超人ロック ロードレオン


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
SF ロック:飛田展男
ロードレオン:池田秀一
フローラ:堀江美都子
グレート・ジョーグ:納谷悟郎
キャリアン:堀内賢雄
ドク:藤本譲
原作
聖悠紀
監督
石黒昇




 宇宙海賊であり、強大な力を誇るエスパーでもあるロード・レオン。彼はなぜか、アストリス・ コンツェルンの関連施設ばかりを襲撃する。しかし、アストリス・コンツェルンはなぜか被害 届けを連邦に出さない。不審をいだいた連邦のキャリアンは、超人ロックに内偵を依頼。
 一方、アストリス・コンツェルンの会長グレート・ジョーグは孫息子ツェン・リーを惨殺され、 報復のために自ら戦艦「ウルフ1」を駆り出して出撃。しかし、レオンの実力に歯が立たず、 逆に1対1に持ち込まれてしまう。しかしロックがレオンの行動を阻止し、グレート・ジョーグは 命からがら逃げ出すことが出来る。
 その後、ロックはレオンの妹、盲目のフローラを訪れ、彼がジョーグに異常なまでの憎悪を 抱く理由を尋ねる。それは12年前、とある鉱山所有の権利を無理矢理父親から奪ったジョーグの 悪行の秘話であった。ジョーグは権利書が手に入るや否やレオンの父を射殺、レオンの手足を奪い、 フローラを失明させてしまったのだ。レオンの行動の動機が復讐のためだと突き止めたロックは、 レオンの暴挙を阻止するために旅立つが・・・。


† アニメ 作品レビュー †
 これは原作の方が上だったかな・・・。原作の残酷描写が多少控え目になっている。 原作ではグレート・ジョーグは終盤心臓麻痺で勝手に死んでしまい、怒りのぶつける 相手のいなくなってしまったレオンが狂って暴走するという展開になるのだが、この OVAではジョーグは死なない。割と綺麗な終わり方に改変されてしまった。まあ、 これは悪いとは言わないが、オリジナルのエスパー達はいらなかった。ロックVS レオンの対決に実力も省みずしゃしゃり出てきて邪魔だったと言う他ない。あと、 原作では連邦長官はヤマキだったが、名前がキャリアンに改変。なぜ・・・?
 OVAはOVAで、ロード・レオンの徐々に狂っていく様が上手く表現されている。 一種の悲劇の物語なのだが、わざと義手に毒を仕込むドクのエピソードが味わい深い。 随所の2人の対決もなかなか良かった。
評価 執筆者 カンガルー【04/08/07掲載】


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