七都市物語


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
ミリタリー ケネス・ギルフォード:山寺宏一
アルマリック・アズラール:大塚明夫
リュウ・ウェイ:堀川亮
チャールズ・コリン・モーブリッジ・ジュニア:矢尾一樹
ニコラス・ブルーム:置鮎龍太郎
マリーン:久川綾
チェンバレン:井上喜久子
原作
田中芳樹
脚本
野辺朋史
監督
神戸守




 突如地球の地軸が90度転倒し、南北両極が赤道上に移動する事態に地上の人類は全滅した。 しかし、月面に難を逃れていた生存者達は地上に七つの都市を建設した。月面都市は 新たな地上の人々が月を攻撃するのを恐れるあまり、あらゆる航空機を撃墜する オリンポス・システム稼動。しかも、彼らはこのシステムが稼動状態のまま疫病で 滅び去ったた。航空機の航行が不可能な世界で、新たな歴史が繰り広げられる。
 祖国を追われ、ニューキャメロットで亡命生活を送るモーブリッジ・ジュニア。 彼は祖国奪還のためにアクイロニア侵攻を計画。侵攻を指揮するのはケネス・ ギルフォード准将。アクイロニアは天才的傭兵家、アルマリック・アズラールが ニューキャメロットを迎え撃つ。2つの都市の決戦の火蓋が、切って落とされ ようとしていた。


† アニメ 作品レビュー †
 「大転倒」と呼ばれる未曾有の災害で地上の人類は絶滅。その後、月に逃れた生存者は 7つの都市を建設した。衛星が高度70m以上の物体を探知し、自動で対象物を攻撃する 「オリンポスシステム」により、今度は世界から空軍が消滅。以来、7つの大国が戦争 繰り広げるという斬新で壮大な設定。
 原作が田中芳樹の「七都市物語」ということで、「銀河英雄伝説」並みの完成度を 期待したが、2巻で打ち切られている事実から何も悟れなかった自分がアホだった。 蓋を開けてみるとあまりの駄目っぷりに開いた口が塞がらない。七都市物語の良さを OVA2巻だけで表現するのは無理があると今更ながら痛感するが、ストーリーの密度が 悲惨なほど薄く、キャラクターの魅力が描ききれておらず、戦闘の進行スピードののろさが 最悪レベル。智謀を駆使した外交戦や艦隊戦が原作には潤沢にあったはず。それがここまで 生かされていないとは、本当にスタッフは原作を読んでくれたのだろうか。見たのは 時間と金の無駄だった。
評価 執筆者 カンガルー【04/05/30掲載】


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