冥王計画ゼオライマー(英題:Hades Project Zeorymer)


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
SF
ロボット
秋津 マサト:関 俊彦
氷室 美久:本多 智恵子
沖 功:田中 秀幸
幽羅帝:荘 真由美
耐爬:鈴置 洋孝
シ・アエン:佐久間 レイ
シ・タウ:佐々木 優子
葎:速水 奨
祗鎗:玄田 哲章
塞臥:塩沢 兼人
ルラーン:辻村 真人
ナレーター:政宗 一成
原作
ちみ もりお(※現在は高屋良樹)
脚本
会川昇
監督
平野俊弘




 多国籍企業「国際電脳」を隠れ蓑にしていた巨大秘密結社「鉄甲竜(ハウ・ドラゴン)」が、 15年の歳月を経て地底から浮上する。彼らは「八卦ロボ」と言われる「月」「風」 「火」「水」「地」「山」「雷」「天」の名を持つ8体の巨大ロボットを駆使して 世界支配を目論む。しかし、その中の「天のゼオライマー」だけはある人物に よって持ち出され、日本に隠されていた。日本政府管理下の『天のゼオライマー』奪還 及び破壊のため、八卦ロボを操る八卦衆がゼオライマーに挑む。ゼオライマーの開発者・ 木原マサキを父に持ち、ゼオライマーのパイロットとしてしか存在意義を見出せない 主人公マサトは、謎の少女、氷室美久と共にゼオライマーで迎え撃つ。しかし、戦闘が 佳境に至ると、マサトの表情が豹変し、凶悪な人格に切り替わる。残忍なマサト操る ゼオライマーの逆襲が始まる・・・。


† アニメ 作品レビュー †
 ロボットアニメの中ではかなりマイナーな部類に入るものの、その完成度はなかなかのもの。 二重人格の人間の悲哀を生々しく描いた力作。秋津マサトと幽羅帝の対立を主軸に、脇を固める 登場人物達による愛憎渦巻く異質めいたストーリー、ラストに木原マサトの助手ルラーンの 語る衝撃の真相など、秀逸な点は多い。最後に主人公と幽羅帝が破滅的な闘いに身を投じる というハッピーエンドとはかけ離れた結末に至るが、あの真相が故に非常に素晴らしい 結末ではないだろうか。
評価 執筆者 カンガルー【04/05/30掲載】


戻る