銀魂(英題:Gintama)


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
コメディ 坂田銀時:杉田智和
志村新八:阪口大助
神楽:釘宮理恵
お妙:雪野五月
お登勢:くじら
キャサリン:杉本ゆう
桂小太郎:石田彰
近藤勲:千葉進歩
土方十四郎:中井和哉
沖田総悟:鈴村健一
山崎退:太田哲治
ハタ皇子:坂口候一
お通/定春:高橋美佳子
猿飛あやめ:小林ゆう
高杉晋助:子安武人
坂本辰馬:三木眞一郎
陸奥:渡辺明乃
結野アナ:成田紗矢香
花野アナ(花野咲):田村ゆかり
陀絡:中尾隆聖
そよ姫:広橋涼
平賀源外:青野武
海老名さん:うえだゆうじ
西郷特盛:江川央生
てる彦:青山桐子
松平片栗虎:若本規夫
高屋八兵衛:吉野裕行
道信:中田譲治
原作
空知英秋
脚本
大和屋暁
監督
高松信司




 時は江戸時代末。この世界では、「天人(あまんと)」と呼ばれる異星人達が地球に襲来し、攘夷思想を 掲げる侍達と天人による戦争が繰り広げられた。戦争は二十年にも及び、天人達の力に恐れをなした 幕府は徹底抗戦を続ける侍達を見捨てて降伏する。その後、天人の台頭と廃刀令により、侍達は 衰退の一途をたどった。
 そんな時勢にありながら、一人、侍の魂を持ち続ける男が居た。名は坂田銀時。一見駄目で無鉄砲な この男が営む万屋(よろずや)に、侍の少年・志村新八は働くことになった。更に、万屋に住み着いて しまった天人の怪力少女・神楽(かぐら)を加え、彼等3人を中心に奇想天外な物語が始まる。


† アニメ 作品レビュー †
 宇宙人(あまんと)が日本を開国してしまった架空の幕末日本を舞台に、繰り広げられる人情コメディは 完成度の高いものばかり。驚嘆させられたのが、潤沢なパロディ源とマシンガンの如く繰り出される痛烈な 毒舌の数々。豊富なボキャブラリーで、「オヤジ」、「ハゲ」、「引き篭もり」は、容赦なくこき下ろす。 しかし、そのオヤジ、ハゲ、引き篭もりなどの駄目人間が熱演する人情モノがこれまた熱い。
 週刊連載を追い越さないための配慮から、スローペースにしたりオリジナルストーリーを 入れまくるといった、他のジャンプアニメに有りがちなネガティブ要素もほとんどない。高密度な原作の利点を 生かし、一回の放映で2本立てになるといった大盤振る舞いがあることも嬉しいところ。
 幕末の歴史小説(新撰組、鬼平犯科帳、柳生十兵衛、竜馬がいく、etc...)のパロディが多いが、 他にも時代劇、日本昔話、映画、アニメ、刑事(推理)ドラマ、特撮、TVゲームなど、ネタ元満載。 最近の時事問題(オレオレ詐欺や電車男など)の絡め方や捻り方も上手い。各シナリオは多種多様で、 ワンパターンな展開は皆無。やりたい放題なだけでなく、人の道を説くシリアス部分はしっかり しているし、バトルシーンの痛快さはアニメならでは。賞賛できることが多く、評価は迷わず Sランク。
評価 執筆者 カンガルー【07/08/13掲載】


戻る