大自然の魔獣 バギ


† アニメ画 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
SF
ファンタジー
バギ:島津冴子
イシガミリョウ:井上和彦
チコ:鈴木一輝
店長:キートン山田
叔母さん:片岡富枝
所長:富田耕生
サドー大佐:池田勝
村の女:榊原良子
リョウの母:池田昌子
セメン・ボンド:森功至
大統領:藤木譲
原作
手塚治虫
監督
手塚治虫




 チャリティー番組『愛は地球を救う』用に製作された長編アニメ第7弾。政府が遺伝子 組換え実験を正式に許可した1984年に製作。
 日本を遠く離れた異国モニカ共和国、そこで、一人の日本人ガンマンが村の少年チコを 案内人に魔獣退治に向かう。日本人ガンマンの名はリョウ、村人を襲い、惨殺して いった凶悪な魔獣の名バギ。
 バギを追う最中、チコにバギのことを問われたリョウは、バギとの出会いを回想していた。 15歳の時に日本で暴走族の一員だったリョウは、仲間と不思議な魔物に襲われた。猫に似た 二本足の獣で、仲間はみな昏倒させられてしまうが、リョウだけはなぜか危害を加えられずに 済む。自宅に逃げ帰ったリョウを部屋で待っていたのは、あの二足歩行の猫の化け物であった。 化け物がバギと名乗り、リョウは子供の頃愛玩していた不思議な猫を思い出した。リョウに バギは尋ねる。自分はどこから着た何者なのかを。興味を持ったリョウは、父親の言っていた バギを拾った場所にバギを連れて向かうのだが、そこで・・・。

cf.
第1回 1978年8月27日 『100万年地球の旅 バンダーブック』
第2回 1979年8月26日 『海底超特急 マリン・エクスプレス』
第3回 1980年8月31日 『フウムーン』
第4回 1981年8月23日 『ブレーメン4 地獄の中の天使達』
(以上、手塚治虫原作)

第5回 1982年8月22日 『アンドロメダ・ストーリーズ』
(原作 光瀬龍&竹宮惠子)

第6回 1983年8月21日 『タイムスリップ10000年 プライムローズ』
第7回 1984年8月19日 『大自然の魔獣 バギ』
第8回 1985年8月25日 『悪魔島のプリンス 三つ目がとおる』
第9回 1986年8月24日 『銀河探査2100年 ボーダープラネット』
(アニメ放送空白の年が続く)
第12回 1989年8月27日 『手塚治虫物語 ぼくは孫悟空』


† アニメ 作品レビュー †
 遺伝子組み換え実験で生み出された生物の悲哀が描かれたストーリー。そこそこ面白かった。  昔の作品だからということもあるが、遺伝子研究=悪みたいな語り口な点に違和感がある。 研究所の所長さん、ヨダレ垂らしながら銃を突きつけてきて、目がアブな過ぎ・・・。 研究員である主人公の母が凄い残忍なことを言ったり、自分の研究成果が失敗して恐ろしい ものを造ってしまうと簡単に研究継続を断念したり・・・。当初の研究で飢餓を救おうという 意図はいいことなのだし、研究は続けるべきだったんじゃないかと・・・。
評価 執筆者 カンガルー【05/05/03掲載】

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