† アニメ 作品紹介 † |
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ジャンル | 登場キャラクタ :声優 | |
SF アドベンチャー |
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子 しずか:野村道子 スネ夫:肝付兼太 ジャイアン:たてかべ和也 野比玉子(ママ):千々松幸子 野比のび助(パパ):加藤正之 バギー:三ツ矢雄二 ジャイアンのママ:青木和代 スネ夫のママ:鳳芳野 首相:大宮悌二 ポセイドン:富田耕生 |
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原作/脚本 | ||
藤子不二雄 | ||
監督 | ||
芝山努 |
ス ト | リ | |
漫画「大長編ドラえもん」シリーズ5作目の劇場版。 強過ぎる日差しに誰もが身悶えする夏休み。「海へ行きたい!」「山へ行きたい!」2つの 要望を同時に叶えてやろうとドラえもんは宣言する、「海で泳ぎながら、山へ登ろうじゃ ないか!!」と。 「テキオー灯」で水圧に耐えられる体になり、海底でも視界が利き、海中での呼吸が可能と なったドラえもん一行は楽しい海底ハイキングへ。しかし、ジャイアンとスネ夫は密かに別の目的を 持っていた。TVで放映されたバミューダトライアングル(フロリダ半島先端、プエルトリコ島、 バミューダ島を結ぶ三角地帯)に沈んだ宝の船の謎を解き明かしたい。ドラえもんはまんまと 出し抜かれ、ジャイアンとスネ夫の2人はバギーを持ち出し、朝早く大西洋に向かう。 ドラえもんは大パニック。「テキオー灯の効果はあと1時間で切れるのにっ!」残された ドラえもん、しずか、のび太の3人は、無駄と知りつつタケコプターで後を追う。 その頃、スネオとジャイアンは、体の異変を感じ始めていた。しゃべるバギーから、テキオー灯の 効き目の持続時間を聞かされ、ようやく事の重大性を認識した2人は震え上がる。視界が 暗くなり、息が苦しくなり、水圧が体をどんどん蝕んでいく。もはや死を覚悟した2人に、 ドラえもんの救いの手は間に合うのか・・・!? |
† アニメ 作品レビュー † |
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1 |
80年代の名作お勧めドラ映画の1つ。ファミコンのゲームもはまった。 藤子不二夫は海底を舞台にした冒険は好きなんだろうか。この劇場版だけでなく、 単行本の何巻かの本編にも海底に行く話しはあったような気がする。子供心に、 未知の世界への誘(いざな)いに胸躍らされる。正直、ハリウッド映画などよりも 断然に出来が良い。海底を舞台にした活劇など、映画史に今ですら無いのでは? (潜水や潜水艦の話ならあるが)。海底の冒険を楽しむための様々な道具の アイディアは面白いし、海底人の存在、鬼岩城のポセイドンなど、次々と 自然な流れで空想の世界を広げていく。これで子供(大人もだが)が楽しく 思えないわけがない。 ラストのバギーちゃんがまたいい。 バミューダトライアングルについては、今はもう謎が解明されちゃってる。 別名サルガッソー・シー(藻の海)と呼ばれ、この三角地帯に迷い込んだ船舶は スクリューに藻が絡まることで動けなくなることがある。元々降雨が乏しいので、 船員はたちまち乾き苦しむ。エンジンで動く船が多い現代では、時代錯誤な話だ。 まだバミューダトライアングルがミステリーゾーンとして認知されていた頃に 生まれた映画なんだと、しみじみ感じさせてくれたりもする。 ちなみに、私が生まれて始めて映画館で観た映画は本作だ。 | |||
評価 | A | 執筆者 | カンガルー【05/02/16掲載】 |