聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
アクション


ファンタジー
天馬座(ぺガサス)星矢:森田成一
龍座(ドラゴン)紫龍:櫻井孝宏
白鳥座(キグナス氷河):三浦祥朗
アンドロメダ瞬/ハーデス瞬:粕谷雄太
不死鳥座(フェニックス)一輝:小西克幸
城戸沙織(アテナ):折笠富美子
牡羊座(アリエス)のムウ:山崎たくみ
獅子座(レオ)のアイオリア/ナレーション:田中秀幸
乙女座(バルゴ)シャカ:三ツ矢雄二
天秤座(ライブラ)の童虎:堀内賢雄
パンドラ:坂本真綾
ハーデス:大塚明夫
天猛星 ワイバーンのラダマンティス:子安武人
天貴星 グリフォンのミーノス:遠近孝一
天雄星 ガルーダのアイアコス:三木眞一郎
天間星 アケローンのカロン:斉藤志郎
天英星 バルロンのルネ:千葉進歩
天獣星 スフィンクスのファラオ:諏訪部順一
天角星 ゴーレムのロック:川津泰彦
天敗星 トロルのイワン:平井啓二
天罪星 リュカオンのフレギアス:梁田清之
天哭星 ハーピーのバレンタイン:竹本英史
天捷星 バジリスクのシルフィード:
原作
車田正美
監督
山内重保




 聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編の続編。
 地上支配を企む冥王ハーデスが、243年ぶりに女神アテナの封印を解いて蘇った。 聖闘士の本拠地・聖域(サンクチュアリ)に、冥闘士(スペクター)の先兵としてやってきたのは、 かつてサガの乱で命を落とした黄金聖闘士(ゴールドセイント)達。しかし、 黄金聖闘士の真の目的は、女神アテナに『アテナ聖衣(クロス)』を渡すことであった。 だが、すれ違いで女神アテナはハーデスを討つべく冥界へ旅立つ。星矢達青銅聖闘士 (ブロンズセイント)達は、黄金聖闘士の遺志を継ぎ、女神アテナの聖衣(クロス)を 携えてハーデスの本拠地・冥界へ向かう。それを阻まんと、ハーデスの 冥闘士達が待ち構えていた。
 冥界の入り口・地獄門の先に広がる三途の川。そこで待ち受けていたのは 冥闘士・天間星アケローンのカロン。冥界での聖闘士と冥闘士による 激闘が始まろうとしていた。


† アニメ 作品レビュー †
 待望の冥王ハーデス冥界編のアニメ化を夢見ていたら、こんな最悪な形でそれが叶うとは。
 どういうわけか今回から主役声優陣が軒並み変更され、ファンからは総スカンを食っている 模様。今まで声などほとんど無頓着だったが、実際声が変更されたものを聞いてみると、 違和感がありまくり。声は大事なんだと再認識。とりたてて新しい声優の能力に不満は無いが、 旧声優で続投して欲しかった。
 しかし、仮に従来の声優が続投していても間違いなく駄目作品かと思う。 声以上に酷過ぎなのがバトルシーンの『動画』。今までのアニメ版・聖闘士星矢にあった 疾走感、重量感、迫力が全く無い。近年のバトルアニメを見回してもありえないくらい。 マッハや光速で動ける超人達がふわふわ宇宙遊泳でもしているかのようにスロー再生で飛び回って 戦っている。グレイテストコーションもギャラクシアンエクスプロージョンも、画面効果が綺麗な だけで、まるで紙芝居を見ているよう。ペガサス流星拳が当たっても、ダメージ部位がモコモコ黒く なるだけとかヌル過ぎる。昔だったら体が物凄いプレッシャーを受けてヒット部位が屈曲していき、 打ち出された弾丸のように吹っ飛んでいき、壁や床を穿つように派手に倒れこんだものなのに。
 ストーリーに関しては昔のアニメ版や前作・ハーデス十二宮編のような見当違いな改変はなく、 ほぼ原作通りで良かった。主役達がやられまくりだった従来のアニメパターン路線をやめて、割と 主役達の活躍を強調するよう意識した作りになっていた。
 ただ、このレベルなら続編のエリシオン編を製作する価値はないんじゃないか。続編が出る度に ファンが悲嘆に暮れていくだけのような気がする・・・。
評価 執筆者 カンガルー【07/08/15掲載】


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