー † |
---|
1 |
連載時はたいして話題にならず(というか、当時は他作品が傑作揃いだったために、埋もれてしまった
感がある)、「ジョジョの奇妙な冒険」の大ヒットによって改めて原作が多くの人に再評価されるように
なったんじゃ...。そして、このアニメ版がその再評価の一助になったと思われる。 ストーリーは変身ヒーローとヒロインの少女が、秘密組織の魔手をかわしつつ逃走劇を繰り広げるという 王道的な展開。この頃のアニメにありがちなまどろっこしい展開はなく、軽快に話は進んでいく。 原作では一話で死んでしまったソフィーヌが、最後の方まで霞の目博士の片腕として登場し続けている。 原作にあったマーチンとのバトルや主人公とスミレを匿ってくれる老父母とのエピソードは端折られて しまったが、荒木飛呂彦独自の凝った演出や台詞は申し分なく映像化され、50分という短時間に手堅く まとめあげられていた。 エンドロール後も少し話は続く。ドレスの研究所崩壊と共にバオーは消滅したかのか、それとも...。 スミレは予知能力で、バオーと自分の未来の邂逅を語る粋な演出があるのだが、見逃し易い。 | |||
評価 | B | 執筆者 | カンガルー【04/05/20掲載】 |