ドラえもん のび太の恐竜
上映時間:93分


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
SF

アドベンチャー
ドラえもん:大山のぶ代
のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子
スネ夫:肝付兼太
ジャイアン:たてかべ和也
野比玉子(ママ):千々松幸子
野比のび助(パパ):加藤正之
ピー助:横沢啓子
ジャイアンの:ママ青木和代
タイムパトロール隊員:井上和彦
黒い男:加藤精三
原作/脚本
藤子不二雄
監督
芝山努




 漫画「大長編ドラえもん」シリーズの、記念すべき1作目の劇場版。
 スネオに恐竜の爪の化石を自慢され、しずかとジャイアンにしか見せてくれず、 悔しさに身悶えするのび太。軽はずみにも、自分も恐竜の化石を発見してやると 皆の前で宣言する。
 地面を掘っていた際に、偶然恐竜の卵の化石を発見したのび太は、タイム風呂敷で すっかり石化してしまっていた卵を復元し、温めてフタバスズキリュウの赤ちゃん 「ピースケ」を誕生させた。ピースケに愛情をたっぷり注いで可愛がるのび太。 しかし、世間の目から隠しながら育てていく内に、予想以上にピースケは巨大化 する。餌や匿う場所の確保など、現実的に飼い続けることに無理が生じ始める。 やむを得ず、ピースケの生まれ故郷である白亜紀の世界に戻すことを決意した。
 しかし、謎の黒い覆面の男がピースケを狙う。タイムマシンで過去に遡ろうと するのび太とドラえもんを、覆面の男の光線銃が襲撃してきた・・・。


† アニメ 作品レビュー †
 一作目からレベルの高いドラ映画。
 のび太とピースケの関係は、子供がペットを飼うことに通じるものがある。そして、 ペットとは別れがあり、愛情が深いほど判れるのが辛く悲しい。そんな子供心の 描写が上手い。中盤以降の、覆面男達の出現も、話をヒートアップさせてくれる。 ラストにタイムパトロールが出てきて解決になってしまうパターンはこの作品から なのを思い出した。
 古いアニメのため少々画がショボいが、見て損にはならない出来。道具をもっと 工夫して使うことで、現代に簡単に帰れただろうという突っ込みも幾つか入れられる 余地はある(壊れたタイムマシンは、タイム風呂敷で戻せた。壊れていなかった 時間移動機能を使って現代に戻り、現代の地図情報の入ったどこでもドアで日本に 帰れた。など...)ようだが、感動できる内容だしあまり気にならなかった。
評価 執筆者 カンガルー【05/02/17掲載】


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