† アニメ 作品紹介 † |
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ジャンル | 登場キャラクタ :声優 | |
ミリタリー コメディ |
相良宗介:関智一 千鳥かなめ:雪野五月 テレサ・テスタロッサ:ゆかな クルツ・ウェーバー:三木眞一郎 メリッサ・マオ:根谷美智子 ベルファンガン・クルーゾー:小山力也 アンドレイ・カリーニン:大塚明夫 リチャード・マデューカス:西村知道 ガウルン:田中正彦 レナード・テスタロッサ:浪川大輔 ゲイツ:大塚芳忠 夏玉芳:篠原恵美 夏玉蘭:沢城みゆき 常盤恭子:木村郁絵 風間信二:能登麻美子 部下A(ゲイツの部下):木村雅史 アル(宗介のAI):室園丈裕 フライデー(マオのAI):福山潤 ビンセント・ブルーノ:郷田ほづみ クルツのAI:田村ゆかり ヤン・ジュンギュ:佐々木望 ギャビン・ハンター:島田敏 通信士官:村井かずさ スペック:飯島肇 キャステロ:伊藤和晃 ウー:白鳥哲 レイス:大原さやか マロリー卿:大塚周夫 ジェローム・ボーダ提督:岸野一彦 アミット将軍:菅生隆之 工藤しおり:今野宏美 神楽坂恵理:夏樹リオ |
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原作 | ||
賀東招二 小説「フルメタルパニック」 シリーズより |
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脚本 | ||
志茂文彦 武本康弘 賀東招二 |
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監督 | ||
武本康弘 |
ス ト | リ | |
フルメタルパニック・シリーズの第3弾。 秘密軍事組織ミスリルの傭兵・相良宗介は、幼い頃から海外の危険な紛争地帯を転々と渡り歩いていたため、 平和な日本社会の生活に馴染めないでいた。現在の彼の任務は、未知の技術ブラックテクノロジーにアクセス できる稀有な能力を持った女子高生・千鳥かなめを護衛すること。 ある日、「ミスリル」は宗介を含む部隊をバリク共和国に派遣する。部隊派遣の目的は、大量に発生した 難民を救助すること。彼の地では、政府軍と反政府軍が激しい内戦を繰り広げていた。難民救助を妨害せんとする 政府軍の兵装は、予想以上の最新テクノロジーが駆使されており、苦戦を強いられるが、艦長テレサの機転により 辛くも窮地を脱することに成功する。 日本に帰国した宗介は、再びクラスメイトとの平穏な学園日常を始める。しかし、その後も戦場に度々かり出され、 学生としての生活に支障をきたすようになっていく。そんな折、ミスリルから新たな最優先命令が通達される。 その内容は、千鳥かなめ護衛の任を解き、撤収せよというものであった。 |
† アニメ 作品レビュー † |
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1 |
前作、前々作にあったコメディ要素が幾分控えめになり、全体的にほぼシリアス路線一辺倒な内容に。
白熱の戦闘シーンや、穏やかでドタバタした学生生活の面白さはそのままで、今作では主人公の成長にも
スポットが当たっていて見応えがあった。 元々主人公・相良宗介は幼少時から傭兵として軍事基地や戦場で長期間過ごし、プロの軍人として命令を忠実に 遂行することしか頭になった。そんな彼が、今までと異なる生活環境である日本社会に身を置き、一般生徒の生き方を 知っていくに至る。誰かに判断を委ね、命令されて生きていくことはある意味簡単であり、人生プランなど深く 考えずとも生真面目な傭兵として仕事をこなしていく彼にとっては何も問題は無かった。学業、千鳥かなめの護衛、 不定期な作戦命令、そしてアーバレストの操縦と、今までにも主人公一個人に対する負担は大きくなっていく。 それを今までは根性で強引に乗り切ってきた。しかし、いずれは居心地のいい日本社会での生活は続かなくなる。遂に、 『(日本での生活から)撤収せよ』という承服し難い通達が最優先命令という形で下されたことで、彼に動揺が走る。 今までにない類の苦悩に苛まれ、徹底的に打ちのめされる宗介であったが、仲間に諭され、宿敵に 嘲笑され、かなめに叱咤されることで、精神的成長を果たす。かなめ達との日常生活を続ける ためには、いずれ彼自身が日本社会との折り合いの付け方を学習し、自らの将来を模索する必要が生じる。 その第一歩を踏み出すまでのドラマが、今回のTSRでは上手く描写されていたと思う。後にミスリルに 立ちはだかるであろうキーパーソンも姿を現し、4期も目が話せそうにない。 | |||
評価 | B | 執筆者 | カンガルー【08/05/03掲載】 |