クロノクルセイド(英題:CHRNO CRUSADE)


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
ファンタジー ロゼット・クリストファ:川上とも子
クロノ:石田彰
アズマリア・ヘンドリック:千葉紗子
サテラ・ハーベンハイト:根谷美智子
ケイト・ヴァレンタイン:榊原良子
ユアン・レミントン牧師:速水奨
ヨシュア:皆川純子
フィオレ:桑谷夏子
アイオーン:井上和彦
原作
森山大輔
脚本
冨岡淳広
吉村清子
ほそのゆうじ
監督
宮崎吾朗




 第一次世界大戦が終結した1920年代のアメリカ合衆国。大戦の軍需特需で沸き立つ同国では マフィア、カジノ、禁酒法等、深い闇を抱えていた。それに乗じて、「悪魔」が人々の心を惑わし 脅かしていた。
 4年前、森の地下遺跡で悪魔だと自称する少年クロノと出会った少女ロゼット・クリストファと 弟ヨシュアは、悪魔という偏見を抱くことなく友達として交流する。しかし、ヨシュアの特殊な力に 目をつけた悪魔アイオーンはヨシュアを拉致し、姉弟が所属していたセブンスベル孤児院の人々を 石に変えてしまう。ただ一人生き延びたロゼットはクロノと契約し、自分の寿命を削ることでクロノに 途方もない力を発現させるようになる。更に、彼女はプロテスタント系教団のマグダラ修道会・ ニューヨーク支部に身を寄せる。マグダラ修道会は、悪魔を退治せんと有志の人々によって設立された 悪魔祓いを専門とする団体であった。相棒クロノと共にエクソシストとして日夜活動し、ニューヨークの 悪魔を討ち続ける。そんな彼女の望みは、弟ヨシュアを取り戻すこと。彼女の後見人であるレミントン 牧師やエクソシストの宝石使いサテラなども加わり、彼らと共にアイオーン一派と戦っていくことに なる...。


† アニメ 作品レビュー †
 原作(漫画版)は好評らしいけど...。
 大戦後のアメリカを舞台に、修道会のシスターと悪魔のコンビを組んで活躍していく。 独自の世界観があって、少々分かりにくい。そんな説明不足な点を、DVDのおまけに『アズの 補修授業』と題して、当時のアメリカの状況、宗教的な基礎知識、悪魔達の目的など、上手く 補足できていたと思う。

 主人公ロゼットが周囲に勇気や希望を与えながら、大切な弟を追い求めて闘っている辺り までは良かったけど、後半に関してはかなり不満が残った。救いのない終わり方はいいに しても、何よりロゼットが無謀・無思慮でやられっ放しと、まるでいいトコ無しなので。 マグダレーナやクロノの過去に関する回想エピソードもイマイチ何を言いたかったのか 不明瞭。この辺りの背景は結構深そうに感じたけど、描写不足なのでは?もしロゼットの 芯の強さが終始一貫していて簡単に変節せず、あの不幸を代償に主体的に何か成し遂げて いたら、もっと評価するのだけど...。
評価 執筆者 カンガルー【09/01/24掲載】


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