† アニメ 作品紹介 † |
---|
ジャンル | 登場キャラクタ :声優 | |
ファンタジー アドベンチャー |
千尋:柊瑠美 ハク:入野自由 青蛙:我修院達也 番台蛙:大泉洋 湯婆婆/銭婆:夏木マリ お父さん:内藤剛志 お母さん:沢口靖子 父役:上條恒彦 兄役:小野武彦 釜爺:菅原文太 |
|
原作 | ||
宮崎駿 | ||
脚本・監督 | ||
宮崎駿 |
ス ト | リ | |
主人公の荻野千尋は、わがままな10才の少女。両親の都合により都会から郊外へ引っ越す事になった
千尋は「帰りたい」「前の学校の方がいい」とご駄々をこねる。その内、千尋の父は無謀な運転で
不思議なトンネルを抜け、一家は不思議な町へ迷い込んむ。そこは人間が足を踏み入れてはならない
世界であった。 千尋達以外は誰もいない閑散とした町には多くの屋台があり、父と母は、そこの料理を食べ始める。 千尋は不思議な少年ハクに出会い、「ここへ来ては行けない。すぐ戻れ!」と叱責され、あわてて 両親の元に戻るが、そこにいたのは豚になった両親であった。 千尋達が迷い込んだ町は、日本に棲む八百万(やおよろず)の神々達が疲れを癒すためにやって来る 湯屋があった。湯屋は湯婆婆という魔女が支配し、魔女に見つかった人間は消えるか動物になるかしか ない。生き残るために、そして両親を元に戻すために、千尋は魔女と交渉し、「千」という名前で 湯屋で働き始めることになった・・・。 |
† アニメ 作品レビュー † |
---|
1 |
素直に面白かった。花の中手を引かれて走るシーンの花の美しさに感動。 冒頭で豚に変えられた両親ががめつく料理を食べるシーンをみて一週間肉が食えなくなった・・・。 ひよこの神様がかわいい。千尋が最後豚の中の両親がいない、と見破れたのは何故だろう。ハクの 正体が「琥珀川ね!」と言われてもしっくりこなかった。何故川?でもそのシーン、千尋と一緒に ボロボロ泣いてしまった。 | |||
評価 | B | 執筆者 | 飼い主【04/05/19掲載】 |
2 |
飽きさせる部分がなく、キャラも実に個性的。「顔なし」なんて、普通の人は思いつかない
でしょう。湯婆婆がカメハメ波を放つのは唖然とさせられましたが、一瞬とは言え宮崎駿が
ドラゴンボールをやるとは・・・。監督曰く、この作品のテーマは『生きる力』とのこと。
甘えん坊の少女に、世の中厳しいんだぞっと活を入れる話。主体性を発揮して事態の解決に
乗り出す千尋の成長振りが伺えます。 これを観て、子供の頃読んだ絵本「押入れの冒険」を思い出してしまいました。 『幼稚園の腕白坊主2人が、悪いことをしたために先生に怒られ、押入れに閉じ込められて しまう。2人は押入れから異世界に飛ばされ、そこでねずみ婆さんという老婆に命を 狙われる。危機を脱すると、押入れが開けられ、2人は先生に泣きつきながら謝る。 その後、何気ない日常が再開される。』とまあ、こんな内容だったかな。別にパクリと 言いたいのではなく、宮崎作品らしい童話っぽさがいい意味で現れています。 異世界に飛ばされた千尋本人しか分からない大冒険。童心に返って観れば、わくわく させられるシチュエーションです。 「ナウシカ」「ラピュタ」など、黄金期のジブリ作品に比べるとパワー不足の感が ありますが、久々に童話っぽい面白いジブリ作品に戻ってきたと思えました。ところで、 宮崎駿は昔のような冒険活劇はもうやってくれないのでしょうか?主人公のひたむきさ、 未知への不安、発見の喜びなど、わくわくさせる要素が年々パワーダウンしていって いるように感じるのですが・・・。 海外のアニメ部門でアカデミー賞を取ってしまいましたが、そこまでの作品かというと 少々疑問。海外はラピュタやナウシカのような名作をこそ評価して欲しいのですがね。 アメリカ人には、あの独特の世界観、和風ファンタジーが斬新で衝撃だったのかな? 一神教の欧米人は、八百万の神々がいる日本の世界観を、どう捉えたのでしょうか ・・・。 | |||
評価 | B | 執筆者 | カンガルー【04/06/21掲載】 |