ブレーメン4 地獄の中の天使達


† アニメ画 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
SF
ファンタジー
コーダ:岡本茉利
ラルゴ:富山敬
メヌエット:京田尚子
アレグロ:石丸博也
ブラック・ジャック:野沢那智
アダジオ(親方):富田耕生
トリオ:菅谷政子
トリオの母:宗形智子
ブレスト:井上真樹夫
リーダー:谷口節
老ブレスト:大塚周夫
ロンド(宇宙人):弥永和子
レント:辻村真人
原作
手塚治虫
監督
手塚治虫




 チャリティー番組『愛は地球を救う』用に製作された長編アニメ第4弾。ドイツの童話 「ブレーメンの音楽隊」を、手塚治虫が大胆にもSFミュージカルにアレンジ。
 心優しい母を持つ少年トリオは、毎夜飼い猫コーダと共に母の子守唄を聞かされて眠りについた。 ある日、ブレスト司令率いる軍隊がトリオの国を侵略。トリオの母は戦禍の只中で命を落とし、 コーダとも離れ離れに・・・。
 コーダはさ迷い歩く内にロバのラルゴ、軍用犬アレグロ、鶏のメヌエットを仲間に加える。 一向は少年トリオを探すことを目的に旅を続けるうちに、湖で死にかけた宇宙人を偶然発見。 平和を求めて地球を来訪し、戦争に巻き込まれてしまった宇宙人は、返礼に4匹に人間に 返信できる不思議な機械を与える。人間になった4匹は、トリオの母の子守唄を歌う音楽隊を 結成。再びトリオを探すために旅立つ・・・。

cf.
第1回 1978年8月27日 『100万年地球の旅 バンダーブック』
第2回 1979年8月26日 『海底超特急 マリン・エクスプレス』
第3回 1980年8月31日 『フウムーン』
第4回 1981年8月23日 『ブレーメン4 地獄の中の天使達』
(以上、手塚治虫原作)

第5回 1982年8月22日 『アンドロメダ・ストーリーズ』
(原作 光瀬龍&竹宮惠子)

第6回 1983年8月21日 『タイムスリップ10000年 プライムローズ』
第7回 1984年8月19日 『大自然の魔獣 バギ』
第8回 1985年8月25日 『悪魔島のプリンス 三つ目がとおる』
第9回 1986年8月24日 『銀河探査2100年 ボーダープラネット』
(アニメ放送空白の年が続く)
第12回 1989年8月27日 『手塚治虫物語 ぼくは孫悟空』


† アニメ 作品レビュー †
 平和、非戦などをテーマにした分かり易い子供向けファンタジー。
 ブレーメン達の奏でるの軽快なリズムの音楽は今も耳に残るいい曲。
 童話「ブレーメンの音楽隊」がモチーフ・・・というほどでもない。猫、ロバ、犬、鶏が 揃って冒険するという根幹が童話「ブレーメンの音楽隊」と共通しているだけで、 他は完全に手塚オリジナル。人間が動物になっちゃうのに、周囲の人間はそんな 不可解な事態に遭遇しても誰も突っ込まない・・・といったご都合主義満載で、テンポ良く 話が進んでいく。難しい話が分からない子供に見せる分にはいい作品じゃ ないだろうか。
評価 執筆者 カンガルー【05/05/02掲載】

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