† アニメ 作品紹介 † |
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ジャンル | 登場キャラクタ :声優 | |
SF アドベンチャー |
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子 しずか:野村道子 スネ夫:肝付兼太 ジャイアン:たてかべ和也 野比玉子(ママ):千々松幸子 野比のび助(パパ):加藤正之 先生:田中亮一 ジャイアンの母:青木和代 ドラミ:横沢啓子 満月博士:中村正 美夜子:小山茉美 出来杉:白川澄子 メデューサ:上田敏也 悪魔隊長:仁内達之 使い魔:千葉繁 大魔王デマオン:若山弦蔵 |
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原作/脚本 | ||
藤子不二雄 | ||
監督 | ||
芝山努 |
ス ト | リ | |
漫画「大長編ドラえもん」シリーズ6作目の劇場版。 「もしも魔法が使えたら・・・。」ドラえもんの道具「もしもボックス」で、 魔法が使える世界にしたのび太。しかし、苦労せず何でも出来ると思われた 魔法世界でも彼は魔法の下手な落ちこぼれ。周囲の嘲笑に身悶えするのび太だが、 「元の世界にはいつでも戻れる。せめて簡単な魔法だけでも使えるようになりたい。」 と奮起し、魔法の練習に励む。 ある日、のび太、ドラえもん、しずかは、満月博士とその娘・美夜子に出合う。 その頃、魔法世界は「魔界」と呼ばれる悪魔達の住む天体が接近し、その影響で 地震、台風などの異常が頻発していた。いち早くその危機を察知した満月博士は、 魔界接近説を提唱するが、誰も耳を傾けてくれない。博士の邸宅でそんな話を 聞いた3人は、その夜、妙な胸騒ぎを覚えていた。翌日、3人が博士の邸宅を 訪れたが、博士と美夜子どころか、邸宅も無くなってしまっていた。残されたのは、 一匹の白い猫。驚愕する3人。 不安を更に募らせるが、何も出来ることはない。その夜、今度は博士の邸宅 跡に残されていた白い猫がのび太の寝床で騒ぎ始める。部屋に差し込む月明かり、 白い猫が変化を起こし始めた・・・。 |
† アニメ 作品レビュー † |
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1 |
お勧めドラ映画の1つ。ドラえもんの21世紀の道具で何でもありという設定から、
SF的な面白さを十二分に引き出している藤子不二夫に脱帽。ドラえもんの世界観らしからぬ
不穏な空気もさることながら、ワクワクさせられることが次々と起こる。魔法の絨毯に
免許がいたり、学校に魔法の授業があったり、魔法社会の世界観がしっかりしていて楽しい。
魔界に入ってからも緊張感が持続され、笑いあり、意外な展開あり、絶望あり、なんちゃって
ラストありと、あふれる原作者のアイディアがこれでもかと詰まっている。原作漫画の
良さを更に強化したアニメ化スタッフも優秀。 何といっても秀逸なのが、冒頭で石化したドラえもんとのび太が落ちていることだろう。 子供の頃、初見の際は「何だこりゃ?」ですぐ記憶の隅に追いやられたが、後になって ここが伏線となっていたことに非常に驚かされた。バック・トゥ・ザ・フューチャー2に 似た演出があるが、無論、魔界大冒険の方が製作年は古い。 | |||
評価 | A | 執筆者 | カンガルー【05/02/16掲載】 |