超時空世紀オーガス02


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
SF
ロボット
リーン:太田真一郎
ナタルマ:中村尚子
トリア:山崎和佳奈
マニング:山寺宏一
ケラチ:秋元羊介
ミラン:榊原良子
ペリオン:塩屋浩三
大尉:掘之紀
ザンテ:藤本譲
原作
高山文彦
監督
高山文彦




 前作から200年後のとある異世界。その世界では200年前辺りから突如、異世界の ロボット兵器が地中や海中から発掘されるようになった。この人型兵器は「アーマー」 という呼称で呼ばれ、戦争兵器として用いられるようになり、各国はこぞってこの アーマーの発掘に努めた。長い戦乱の末、世界はリヴリア王国とザーフレン王国の 2大強国の傘下に分割されるようになった...。
 工場の親方と共にアーマーの発掘の仕事を請け負う主人公・少年リーンは、 近衛奇兵隊のマニング中尉の依頼で緊急にアーマーをリヴリア本国に持ち帰ることに なる。しかし、運悪く帰途の途上でザーフレンのアーマーが襲来。リーンはマニングの 命令で修理したばかりのアーマーで出撃するが...。


† アニメ 作品レビュー †
 初代「超時空世紀オーガス」とはかなり趣の異なる世界観。テレビ版にあった 世界の混乱はほぼ修復されたが、未だに混乱が残る一世界の話。
 終盤近くまで前作の繋がりが全く見られないので、いったいどこが「超時空世紀 オーガス」の続編なんだ?と誰もが首を捻るでしょう。しかし最終話1つ前の 第5話で前作の登場人物が登場し、種明かしをしてしっかり続き物であることは 分かるでしょう。
 前作は世界や自分の謎を解明するために多くの中間達と共に和気あいあいと 旅をするドラマであったのに対し、本作はかなりシリアス。修理工で 平民出の主人公がお世話になった人の残した工場の借金返済のために皇族 直属の近衛兵の抜擢に応じ、危険な敵国潜入任務を与えられる。それをきっかけに 悲惨な戦争に巻き込まれていく。派手な戦闘シーンは少な目、主人公も前作の ようなお調子者のスーパーヒーローじゃないので格好良さや痛快さは控え目 、話の壮大さも前作には遥かに及ばないのですが、ドラマ性という点では なかなか優れています。待ち受けている親切な人との出会いや無残な戦場の 落差。それに王室の陰謀や権力闘争も絡んできて、ストーリー的には退屈させません。
評価 執筆者 カンガルー【04/06/05掲載】


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