機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(英題:Mobile Suit Gundam: Char's Counterattack)
上映時間:120分


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
SF
ロボット
アムロ・レイ:古谷徹
シャア・アズナブル:池田秀一
ブライト・ノア:鈴置洋孝
ミライ・ヤシマ:白石冬美
ナナイ・ミゲル:榊原良子
クェス・パラヤ:川村万梨阿
チェーン・アギ:弥生みつき
ハサウェイ・ノア:佐々木望
ギュネイ・ガス:山寺宏一
レズン・シュナイダー:伊倉一恵
ケーラ・スゥ:安達忍
カムラン・ブルーム:村山明
チューミン・ノア:荘真由美
ホルスト・ハーネス:池田勝
メラン副艦長:石塚運昇
ムサカ艦長:秋元羊介
トゥース:戸谷公次
キャサリン:小宮和枝
原作
富野由悠季
監督
富野由悠季




 TVシリーズ「機動戦士ガンダム」「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」に続く、 劇場用長編作品。
 宇宙世紀0093、かつてはエゥーゴのメンバとしてアムロと共闘したシャア・アズナブル。 だが、地球連邦の堕落ぶりに悲観したシャアはネオ・ジオン総帥として再び地球連邦及び アースノイドを脅かす存在に。コロニー落とし、隕石の降下で核の冬を地球に再現し、 地球壊滅を狙っていた。
 アムロ、ブライト達はこの動きに対抗するためロンド・ベルを組織、再びアムロと シャアの対決が始まろうとしていた。


† アニメ 作品レビュー †
 機動戦士ガンダムの続編として製作された機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダムZZが 分かりにくい内容で敬遠していた人にも分かる内容として製作されています。機動戦士 ガンダムの主人公アムロ・レイと、彼のライバルであるシャア・アズナブルの2人が この作品で遂に決着を付けます。地球上で人間が住めない環境を作り出すことで人類を 強引に革新に導こうとするシャアと、それをエゴだと断じて人類の革新を待つべきだと 説くアムロ。作品の焦点はこの2人の戦いに当てられていると言ってもいいでしょう。 この作品により、とりあえずファーストガンダムシリーズにピリオドが打たれます。
 ネオ・ジオン軍による隕石降下作戦。対するは、核ミサイルで隕石の降下軌道を変えようと 奮戦する地球連邦のロンド・ベル部隊という戦闘ですが、アルマゲドンやディープインパクト などの映画が出現する10年前にこういったアイディアを作品化しているということに改めて 感銘を受けます。また、主要パイロット達のモビルスーツに搭載された兵器ファンネルという アイディアの格好良さも如何なく発揮。特にν(ニュー)ガンダムに搭載されたフィン・ファン ネルの活躍振りは目覚しい。降下する隕石の中、モビルスーツを降りた2人の戦いも、 機動戦士ガンダムのア・バウア・クー戦を髣髴とさせるもので、ファンにはたまらないでし ょう。
 減点要素を挙げると、脇役(特に少年少女)が邪魔です。幼稚、我侭、情緒不安定で、付き 合わされる視聴者はたまらない。そんな連中がパイロットになり、ゲーム感覚で戦闘に参加 するんで、戦争の緊張感なんてあったものじゃない。おまけに次世代を担う少年 ハサウェイは、「お前かー!」とばかりに、アムロの恋人のモビルスーツを破壊してしまう し・・・(まずいだろ、あれは!!)。原作ではハサウェイはヒロインであるクェス・パラヤ のアルパ・ア・ジールを破壊してしまい後悔するというくだりなのですが、何で変更し ちゃったんでしょう・・・。
評価 執筆者 カンガルー【04/05/20掲載】


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