さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
SF
アドベンチャー
星野鉄郎:野沢雅子
メーテル:池田昌子
メタルメナ:麻上洋子
車掌:肝付兼太
ハーロック:井上真樹夫
エメラルダス:田島令子
ミーメ:小原乃梨子
有紀 蛍:川島千代子
鉄郎の母:坪井章子
ミャウダー:富山敬
プロメシューム:来宮良子
ゲリラ隊長:大塚周夫
老パルチザン:森山周一郎
黒騎士:江守徹
原作
松本零士
監督
りんたろう




 1979年公開の「銀河鉄道999」(劇場版)ヒットを受け、1981年に「銀河鉄道999」完結編として製作 された長編アニメ。
 地球ではわずかに残った人間達と機械人間との戦いが本格化し、帰還した鉄郎はレジスタンスとして その中で同志達と戦っていた。そんな折り、メーテルから999に乗れとのメッセージが届く。戦火の中、 レジスタンス仲間の犠牲を払いながら再び銀河鉄道999に乗り込む哲郎。だが、再会した車掌は 行き先は分からないと告げる。そしてメーテルはそこにいなかった。そして最初に辿り着いた 停車駅・惑星ラーメタルで、「メーテルこそが機械化帝国女王プロメシューム」だという情報を ”ミャウダー”と名乗るレジスタンスから得る。果たして銀河鉄道の目指す先は?そして メーテルの目的は?


† アニメ 作品レビュー †
 プロメシュームが復活したのは、「またか・・・」といったカンジで萎えます。 前作のリピートですか。黒騎士(ダースベーダー?)と哲郎の戦いも盛り上げようと演出は 頑張ってますが、空回りしているというか、引っ張り過ぎてて成功しているとは言い 難い。あのラストを見る限り、別に哲郎が旅立たなくても事態は解決していただろうし。
 特に台無しにしてくれたのが、この作品のテーマである「機械の体で永遠の命を得るこ とが、価値のあることなのか?」という命題の回答。実は、機械人間のエネルギーは、人 の命から抽出した霊魂で作られたものといった真相解明があり、「人の命を犠牲にして、 永遠に生きることが素晴らしいのか!?」っていう結論を哲郎が力説して終わっちゃいま した。今までの哲郎の旅は何だったんでしょうか?旅の過程でいろいろな人の生き様や死 を目の当たりにし、限りある命を生き抜くことの素晴らしさを知っていったのに、こんな 結論でいいの?人の命を犠牲にせず、誰にも迷惑を掛けずに永遠に生き続ければ、それは 素晴らしいのか・・・?本質的な問題を考えていた作品でありながら、本質的な回答がそ っちのけなので、自分としては評価を低くせざるをえません。前作で終わっとけば良かった ものを...。銀河鉄道999とは、本当に「さよなら」です。蛇足的作品。
評価 執筆者 カンガルー【04/05/27掲載】


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